デジタル大辞泉
「しこしこ」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
しこ‐しこ
〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① ぬかるんでいるさまを表わす語。
※
日葡辞書(1603‐04)「Xicoxico
(シコシコ)〈訳〉
副詞。場所がぬかるみであるさま、足がぬかるみにはまっているさま」
② むやみにするさま、ためらわずやたらに行なうさまを表わす語。
③ 弾力があって、噛(か)むと歯ごたえのあるさまを表わす語。
※てんやわんや(1949)〈
獅子文六〉
桃源にて「竹棒のまま、横啣へにしてみると、シコシコした触りのうちに、なんともいへぬ、香ばしい味があった」
④ 持続的に、じみな活動をするさまを表わす語。
※にんげん動物園(1981)〈
中島梓〉九七「毎日シコシコと編んでいる」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報