しこしこ(読み)シコシコ

デジタル大辞泉 「しこしこ」の意味・読み・例文・類語

しこ‐しこ

[副](スル)
食べ物をかんだときの、弾力に富んで、歯ごたえがあるさま。「しこしこ(と)した歯触り
持続的に地味な活動をするさま。「今でも小人数読書会しこしこ(と)続けている」
[類語]ぷりぷりこりこりぷるんぷるぷるぷよぷよふかふかふわふわふわっとふわりふんわりふっくらふくふくぷくぷくぷにぷにふにゃふにゃなえなえへろへろへたへたよれよれしなしななよなよなよやかぐにゃぐにゃへなへなぶよぶよくにゃくにゃぐにゃっとくにゃっとくなくなぐにゃりぐんにゃりぐんなりしなやかしんなり

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精選版 日本国語大辞典 「しこしこ」の意味・読み・例文・類語

しこ‐しこ

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① ぬかるんでいるさまを表わす語。
日葡辞書(1603‐04)「Xicoxico(シコシコ)〈訳〉副詞。場所がぬかるみであるさま、足がぬかるみにはまっているさま」
② むやみにするさま、ためらわずやたらに行なうさまを表わす語。
太閤記(1625)一五「橘左近帰し合せ、大敵をしこしこうち候し」
③ 弾力があって、噛(か)むと歯ごたえのあるさまを表わす語。
※てんやわんや(1949)〈獅子文六桃源にて「竹棒のまま、横啣へにしてみると、シコシコした触りのうちに、なんともいへぬ、香ばしい味があった」
④ 持続的に、じみな活動をするさまを表わす語。
※にんげん動物園(1981)〈中島梓〉九七「毎日シコシコと編んでいる」

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