「化合物」の検索結果

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挿入反応 ソウニュウハンノウ insertion reaction

化学辞典 第2版
化学結合A-Bに別な分子,または原子団Xが挿入して,新しい化合物を生じる反応.A-B + X → A-X-B有機化合物における炭素-水素結合や炭素-炭素結合へ…

トリハロメタン

百科事典マイペディア
浄水場で消毒・殺菌に用いる塩素がフミン質などの有機物質と化合して生成される有機塩素化合物の一部。クロロホルム,ブロモジクロロメタン,ジブロ…

プラズマ‐じゅうごう〔‐ヂユウガフ〕【プラズマ重合】

デジタル大辞泉
グロー放電などでプラズマ化したガスによって進める重合。通常、重合しにくい有機化合物、有機金属化合物などでも重合反応が生じる。薄膜形成などに…

りゅうか‐ぎん(リウクヮ‥)【硫化銀】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 硫黄と銀の化合物。化学式 Ag2S 黒い粉末または灰黒色の結晶。銀器の表面が空気中の硫黄や硫黄化合物に触れると硫化銀を生じ暗黒色になる…

クライゼン-シュミット縮合 クライゼンシュミットシュクゴウ Claisen-Schmidt condensation

化学辞典 第2版
クライゼン縮合ともいう.芳香族アルデヒドと脂肪族カルボニル化合物との交差アルドール型縮合をいう.α,β-不飽和カルボニル化合物が得られるのが普…

光学異性 コウガクイセイ optical isomerism

化学辞典 第2版
通常の化学的性質が同じで,旋光性のみを異にする異性.立体異性の一つ.一般に旋光性の物質には,たとえば乳酸のように,右旋性のD-体と左旋性のL-…

定比例の法則 (ていひれいのほうそく) law of definite proportions

改訂新版 世界大百科事典
一つの化合物に含まれる成分元素の質量の比はつねに一定であるという法則で,1799年J.L.プルーストにより見いだされた。この法則が成り立つのは,原…

レッペ反応【レッペはんのう】

百科事典マイペディア
1930年ころからレッペらによって研究開発されたアセチレンを原料とする一連の合成反応。各種触媒を用い,加圧下でアセチレンに水,アルコール,フェ…

電荷捕そく剤 デンカホソクザイ charge scavenger

化学辞典 第2版
たとえば,放射線化学において,正または負イオンあるいは電子のような電荷をもった反応中間体が反応にどのように寄与しているかを調べる目的で,反…

アンチモン化物 アンチモンカブツ antimonide

化学辞典 第2版
アンチモンとより陽性の強い金属との間の化合物.結合はいくらかイオン性を帯びており,通常の金属間化合物より強い.アンチモンと相手の金属を計算…

エピマー

栄養・生化学辞典
 複数の不斉炭素原子のある化合物で,ある一つの炭素についてだけの一対の光学異性体で,他についてはまったく同じである化合物同士.

ちっそどうか‐さよう〔チツソドウクワ‐〕【窒素同化作用】

デジタル大辞泉
生物が外界から遊離窒素や無機窒素化合物をとり入れて、体内で生体に必要なたんぱく質などの有機窒素化合物をつくる作用。窒素同化。

ヘンデカ ヘンデカ hendeca

化学辞典 第2版
ギリシア語に由来する数詞11を表す接頭語.無機化合物の命名に用いられる.有機化合物に対しては,ラテン語に由来するウンデカを使う.

ビニル基【ビニルき】

百科事典マイペディア
原子団H2C=CH−をいう。ビニル基をもつ化合物には塩化ビニル,酢酸ビニル,スチレン,アクリル酸など高分子化合物の合成原料として重要なものが多い…

付加反応 ふかはんのう addition reaction

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
単に付加ともいう。同種または異種化合物が結合して別種の化合物になる反応。有機化学では などの不飽和結合に,水素,ハロゲン,ハロゲン化水素,…

アジ化物 あじかぶつ azide

日本大百科全書(ニッポニカ)
アジド基N3をもつ有機化合物RN3。アジドともいう。Rとしてアルキル基CnH2n+1-(略号はR')、アシル基R'CO-、スルホニル基R'SO2-などがある。ハロゲン…

同族列 どうぞくれつ homologous series

日本大百科全書(ニッポニカ)
有機化合物で、骨格の構造やもっている官能基は同じであるが、その側鎖部分の組成が互いにCH2ずつ違っている一群の化合物をいう。たとえば、一連のア…

イミド酸 イミドサン imidic acid

化学辞典 第2版
酸アミドRCONH2の互変異性体に相当する化合物.この化合物自身は知られていないが,たとえば,次の構造式をもつイミノエーテルなどの誘導体は知られ…

ヒドロキシ基 ヒドロキシキ hydroxy group

化学辞典 第2版
水酸基ともいう.化合物に含まれる-OH置換基のこと.なお,化合物中の-OH置換基の存在を示す接頭辞は,ヒドロキシ(hydroxy)という.[別用語参照]ヒド…

シアノコバラミン

栄養・生化学辞典
 ビタミンB12の活性をもつ化合物の一つ.このビタミンの構造が決定されたときに,生体からこのビタミンを抽出する際,シアン化合物が加えられたため…

ジアゼピン‐かん〔‐クワン〕【ジアゼピン環】

デジタル大辞泉
《diazepine group》窒素原子を2つ含むヘテロ不飽和七員環化合物(7個の原子が環状に結合した、不飽和結合をもつ複素環式化合物)の総称。化学式C5H6…

ホスホリル ホスホリル phosphoryl

化学辞典 第2版
【Ⅰ】基のことをいう.【Ⅱ】無機化学では,基を含む化合物を一般にホスホリル化合物という.たとえば,PONは窒化ホスホリル,O=PCl3は塩化ホスホリル…

はつがん‐ぶっしつ【発×癌物質】

デジタル大辞泉
癌を発生させる物質。動物実験で比較的短期に高率に発生させることのわかった化学物質。ベンツピレンなどの芳香族炭化水素やアゾ化合物・クロム化合…

両性酸化物【りょうせいさんかぶつ】

百科事典マイペディア
酸に対しては塩基として働き,塩基に対しては酸として働く酸化物。塩基性酸化物,酸性酸化物に対する語。アルミニウム,スズ,鉛,ヒ素,アンチモン…

かせい‐せい【加成性】

デジタル大辞泉
混合物や化合物のある性質を示す量が、それらを構成する成分の量の和に等しくなる性質。混合物の質量は成分の質量の和に等しく、また化合物の分子量…

マンニッヒ反応 マンニッヒハンノウ Mannich reaction

化学辞典 第2版
C. Mannich(1912年)により報告された,活性メチレンをアミノメチル化する反応.活性メチレンを含むカルボニル化合物に第二級アミンとホルムアルデヒ…

カートネーション かーとねーしょん catenation

日本大百科全書(ニッポニカ)
同じ元素の原子どうしの間で結合する現象をいう。このような結合のできる性質は、炭素でとくに著しくみられ、鎖式化合物(脂肪族化合物)や環式化合…

競争反応 きょうそうはんのう competitive reaction

日本大百科全書(ニッポニカ)
ある試剤に対する各種の化合物間の反応性を比較するために、2種またはそれ以上の種類の化合物の混合物をある試剤と反応させる方法。これらの化合物が…

けいそ 珪素・硅素

小学館 和伊中辞典 2版
〘化〙sili̱cio(男);(元素記号)Si ◎珪素化合物 珪素化合物 けいそかごうぶつ siliciuro(男)

窒化物 チッカブツ nitride

化学辞典 第2版
窒素が陰性成分として結合した化合物.広義には三窒化物(trinitride(1-)(別名,アジ化物)を含める.共有結合性化合物,イオン結合性化合物,侵入型…

タール tar

改訂新版 世界大百科事典
有機化合物を熱分解したときに得られる黒褐色の粘稠な液体をいう。石炭を乾留したときのコールタール,木材を乾留したときの木タールなどはその例で…

付加【ふか】

百科事典マイペディア
有機化合物の二重結合,三重結合などの不飽和結合に,水素,ハロゲン,ハロゲン化水素,水など他の分子が結合する反応をいう。 CH2=CH2+H2→CH3−CH…

有機伝導物質 ゆうきでんどうぶっしつ organic conductor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
高い電気伝導度を示す有機化合物の総称。 1950年以降,有機多環芳香族化合物の分子性結晶の電気伝導度の測定結果から,有機化合物の導電性の発現には…

水素化物 すいそかぶつ hydride

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
広義には水素と他の元素との二元化合物を,狭義には水素より陽性な元素との化合物をさし,陰性元素との化合物 (塩化水素 HCl ,水 H2O など) は含ま…

げんそ‐ぶんせき【元素分析】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 化合物を分解し、構成元素の量を決めること。有機化合物では主として水素、炭素、窒素の占める割合を測定するのが一般的である。〔稿本化…

極性溶媒 きょくせいようばい polar solvent

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
誘電率の大きい液体が溶媒として働くとき,これを極性溶媒という。双極子モーメントの大きな分子から成る液体は一般に極性溶媒となる。極性溶媒は電…

ヒューム-ロザリーの規則 ヒュームロザリーノキソク Hume-Rothery's rule

化学辞典 第2版
化学組成において,互いに関係のない一群の金属間化合物が,結晶構造上きわめてよく似ている場合には,原子価数と原子数との比はどの化合物でも同一…

倍数比例の法則【ばいすうひれいのほうそく】

百科事典マイペディア
二つの元素が化合して2種以上の化合物ができるとき,一方の元素の一定量と化合する他の元素の質量の比は簡単な整数比になるという法則。1803年ドル…

光化学反応 こうかがくはんのう photochemical reactions

日本大百科全書(ニッポニカ)
可視光および紫外線照射により引き起こされる化学反応の総称。光の吸収により分子内の電子がエネルギーの高い状態に励起されておこる化学反応を意味…

たんかんし【単環式化合物】

改訂新版 世界大百科事典

物質代謝 ブッシツタイシャ metabolism

化学辞典 第2版
新陳代謝,代謝,物質交代などともいう.生体と外界との間には絶えず物質の出入りがあり,生体に取り込まれた物質は多種多様の化学変化を経たのち,…

ゆうき‐がんりょう〔イウキガンレウ〕【有機顔料】

デジタル大辞泉
有機化合物からなる色素を主体とする顔料。色素そのものが水に不溶であるフタロシアニン、金属とのキレート化合物をつくって不溶となるレーキ顔料な…

超酸化物 チョウサンカブツ hyperoxides, superoxides

化学辞典 第2版
金属と O2- とのイオン結合性化合物.IUPACの体系名は,二酸化物(1-)(dioxides).スーパー酸化物ともいわれる.アルカリ金属やアルカリ土類金属の…

好気性細菌 こうきせいさいきん aerobic bacteria

日本大百科全書(ニッポニカ)
酸素の存在下で正常な生活を営むことのできる細菌をいい、嫌気性細菌の対語。酸素がなければ絶対に生育しない細菌を偏性(絶対的)好気性細菌といい…

はっしょく‐だん【発色団】

デジタル大辞泉
化合物、特に有機化合物が色をもつために必要とされる原子団。アゾ基・ニトロ基・カルボニル基など。これに助色団が加わって発色すると考えられてい…

ふほうわ‐けつごう(フハウワケツガフ)【不飽和結合】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 鎖状炭素化合物の炭素原子間にある二重結合、または三重結合。化合物の分子が分解することなしに、さらに別の原子または分子が結合できる…

オクテット理論【octet theory,octet rule】

法則の辞典
典型元素の最外殻の価電子は希ガス構造(つまり8個,オクテット)となったときに安定な化合物をつくりやすい.これはもともとコッセルの原子価理論*…

縮合【しゅくごう】

百科事典マイペディア
同種または異種の2個以上の化合物から水などの簡単な分子がとれて別の化合物を生じる反応。カルボン酸とアルコールからエステルのできる反応はその…

ジアミン diamine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
分子内に2個のアミノ基をもつ化合物。アミノ基の水素がアルキル基やアリール基で置換された化合物も含めてジアミンということもある。ジアミンはニッ…

主鎖 シュサ main chain

化学辞典 第2版
【Ⅰ】高分子化合物の構造の骨格をなす分子鎖のこと.その骨格は,炭素原子間の結合によるものが多いが,炭素原子のかわりに酸素原子,窒素原子,硫黄…

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