ジアスターゼ diastase
- 改訂新版 世界大百科事典
- デンプンを分解する酵素に用いられた名称で,1833年に,フランスのパヤンAnselm Payen(1795-1871)とペルソJean François Persoz(1805-68)によっ…
z項【z term】
- 法則の辞典
- 別名を木村項ともいう.緯度変化の中で,極運動によらない世界共通に変化する成分である.木村栄(当時水沢緯度観測所長)によって1902年に指摘され…
ブリキ tin plate
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- スズをメッキした鋼板。低炭素の軟鋼板にスズを薄く被覆して腐食を防いだもので,表面が美しく,耐食性にすぐれ,ハンダがよくつき,毒性がないので…
ギラン=バレー症候群 ギラン=バレーしょうこうぐん Guillain Barré syndrome
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 1916年,フランスの神経科医 G.ギランと J.A.バレーが記載した多発性神経炎。無熱筋痛,運動減弱,腱反射消失などの症状があり,脳脊髄液中の蛋白質…
ケイ石煉瓦 ケイせきれんが silica brick
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ケイ石質耐煉瓦 quartzite firebrickともいう。 SK32~35 (1730~1770℃) の耐火度を有する酸性耐火煉瓦。ケイ石を主成分とし,一度高温で焼き,急冷…
カーマイン かーまいん carmine
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- サボテン科植物に寄生するエンジムシの雌虫を乾燥して得られる紅色染料。コチニールともいう。 主成分はアントラキノン誘導体であるカルミン酸。絹…
カロテノイド【carotenoid】
- 漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典
- 天然に存在する色素で、主に野菜や果実などに含まれる黄色・橙色・赤色の色素成分の総称。特に、緑黄色野菜に多く含まれるが、赤色色素であるアスタ…
ロイヤルゼリー royal jelly; bee milk
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 若い職蜂 (働きばち) の唾液腺が変化した哺育腺から分泌する淡黄色のバター様物質。芳香があり,「ミツバチの乳」または「王乳」といわれる。王台に…
カスミ(霞)石【かすみいし】
- 百科事典マイペディア
- ケイ酸塩鉱物の一つ。カリ,アルミニウムの鉱石。主成分は(Na,K)AlSiO4。六方晶系。六角または十二角柱状結晶,緻密(ちみつ)塊状の産状が多い。硬…
ハラール‐にんしょう【ハラール認証】
- デジタル大辞泉
- 商品やサービスがイスラム教の戒律を満たしていることを認定するもの。各国・地域にある認証機関が審査・発行し、認定を受けた商品には認証マークが…
きょくしょ‐さんそほうわど〔‐サンソハウワド〕【局所酸素飽和度】
- デジタル大辞泉
- 血液中のヘモグロビンのうち、酸素が結合したオキシヘモグロビンの比率。酸素を運搬できる最大限の状態に対し、実際に運搬している割合を表す。パル…
はんぱつ‐けいすう【反発係数】
- デジタル大辞泉
- 二つの物体が衝突するときの、衝突前と衝突後の相対速度の比。斜めに衝突する場合は、接触点の法線方向の速度成分をとる。例として、一方が静止した…
サボンソウ
- 百科事典マイペディア
- シャボンソウとも。ヨーロッパ,西アジア原産のナデシコ科の多年草。茎の基部は地をはい,上部は直立し,高さ40〜80cm,無柄で披針形の葉を対生。5…
チューブリン
- 百科事典マイペディア
- 微小管の主要構成成分をなすタンパク質。分子量それぞれ約5.5万のαおよびβサブユニットからなり,ふつう二量体として単離される。分子内にグアニンヌ…
あか‐ね【×茜】
- デジタル大辞泉
- 《「赤根」の意》1 アカネ科の蔓性つるせいの多年草。本州以南の山野に多い。茎は四角柱でとげがある。葉は心臓形で先がとがり、4枚ずつ輪生するよ…
エクスタシー(ecstasy)
- デジタル大辞泉
- 1 快感が最高潮に達して無我夢中の状態になること。恍惚こうこつ。忘我。2 宗教的儀礼などの際に体験される神秘的な心境。しばしば幻想・予言、仮…
ヘリオトロープ
- 百科事典マイペディア
- キダチルリソウとも。ペルー原産のムラサキ科の小低木。高さ50〜70cmになり,葉の裏面には毛があって,白っぽい。花は枝先に集まり芳香が強い。花冠…
ベンズアルデヒド
- 百科事典マイペディア
- 最も簡単な芳香族アルデヒドC6H5CHO。強い芳香を有する無色の液体。融点−56.5℃,沸点178℃。空気中で次第に酸化されて安息香酸になる。セッケンなどの…
液化天然ガス エキカテンネンガス liquefied natural gas
- 化学辞典 第2版
- 略称LNGまたはLMG(liquefied methane gas).メタンを主成分とする天然ガスを加圧冷却して液化したもの.近年,天然ガスの海上輸送法として,液化して…
テレビン油 テレビンユ turpentine oil
- 化学辞典 第2版
- 松やにを水蒸気蒸留すると得られる揮発性油.なお,この蒸留の際の残留物として固形のコロホニウム(ロジン)が得られる.日本工業規格では,0.860~0.…
なたね油 ナタネアブラ rapeseed oil
- 化学辞典 第2版
- アブラナ(ナタネ)Brassica compestris L.の種子から採取する半乾性油.主成分はエルカ酸,オレイン酸,リノール酸,その他の脂肪酸のグリセリドで,…
熱可塑化木材 ネツカソカモクザイ thermoplasticized wood
- 化学辞典 第2版
- 木材の主成分であるセルロース,ヘミセルロース,リグニン中のヒドロキシ基に,多様な置換基をエーテル化あるいはエステル化で導入することによって…
シアル シアル sial
- 化学辞典 第2版
- 大陸地殻(深さ約30 km)の大部分を構成すると考えられる物質で,SiとAlを主成分とするという考えから,この用語がつくられた.花こう岩や花こうせん緑…
食品 しょくひん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 人が食べるために直接使用できる、食用可能な状態のものをいう。食品を調理や加工などして、食べられるようにしたものの総称が食物である。また、食…
なつみかん【夏ミカン】
- 食の医学館
- 《栄養と働き&調理のポイント》 柑橘類(かんきつるい)ではもっとも果実の大きいグループに属し、ザボンやハッサク、伊予カンの仲間です。江戸時代…
デリス でりす derris [学] Paraderris elliptica (Wall.) Adema Derris elliptica Bentham
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- マメ科(APG分類:マメ科)のつる性低木で、一見フジに似ている。ミャンマー(ビルマ)、タイ、ベトナム、マレー半島、インドネシア、ニューギニア島…
爆発限界 バクハツゲンカイ explosion limit
- 化学辞典 第2版
- 爆発範囲,燃焼限界,燃焼範囲ともいう.気相での爆発は,可燃性ガスと不燃性ガスのある範囲の混合組成の場合のみ起こる.可燃性ガスの濃度が低すぎ…
ウロン酸 (ウロンさん) uronic acid
- 改訂新版 世界大百科事典
- 糖酸の一種。アルデヒド基を有する単糖類,すなわちアルドースの末端第一級アルコール性炭素が酸化されてカルボン酸になったヒドロキシアルデヒド酸…
結合組織 (けつごうそしき) connective tissue
- 改訂新版 世界大百科事典
- 結合織,結締組織ともいう。狭義には,各器官の間,各組織の間,たとえば上皮組織と筋組織の間など体のあらゆる部分の間を埋め,結合作用を営む組織…
アシタバ
- 食の医学館
- 《栄養と働き》 アシタバは日本原産の多年草で、伊豆地方や房総半島の海岸に自生しているセリ科の植物です。若葉をつんでもその翌日には新しい葉が…
アナゴ
- 食の医学館
- 《栄養と働き&調理のポイント》 腹びれがなく腹部が白いのがアナゴの特徴で、白身魚に分類されます。ウナギやハモと近縁になります。 ○栄養成分と…
サザエ
- 食の医学館
- 《栄養と働き&調理のポイント》 円錐状(えんすいじょう)の貝殻(かいがら)表面に管状のトゲがあるサザエ。このトゲは荒い海に生息すると大きく、静…
レモン
- 食の医学館
- 《栄養と働き&調理のポイント》 ヒマラヤ西部を原産地とするレモンは、柑橘類(かんきつるい)のなかではトップのビタミンC含有量を誇ります。 …
ウラシル うらしる uracil
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 広く生物界に存在するピリミジン塩基の誘導体で、リボ核酸(RNA)中に含まれている。無色の針状晶で、分子量は112。尿素とリンゴ酸とを発煙硫酸によ…
オーロラ鉱 おーろらこう aurorite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 二酸化マンガンの鉱物。1967年アメリカのネバダ州オーロラAurora鉱山から発見された。原記載では分析値として最高7.5重量%に及ぶAg2O(酸化銀の成分…
エチレン・プロピレンゴム えちれんぷろぴれんごむ ethylene-propylene rubber
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- エチレンとプロピレン(6対4~7対3)をツィーグラー(チーグラー)系触媒で共重合した非晶性高分子。ASTM(アメリカ材料試験協会)の規格による略称…
心臓障害を起こす植物毒 しんぞうしょうがいをおこすしょくぶつどく Plant toxins to cause heart disorder (食中毒)
- 六訂版 家庭医学大全科
- ①ジギタリス 強心および利尿薬として有名なゴマノハグサ科の植物で、葉は毒性も強く、量をとりすぎると嘔吐、下痢を伴う中毒を引き起こします。かつ…
クローブ
- 食の医学館
- 釘(くぎ)のようなその形状から、日本名は「丁香(ちょうこう)」(チョウジの花のつぼみ)。 クローブに関するもっとも古い記述は、紀元前200年ころ…
カプサンチン
- 食の医学館
- ピーマンには緑ピーマンのほかに赤ピーマン、黄ピーマンなどがあります。赤ピーマンは緑ピーマンが完熟したもので、黄ピーマンは品種が異なり、そ…
腫瘍【しゅよう】
- 百科事典マイペディア
- 生体の正常細胞が自律的に過剰に増殖するように変化したもの。臨床的に良性と悪性に分類され,悪性腫瘍は特に癌,肉腫と呼ばれる。良性腫瘍は浸潤や…
コーヒー
- 百科事典マイペディア
- コーヒーノキの種子(コーヒー豆)を乾燥し,炒(い)り,粉にし,熱湯で浸出した飲料。当初は主として薬用にされたが,13世紀半ばごろより豆を炒って…
尿沈渣
- 四訂版 病院で受ける検査がわかる本
- 基準値赤血球 :3個以内/1視野白血球 :2個以内/1視野上皮細胞:少数/1視野円柱 :0/1視野尿沈渣とは 尿の中に出てきた細胞成分や細菌などを顕…
石英モンゾニ岩
- 岩石学辞典
- ブレガーが命名した岩石名で[Hauer & Stache : 1863, Broegger : 1895],石英に富むモンゾニ岩であり独立した名称ではない.この種の岩石類は…
ろくだいえいようそとそのからだにたいするはたらき【6大栄養素とその体に対する働き】
- 食の医学館
- 人が生きていくには、体を動かすエネルギー源、筋肉や骨などをつくる材料、新陳代謝(しんちんたいしゃ)を円滑に行うための成分など、さまざまな栄養…
駆風薬 (くふうやく) carminative
- 改訂新版 世界大百科事典
- 胃腸内にたまったガスを排出させ,ガスによる圧迫感を除く薬物をいう。おもに精油や辛味成分を含む生薬などの芳香健胃薬が用いられる。芳香をもち,…
多様生物コスメ
- 知恵蔵mini
- カタツムリ、ナマコ、ヘビ、ハチ、ミミズなどの生物が持つ成分を取り入れた化粧品。カタツムリの粘液が配合された韓国の人気美容クリームが、2010年…
加速度 かそくど acceleration
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 速度の時間変化率を表わすベクトル量。力を加えると,物体は加速度を得て,その速度 (速さと進行方向) が変る。図のように加速度 a は運動経路のカー…
ケイ(珪)素樹脂【けいそじゅし】
- 百科事典マイペディア
- シリコーンとも。シロキサン結合−Si−O−Si−O−を骨格とする有機ケイ素重合物の総称。線状重合物は熱可塑性で,成分や重合度などを変えることによりシリ…
悪露【おろ】
- 百科事典マイペディア
- 産褥(さんじょく)中に子宮,腟(ちつ)から排出される分泌物。成分は血漿(けっしょう),血球,リンパ球,変性結合組織,変性脱落膜細胞など。性状によ…
フレディリック・オットー ショット Friedrich Otto Schott
- 20世紀西洋人名事典
- 1851 - 1935 ドイツの工業化学者。 イエナガラス工業設立者。 窓ガラス工場経営者の子に生まれ、イエナ大学でガラス研究により博士号を取得。ガラ…