ボンベ熱量計 ボンベネツリョウケイ bomb calorimeter
- 化学辞典 第2版
- 熱量計の一種.ボンブ熱量計ともよばれ,有機化合物の燃焼熱の測定に広く用いられる.耐圧・耐熱性の金属製円筒形の容器(ボンベ)内に酸素を満たし,…
チアゾール チアゾール thiazole
- 化学辞典 第2版
- C3H3NS(85.13).N原子1個とS原子1個を含む複素五員環式化合物.とくに1,3-チアゾールをいう.クロロアセトアルデヒドとチオホルムアミドから得られる…
過ヨウ素酸-チオバルビツール酸呈色反応 カヨウソサンチオバルビツールサンテイショクハンノウ periodic acid-thiobarbituric acid color reaction
- 化学辞典 第2版
- 遊離の2-デオキシ糖,3-デオキシ糖,2-ケト-3-デオキシ糖酸,シアル酸などの定量法.とくにシアル酸の定量法としてよく用いられる.過ヨウ素酸による…
水素
- 小学館 和西辞典
- ⸨化学⸩ hidrógeno m. ⸨記号 H⸩液体水素hidrógeno m. líquido水素化合物hidruro m.水素ガスgas m. hidrógeno水素社会soc…
保護基 ホゴキ protecting group
- 化学辞典 第2版
- 多官能性化合物の特定の官能基だけを変換反応させる際に,ほかの官能基が反応しないように一時的に保護する基の総称.たとえば,-OHをエーテルに変換…
合成ゴム ごうせいゴム synthetic rubber
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 天然ゴムと類似の物理的性質と化学的性質をもった合成高分子化合物。 1926年ドイツでブタジエンの重合によりブナゴムが合成されてから数多くのものが…
三斜晶系 さんしゃしょうけい triclinic system
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 結晶系の一つ。原則として斜交する異なった長さの3軸を軸配置としてもつもの。結晶系のうちではもっとも低対称である。対称心の有無によって、完面像…
公海の生物資源
- 共同通信ニュース用語解説
- 沿岸からは約370キロまでの排他的経済水域(EEZ)より外側の公海は、マグロやカツオなど広範囲を回遊する魚の漁場で、日本漁船の活動も盛ん。このほか…
ステラ ケミファ
- 日本の企業がわかる事典2014-2015
- 正式社名「ステラケミファ株式会社」。英文社名「STELLA CHEMIFA CORPORATION」。化学工業。大正5年(1916)前身の「橋本升高堂製薬所」創業。昭和19年…
化石燃料の起源
- 知恵蔵
- 化石燃料(石油、石炭、天然ガス)は、数百万年前の地球上の動植物が地中に無酸素状態で埋没、高圧下で長時間かけて形成されたと考えられている。石油…
ガリウム
- 百科事典マイペディア
- 元素記号はGa。原子番号31,原子量69.723。融点29.7646℃,沸点2208℃。1875年P.E.ルコック・ド・ボアボードランが発見,ガリアGalliaにちなんで命名。…
チオール
- 百科事典マイペディア
- メルカプタン,チオアルコールとも。アルコールの水酸基の酸素原子の代りに硫黄原子の入った化合物R−SHをいう。−SHをメルカプト基と呼ぶ。メタンチオ…
コッセルの原子価理論【Kossel's theory of valence】
- 法則の辞典
- イオン結合のモデルを,ボーアの原子模型をもとに考えて構築した原子価の理論.原子が何らかの原因で電子を獲得するか放出するかにより,希ガス構造…
ファヤンスの法則【Fajans' rule】
- 法則の辞典
- 微量の放射性元素陽イオンの沈澱生成について,1913年にファヤンス(K. Fajans) の提案した経験法則.「放射性元素(陽イオン)は,沈澱剤としての…
アントシアニン anthocyanin
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アントシアンという青色の花の色素群 (普通酸性溶液中で紅色,アルカリ性溶液中で青色) のうち,配糖体となっている物質の総称。色素本体はアントシ…
塩素酸塩 えんそさんえん chlorate
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- MIClO3 の一般式で表わされる化合物。アルカリ土類金属の水酸化物の微熱水溶液に塩素を通じるか,塩化アルカリの温水溶液を隔壁なしで電解して得られ…
ベンジルアルコール べんじるあるこーる benzyl alcohol
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 芳香族アルコールのもっとも簡単な構造の化合物。フェニルメタノール、フェニルカルビノールともいう。ある種の花精油には遊離のアルコールの形で存…
チオナフテン ちおなふてん thionaphthene
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 環内に硫黄(いおう)をもつ縮合複素環式化合物の一つ。クマロンの酸素原子を硫黄で置き換えた構造をもつ。ベンゾ[b]チオフェンともいう。無色の低融点…
老廃物 ろうはいぶつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 生体内で物質代謝の副産物としてあるいは最終産物として生じるもののうち、生体に不要な物質をいう。動物ではタンパク質代謝の結果生じるアンモニア…
マンニヒ反応 マンニヒはんのう Mannich reaction
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 活性メチレン化合物にホルムアルデヒドとアミン類を作用させて,アミノメチル化させる反応。 1903年に B.レンスの行なった実験を 12年に C.マンニヒ…
スチレン styrene
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 C6H5-CH=CH2 。スチロールともいう。特臭ある無色の液体。沸点 145.2℃,引火点 31℃。石油留分の熱分解生成物に少量存在するが,工業的には…
PHステンレス鋼 ピーエイチステンレスこう PH stainless steel
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- クロム-ニッケル系のステンレス鋼にアルミ,チタン,ニオブ,銅などを添加して,それらの金属間化合物を析出させて強度を高めた鋼の総称。析出硬化 (…
固体発射薬 こたいはっしゃやく solid propellant
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 火器から弾丸を発射するための固体火薬。黒色火薬,ニトロセルロースを基剤とするシングルベース発射薬,ニトロセルロース,ニトログリセリンを基剤…
だつ‐り【脱離】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 抜け出ること。離れること。離脱。脱退。[初出の実例]「腹を屠りて苦界の脱離を求むるものあり」(出典:日本人‐九号(1888)天下の人士…
クロロフルオロカーボン クロロフルオロカーボン chlorofluorocarbon
- 化学辞典 第2版
- フロンともいう.低級アルカンの水素原子をすべて,または大部分フッ素原子および塩素原子で置換したものの総称.代表的なものがクロロフルオロメタ…
キサンチル酸 キサンチルサン xanthylic acid
- 化学辞典 第2版
- xanthosine 5′-phosphate.C10H13N4O9P(364.21).キサントシンのヒドロキシ基の一つにリン酸基のついた化合物の総称.リン酸基の結合部位により3種類…
ルチル型構造 ルチルガタコウゾウ rutile type structure
- 化学辞典 第2版
- ルチルTiO2に代表される,組成がAB2で表される無機化合物にみられる典型的な構造の一つ.正方晶系に属し,空間群P42/mnmの対称性を有し,単位格子中…
酢酸フェニル サクサンフェニル phenyl acetate
- 化学辞典 第2版
- C8H8O2(136.15).CH3COOC6H5.無水酢酸または塩化アセチルとフェノールとの反応により得られる.芳香をもつ無色の液体.沸点195~196 ℃.1.073.1.50…
キノジメタン キノジメタン quinodimethane
- 化学辞典 第2版
- キノンの酸素原子をメチレン基に置換した構造をもつ化合物の総称.o-ベンゾキノジメタンは反応性に富み,オレフィンと付加環化反応してテトラヒドロ…
カルコン カルコン chalcone
- 化学辞典 第2版
- 1,3-diphenyl-2-propen-1-one.C15H12O(208.25).天然には存在せず,アセトフェノンとベンズアルデヒドの縮合により合成される.橙黄色の柱状晶.融…
マグネシウム鉱物 (マグネシウムこうぶつ) magnesium mineral
- 改訂新版 世界大百科事典
- マグネシウムMgを主要成分とする鉱物。マグネシウムは60種以上の鉱物に含まれているが,ドロマイト(Ca,Mg)CO3,マグネサイトMgCO3,ブルーサイトM…
中間論告・弁論
- 共同通信ニュース用語解説
- 刑事裁判では証拠調べが終了後、起訴内容や量刑などについて意見を述べる検察側の「論告」と弁護側の「弁論」がある。通常は1回だが、証拠が膨大で…
建染め染料 タテゾメセンリョウ vat dye
- 化学辞典 第2版
- バット染料ともいう.本来,水に不溶の染料であるが,アルカリの存在下で還元して水溶性(ロイコ化合物のアルカリ塩)とし,この状態で繊維に染着させ…
フランクランド フランクランド Frankland, Edward
- 化学辞典 第2版
- イギリスの化学者.薬局の徒弟となった後に,1845年ロンドンでL. Playfairの実験助手となった.同地でA.W.H. Kolbe(コルベ)と知り合い,ともにマール…
構造異性 コウゾウイセイ structural isomerism
- 化学辞典 第2版
- 二つ以上の化合物が同じ分子式をもちながら構造式を異にするとき,この現象を構造異性といい,それぞれの化合物を構造異性体という.構造異性体は,…
ジアゾ反応 じあぞはんのう diazo reaction
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 芳香族第一アミンを亜硝酸でジアゾ化して得られるジアゾニウム塩を用いる種々の反応を総称してジアゾ反応とよぶ。狭義にはアミノ基のジアゾ化により…
あわせもの【合物】 は=離((はな))れ物((もの))[=離((はな))れる]
- 精選版 日本国語大辞典
- 合わせて作った物は、いつかは離れるものだの意。転じて、会った者、縁で結ばれた者は別れる時が来るものだの意に用い、多く男女、夫婦などの仲につ…
DDT ディーディーティー dichlorodiphenyl-trichloroethane
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- C14H9Cl5 。昆虫類に対する神経毒として殺虫作用をもつ塩化ジフェニルエタン系化合物。最も殺虫作用の強いのは p,p′-体であるが,殺虫剤としての工…
オレンジミート orange meat
- 改訂新版 世界大百科事典
- 凍結カツオを原料とした缶詰に多発する黄褐変肉。カツオの漁獲量の約50%は水煮または油漬缶詰に製造されるが,従来の氷冷法で貯蔵したカツオでは見ら…
副交感神経遮断薬 ふくこうかんしんけいしゃだんやく
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- コリン遮断薬あるいは抗コリン作動薬ともいう。アセチルコリンの副交感神経節後線維の末端での作用をムスカリン様作用といい、これに拮抗(きっこう)…
ペダーセン ぺだーせん Charles John Pedersen (1904―1989)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アメリカの化学者。韓国の釜山(プサン)で、ノルウェー人の父と日本人の母との間に生まれる。少年時代を長崎、横浜で過ごし、1922年に渡米、デイトン…
現像液 ゲンゾウエキ developer
- 化学辞典 第2版
- ハロゲン化銀写真の潜像を,可視像に変換するために使用する溶液.物理現像,化学現像,カラーフィルムのための発色現像用の現像液がある.黒白写真…
ダイオキシン ダイオキシン dioxin
- 化学辞典 第2版
- もともとは,ジベンゾ-1,4-ジオキシン骨格に対する呼称であるが,一般にはポリクロロジベンゾ-1,4-ジオキシン(PCDD)およびポリクロロジベンゾフラン(…
立体障害 リッタイショウガイ steric hindrance
- 化学辞典 第2版
- 分子内の非結合性の原子または原子団が,互いに接近すると斥力がはたらき,そのために結合角が正常な角度からゆがめられたり,単結合のまわりの回転…
リン化物 リンカブツ phosphide
- 化学辞典 第2版
- リンと金属元素,またはリンとリンより陽性の非金属元素(たとえば,B,Siなど)の間の二元化合物.相手の元素によりかなり化合物の性格が異なるが,一…
有機導体 (ゆうきどうたい) organic conductor
- 改訂新版 世界大百科事典
- 電気伝導性をもつ有機化合物および有機錯体のうち,とくに電気伝導度の高い物質。したがって,その電気伝導度特性が,半導体特性をもつもの(温度の…
シアノコバラミン しあのこばらみん cyanocobalamin
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 抗悪性貧血因子として1948年に肝臓中から単離されたビタミンB複合体の一つで、ビタミンB12として最初に単離された型。ビタミン中もっとも複雑な構造…
テルル てるる tellurium
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 周期表第16族に属し、酸素族元素の一つ。俗称テルリウム。1783年ドイツのミュラーFranz-Joseph Müller von Reichenstein(1740―1825)により含金鉱石…
フランクランド ふらんくらんど Sir Edward Frankland (1825―1899)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イギリスの化学者。ランカシャー州チャーチタウンの生まれ。薬局の徒弟奉公ののち、ロンドンに出てプレイフェアLyon Playfair(1818―1898)のもとで…
テルル tellurium
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 性質 製法 用途周期表第ⅥB族に属する酸素族元素の一つ。1783年,ドイツのミュラーFranz Joseph Müller(1740-1825)により含金鉱物か…