カテコール かてこーる catechol
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 二価フェノールの一つ。1,2-ベンゼンジオール、1,2-ジヒドロキシベンゼンのこと。慣用名としてピロカテコール、ブレンツカテキンなどともよばれる。…
ガドリン石 がどりんせき gadolinite-(Y)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- おもに花崗(かこう)岩ペグマタイト中に産する鉱物。まれにアプライトや花崗岩中にも産し、蛍石、褐簾(かつれん)石、ゼノタイム、ジルコンなどと産す…
硫酸塩鉱物 (りゅうさんえんこうぶつ) sulfate mineral
- 改訂新版 世界大百科事典
- 硫酸基SO42⁻を含有する鉱物。無水塩および含水塩が存在する。結晶構造はS原子を中心にして4個のO原子がこれをとりかこむSO4の四面体が基本構造となり…
ベントナイト bentonite
- 改訂新版 世界大百科事典
- 膨潤土とも呼ぶ。モンモリロナイト,バイデライトなどを主成分鉱物とする粘土鉱物の一種。淡灰,淡緑灰ときに淡黄色を呈し,水を吸着して膨潤する特…
マンガン団塊
- 知恵蔵
- 水深数百〜数千mの海底表面に産出する、マンガン、鉄を主成分とした重金属水酸化物の塊。直径は数cm〜数十cmと様々。重金属含有量は海域と存在状況で…
アラビアゴム アラビアゴム gum arabic
- 化学辞典 第2版
- アフリカ産のマメ科Acacia senegal,またはその同属植物の枝幹から得た分泌物の乾燥品.往時,アラビアを経て輸出されたのでその名がある.無色ない…
エアサンプラー エアサンプラー air sampler
- 化学辞典 第2版
- 空気中の浮遊粉じんなど,浮遊粒子状物質の質量濃度測定および化学組成分析試料採取に用いられる濾過捕集装置.ガラス繊維製の沪紙やメンブレンフィ…
ティセリウスの電気泳動装置 ティセリウスノデンキエイドウソウチ Tiselius-type electrophoresis apparatus
- 化学辞典 第2版
- A.W.K. Tiselius(ティセリウス)が考案した,電気泳動の光学的観測装置.切り口が長方形のU字管の両脚に,コロイド溶液と分散媒との鮮明な界面をつく…
ビルダー ビルダー builder
- 化学辞典 第2版
- 合成洗剤やせっけんなどで,主体である界面活性剤の洗浄効果を高めるために加えられる補助成分の総称.界面活性剤の界面活性を増大する作用のほか,…
コロナ corona
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 太陽の最外層で,彩層の外側に広がる部分。皆既日食時には肉眼で見ることができるが,コロナグラフを使えば平時でも観測できる。コロナの光度は,満…
湿式製錬 しっしきせいれん hydrometallurgy
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 水溶処理による製錬法。鉱石を酸,アルカリ液で浸出し,溶液に卑金属を加えて目的金属を沈殿析出する置換法 (青化製錬法が代表例) と,電解により電…
紅茶 こうちゃ black tea
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 茶葉を発酵させてつくる茶の一種。生葉をある一定温度に保ち,葉の中の酸化酵素を十分働かせて色素や他の成分を酸化分解させるので,葉緑素は分解し…
ヘリシティ helicity
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 素粒子のもつねじれ。素粒子のスピンの運動方向への成分で定義される。スピン 1/2の粒子の場合には運動量を P,スピンを s とするとき,ヘリシティは…
テルル tellurium
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 元素記号 Te ,原子番号 52,原子量 127.60。周期表 16族,酸素族元素の1つ。 1782年オーストリアの化学者で,鉱物学者の F.ミュラーによりビスマス…
透明 (とうめい) transparency
- 改訂新版 世界大百科事典
- 光が媒質中を通過するとき,その単色光成分のエネルギーが媒質に取り込まれる現象を光の吸収という。吸収の程度は媒質の種類や光の波長によって異な…
快削鋼 かいさくこう free cutting steel
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 工作機械による被削性を高める成分を配合した鋼。もっとも一般的に用いられている快削鋼は約1%の硫化マンガンMnSを微細に分散させた硫黄(いおう)快…
酸化鉄系顔料 さんかてつけいがんりょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 一般にべんがらとよばれるα(アルファ)-酸化鉄α-Fe2O3を主成分とした赤色顔料の総称。黄色(おうしょく)酸化鉄、フェリット黄などとよばれるα-FeOOHか…
液化天然ガス えきかてんねんがす liquefied natural gas
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 天然ガスを精製後、冷却液化したもので、LNGとよばれる。成分はほとんどがメタンなのでLMG(liquefied methane gas)とよぶ場合もある。天然ガスは石…
刺胞 しほう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 腔腸(こうちょう)動物門のうち、クシクラゲ綱を除くほかのすべての綱(ヒドロ虫綱、ハチクラゲ綱、花虫(かちゅう)綱)の、全種の個体に存在する顕微…
単色光 (たんしょくこう) monochromatic light
- 改訂新版 世界大百科事典
- 単一の周波数からなる電磁波。可視光についてのみいう場合もある。現実には完全な単色光は実在せず,周波数にある程度の幅をもっている。なぜなら無…
カーロール鉱 かーろーるこう carrollite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 硫化鉱物の一つ。ニッケル(Ni)置換体のフレッチャー鉱fletcherite(化学式Cu(Ni,Co)2S4)とともに、いわゆる硫スピネル系を構成する。酸化物のスピ…
羊水診断 (ようすいしんだん)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 羊水穿刺 染色体異常の診断 先天性代謝異常の診断 羊水診断の適応と意義羊水診断法,子宮内診断(法),出生前診断(法)とも呼ば…
偏西風 (へんせいふう) westerlies
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 ジェット気流の蛇行対流圏の中の風で,赤道および極地の下層部を除いた地域で,極を中心にして,西から東へ向かって吹く帯状流のことをいう…
脂質 ししつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 水に不溶でエーテル、クロロホルムなどの有機溶媒に溶ける生体成分の総称。構造的に多種類の成分が含まれる。単純脂質と複合脂質に大別され、前者に…
腐植 (ふしょく) humus
- 改訂新版 世界大百科事典
- 土壌学用語。動植物および微生物の遺体は土壌中で生物群集により分解を受け,ポリフェノール類,キノン類,アミノ化合物を生成するが,これらの物質…
ヒスイ(翡翠)輝石 (ひすいきせき) jadeite
- 改訂新版 世界大百科事典
- アルカリ輝石の一種。純粋なものの化学組成はNaAlSi2O6。一般にCa,Mg,Fe2⁺,Fe3⁺を少量含む。無色,白色,緑色,緑青色,まれに青色ないし紫色。単…
ケイ(珪)灰石 (けいかいせき) wollastonite
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学成分CaSiO3の鎖状構造をもつ準輝石に属する三斜晶系の鉱物。比重2.92,モース硬度4.5~5,融点1512℃,白色繊維状あるいは細粒結晶の集合塊。へき…
ハイアロクラスタイト hyaloclastite
- 改訂新版 世界大百科事典
- 高温のマグマが十分な量の水に急に接すると,急冷収縮してばらばらに破砕した岩片の集りができる。破砕にはマグマ自身が減圧のために気相がはげしく…
雄黄 (ゆうおう) orpiment
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学成分As2S3の鉱物。雄黄という和名は,本来鶏冠石の別称であり,orpimentに対しては,雌黄(しおう)または石黄(せきおう)の名称を使用するのが…
加水分解【かすいぶんかい】
- 百科事典マイペディア
- 水分子が付加するかたちで起こる分解反応。塩(えん)の場合には,その塩を構成する成分イオンが水溶液中で水と反応して他のイオンまたは分子となる。…
スペクトラム拡散
- ASCII.jpデジタル用語辞典
- 無線でデータを送信する際の変調方式の1つで、信号を広い周波数帯に拡散して送信する方法。もともとは、通信の秘密を守る目的の軍事技術として使われ…
生揚げ なまあげ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 豆腐の加工品。豆腐を油揚げより厚く切り、水けを切って油で揚げる。油揚げを薄揚げともいうのに対し、生揚げは厚揚げともいう。長方形、三角形、正…
うるしかぶれ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ウルシが原因のアレルギー性接触皮膚炎のことで、ウルシに対して皮膚が過敏に反応するようになった(感作(かんさ)された)、ある特定の人のみにおこ…
間質液 かんしつえき
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 生体に含まれる液体成分(体液)の一種で、細胞外液のうち、血漿(けっしょう)、リンパ、脳脊髄(せきずい)液を除いた残りをさす。組織液ともよばれ、…
セラミックス・コーティング せらみっくすこーてぃんぐ ceramic coating
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 金属部材の表面を無機質材料(セラミックス)で被覆(コーティング)すること。これを大別すると、(1)鋼または耐熱合金の表面に耐熱性あるいは耐酸性…
舌苔 ぜったい
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 舌背面中央部から後方に付着する灰白色ないし褐色の柔軟偽膜様の苔(たい)状物で、剥離(はくり)した角化上皮、白血球、微生物、唾液(だえき)成分、食…
酢酸エチル さくさんえちる ethyl acetate
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 代表的なエステルで、天然にはパイナップルなどの果実中に存在し、その香気の成分となっている。ワインや日本酒にも微量含まれている。酢酸とエタノ…
ニオイゼラニウム Pelargonium; scented geranium
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- フウロソウ科の多年草で,南アフリカ原産。おもに花を観賞するゼラニウムは,一般に茎葉に異臭をもつが,芳香のある一群を特にニオイゼラニウムと呼…
形状記憶高分子 けいじょうきおくこうぶんし shape memory polymer
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 室温よりやや高めの所定温度以上に加熱すると変形が元に戻る性質を有する樹脂。形状記憶のメカニズムは,所定温度を境に柔らかさの変化する高分子鎖…
チェレスタ celesta
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 小型のアップライト・ピアノに似たオーケストラ用の鍵盤楽器。セレスタともいう。パリの楽器製作者オーギュスト・ミュステルが 1886年に特許を取得し…
航空燃料 こうくうねんりょう aviation fuel
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 航空機のエンジンに使用する燃料。レシプロエンジンには高オクタン価 (80~130) のガソリンを使い,タービンエンジンには灯油に近いジェット燃料油 (…
カリウム potassium
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 元素記号 K ,原子番号 19,原子量 39.0983。天然にはカリウム 39 (存在比 93.10%) のほかカリウム 40,カリウム 41が存在し,カリウム 40は放射性同…
グレーベ グレーベ Graebe, Carl
- 化学辞典 第2版
- ドイツの有機化学者.はじめ工学を学んだが,化学に転じてハイデルベルク大学でR.W.E. Bunsen(ブンゼン)に,マールブルク大学でA.W.H. Kolbe(コルベ)…
カナマイシンA カナマイシンエー kanamycin A
- 化学辞典 第2版
- C18H36N4O11(484.50).Streptomyces kanamyceticusが産生するアミノ配糖体抗生物質.微量成分であるカナマイシンBおよびCも同時に産生される.白色の…
キャット
- 事典 日本の大学ブランド商品
- [日用雑貨]北見工業大学(北海道北見市)の大学ブランド。ネコの好きな香りを配合したペットに優しい消臭除菌剤。北見産ハッカの精油にはニオイを…
膠結作用 こうけつさよう cementation
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 軟らかい未固結の堆積(たいせき)物から硬い堆積岩に変わる過程(続成作用)のうちの作用の一つ。セメント化ともいう。離れ離れの状態にある礫(れき)…
hyṓjí[oó], ひょうじ, 表示
- 現代日葡辞典
- 【E.】1 [はっきりと示すこと] A indicação;a manifestação;o exprimir.Shinamono no nedan o ~ suru|品物の値段を…
補語 (ほご)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 主語(主語・述語),目的語などとともに,文を構成する成分の一つであるが,その内容は各言語,各研究者によりさまざまに異なった定義が与えられて…
ラッカー lacquer
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 性質 種類,用途塗料と同義語であるが,広義には,セルロース誘導体を主体とし,これに樹脂,可塑剤,顔料,溶剤等を加えて作られる揮発…
マダラチョウ (斑蝶)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 鱗翅目マダラチョウ科Danaidaeの昆虫の総称。熱帯,亜熱帯に広く分布するチョウであるが,インドから大洋州にかけてもっとも種類数が多い。日本では…