「化合物」の検索結果

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フロン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
炭化水素の水素原子をフッ素原子で置換した化合物の日本における総称。フルオロカーボン fluorocarbon。結合力が強いため化学的・熱的に安定で,電気…

アクリロニトリル acrylonitrile

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
シアン化ビニル,シアン化エチレン,プロペンニトリルともいう。化学式 CH2=CHCN 。主要な合成繊維の一種であるアクリル繊維の原料であるとともに,…

アミン amine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
アンモニアの水素原子が炭化水素残基で置換された形の化合物の総称。置換される水素原子の数により,第一アミン RNH2 ,第二アミン RR'NH ,第三アミ…

ヒ素 ヒそ arsenic

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
元素記号 As ,原子番号 33,原子量 74.92160。周期表 15族,窒素族元素の1つ。天然には硫ヒ鉄鉱,鶏冠石などとして産出するが,ときには遊離の状態…

テトラメチルシラン テトラメチルシラン tetramethylsilane

化学辞典 第2版
C4H12Si(88.23).(CH3)4Si.略称TMS.反応活性な官能基を含まないもっとも簡単な有機ケイ素化合物.実験室的合成法の一つは,乾燥したジブチルエーテ…

メチレンブルー メチレンブルー Methylene Blue

化学辞典 第2版
3,9-bis(dimethylamino)phenothiazinium chloride.C16H18ClN3S(319.85).C.I.Basic Blue 9ともいう.N,N-ジメチル-p-フェニレンジアミンと硫化物イ…

ケト-エノール互変異性 ケトエノールゴヘンイセイ keto-enol tautomerism

化学辞典 第2版
相互変換できる構造異性体間の平衡を互変異性といい,互変異性の関係にある構造異性体は互いに互変異性体(tautomer)であるという.互変異性の多くは…

赤外スペクトル セキガイスペクトル infrared spectrum

化学辞典 第2版
略称IR.赤外部に現れる発光または吸収スペクトルで,約0.8 μm~1 mm の範囲のスペクトルをいう.通常,赤外吸収スペクトルのことをいう.吸収スペク…

カルベン錯体 カルベンサクタイ carbene complex

化学辞典 第2版
二価の炭素化合物であるカルベン R2C:が,形式的に低い酸化状態の金属原子に結合または配位した錯体.発見者E.O. Fischer(フィッシャー)の名前をとっ…

高スピン錯体 コウスピンサクタイ high-spin complex

化学辞典 第2版
遷移金属錯体の中心金属イオンのd軌道は,配位子場のなかで分裂する([別用語参照]配位子場理論).しかし,有機化合物の場合と異なり,軌道エネルギー…

同位体ピーク ドウイタイピーク isotope peak

化学辞典 第2版
質量スペクトル中に現れる,天然存在比の少ない同位体を含んだイオンの示すピーク.地球上の天然炭素中には,13C が約1.1% 含まれているので,炭素…

or・gan・ic /ɔːrɡǽnik/

プログレッシブ英和中辞典(第5版)
[形]1 臓器の,器官の;《病気・心理学》器質性の,生体組織の[を冒す].organic disease器質性疾患2 有機体[生物]の;生物から生じた;生成発展…

クレゾール

百科事典マイペディア
フェノールのベンゼン核の水素原子をメチル基で置換した化合物。別名メチルフェノール,ヒドロキシトルエン。無色〜淡褐色の液体。o‐体(融点31.0℃,…

クロム

百科事典マイペディア
元素記号はCr。原子番号24,原子量51.9961。融点1857℃,沸点2682℃。元素の一つ。1797年L.N.ボークランが発見。化合物の色が多彩なことからギリシア語…

合成ゴム【ごうせいゴム】

百科事典マイペディア
人工的に得られる鎖状高分子化合物弾性体の総称。工業的には1914年ドイツでジメチルブタジエンの重合によりメチルゴムを生産したのが初め。その後ブ…

イパーチエフ Vladimir Nikolaevich Ipatiev 生没年:1867-1952

改訂新版 世界大百科事典
モスクワ生れの化学者。高圧接触化学の開拓者。はじめ軍人教育を受けたが,砲術士官学校で学んだ化学に興味をもち,1896年ミュンヘン大学のJ.F.W.A.v…

ピロン pyrone

改訂新版 世界大百科事典
ピランのメチレン基-CH2-をカルボニル基C=Oで置換した複素環式化合物。カルボニル基の位置によってα-ピロンとγ-ピロンの2種の構造異性体がある。α…

ウィッティヒ反応 ウィッティヒハンノウ Wittig reaction

化学辞典 第2版
イリドの一つであるP-イリドをアルデヒドやケトンに作用させ,カルボニル基の酸素原子をアルキリデン基で置換してアルケンを合成する反応.多数の天…

アインシュタインの粘度式 アインシュタインノネンドシキ Einstein's viscosity formula

化学辞典 第2版
粘度が η0 の液体中に微小球形粒子を分散させたとき,その粒子の体積分率をとすると,が小さいときにはこの分散系の粘度ηは次の式で与えられる.η =…

アルカリ金属 アルカリキンゾク alkali metals

化学辞典 第2版
水素を除く周期表1族元素Li,Na,K,Rb,Cs,Frの総称.これらの金属は,塩化物や水酸化物の溶融電解で得られる.いずれも比重が小さく,軟らかく,…

リン(燐)光 (りんこう) phosphorescence

改訂新版 世界大百科事典
ルミネセンスの一種。物質をなんらかの方法で励起し,その励起を中止した後に長時間にわたって発光する場合,これをリン光という。蛍光が10⁻9秒程度…

メタメリズム めためりずむ metamerism

日本大百科全書(ニッポニカ)
構造の違いによって生ずる異性の一つ。おもに有機化合物にみられる異性で、化学的性質が類似しているが、多価原子に結合している水素原子の個数が異…

マルコフニコフ まるこふにこふ Владимир Васильевич Марковников/Vladimir Vasil'evich Markovnikov (1837―1904)

日本大百科全書(ニッポニカ)
ロシアの化学者。カザン大学法学部出身。同大学でブートレロフに化学を学び、1860年から彼の助手を務める。1865~1867年のドイツ留学後、カザン大学…

クロロピクリン くろろぴくりん chloropicrin

日本大百科全書(ニッポニカ)
農薬の一種。クロルピクリンともいう。命名法による名称はトリクロロニトロメタン。化学式CCl3NO2、分子量164.4、融点-64℃、沸点112℃である。有機ニ…

快削鋼 かいさくこう free-cutting steel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
被切削性をよくするため,成分に工夫を施した鋼。硫黄は鋼の有害成分なので,通常は 0.05 %以下とするが,切削性をよくするので,特に高強度を要しな…

ウッドケミカルズ wood chemical

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
狭義には木材を原料とする化学製品を指すが,広義には製造過程で使用される化学やバイオ技術を含めた総称。木材の構成成分は主にセルロース,ヘミセ…

亜鉛 あえん zinc

日本大百科全書(ニッポニカ)
周期表第12族に属し、亜鉛族元素の一つ。地殻中には広く分布しているが、存在量はさほど多くない。遊離した金属としては産せず、主要鉱石は閃亜鉛鉱(…

つかい‐もの(つかひ‥)【使物・遣物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 使うことのできるもの。使って役立つもの。〔日葡辞書(1603‐04)〕[初出の実例]「夏の夜はとにつけかくうにつけてしも団社よきつかひ物…

脱水素酵素 ダッスイソコウソ dehydrogenase

化学辞典 第2版
デヒドロゲナーゼともいう.酸化還元酵素の一種.有機化合物の脱水素反応を触媒する酵素の総称.ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD),または…

バナジウム vanadium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
元素記号V,原子番号 23,原子量 50.9415。周期表5族元素。天然にはカルノー石,パトロナイトなどとして産出する。岩石中に広く分布し,地殻における…

徐放剤 じょほうざい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
薬物を徐々に放出するように製剤学的な工夫を施した薬剤。薬物の放出を遅らせるために,高分子化合物でできた皮膜で薬物を覆ったり,小さな穴を持つ…

水酸化リチウム スイサンカリチウム lithium hydroxide

化学辞典 第2版
LiOH(23.95).炭酸リチウムと水酸化カルシウムとの反応により,水溶液から一水和物が得られる.真空中で五酸化二リンを用いて脱水して無水物が得られ…

ジルコニウム酸塩 ジルコニウムサンエン zirconate

化学辞典 第2版
ジルコン酸塩ともいう.ジルコニウムの水酸化物と,金属酸化物(または水酸化物)とを混合して融解すると,組成上オルト酸塩MⅠ4ZrO4,またはメタ酸塩MⅠ…

補酵素A ほこうそエー coenzyme A

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
補酵素の一つ。コエンザイムA (古くはコエンチームA) ともいい,CoAまたは CoASHと略する。化学的にはパンテテイン (パントテン酸とβ-メルカプトエチ…

プロカインアミド procaine amide

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
プロカインのエステル結合をアミド結合に変えた化合物。不整脈治療剤である。作用はプロカインに類似しているが,中枢神経に対しては弱く,心臓に対…

分子 ぶんし molecule

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
各物質に固有な性質をそなえた最小の粒子。物質は分子の集合体であり,分子をさらに分割すると,その物質の性質を失った粒子になってしまう。分子の…

分子構造 ぶんしこうぞう molecular structure

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
分子内における各原子の空間配置,およびそれらの結合の状態をいう。原子相互の配置を簡単な原子価に基づいて二次元的に表わす構造から,立体異性や…

カルボアニオン カルボアニオン carbanion

化学辞典 第2版
有機化合物において,炭素原子上に負電荷をもつものをいう.このようなイオンは,反応中間体として生成すると考えられるものが多い.炭素-炭素,炭素…

(ジクロロヨード)ベンゼン ジクロロヨードベンゼン (dichloroiode)benzene

化学辞典 第2版
C6H5ICl2(274.90).ヨードベンゼンジクロリド(indobenzene dichloride),フェニルヨウ素(Ⅲ)ジクロリド(phenyliodine(Ⅲ) dichloride)ともいう.低温で…

紫外可視分光光度計 シガイカシブンコウコウドケイ ultraviolet-visible spectrophotometer

化学辞典 第2版
紫外可視分光光電光度計ともいう.紫外部,および可視部の単色光を使用し,試料物質の分光吸収の相対強度を測定する機器.紫外部の光源としては水素…

分子性結晶 ブンシセイケッショウ molecular crystal

化学辞典 第2版
ファンデルワールス力を主とした弱い結合力により,分子が互いに結合してできる結晶.結晶エネルギーが小さく,融点も一般に低い.ベンゼン,ナフタ…

グアノシン三リン酸 ぐあのしんさんりんさん

日本大百科全書(ニッポニカ)
生体内に広く分布する化学物質で、GTPと略称される。グアノシンのリボースの5'ヒドロキシ基に3分子のリン酸が結合したもので、ATP(アデノシン三リン…

酸化バリウム さんかばりうむ barium oxide

日本大百科全書(ニッポニカ)
バリウムと酸素の化合物。重土、バライタともいう。水酸化物や硝酸塩の熱分解によって得られるが、解離圧が低いので、工業的には炭酸塩に炭素を加え…

塩化硫黄 えんかいおう sulfur chloride

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
普通は二塩化二硫黄 S2Cl2 をさす。融解硫黄に塩素を通じ,分留して精製する。不燃性,薄い琥珀色ないし黄赤色の発煙性油状液体。蒸気には腐食性があ…

水素爆弾 すいそばくだん hydrogen bomb

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
水爆と略称される。熱核反応によって放出されるエネルギーを使う爆弾。リチウムと重水素の化合物をつくり,これで原子爆弾を包んでおく。原子爆弾に…

フレデリック・スタンレー キッピング Frederick Stanly Kipping

20世紀西洋人名事典
1863.8.16 - 1949.5.1 英国の化学者。 元・ノッチンガム大学化学教授。 マンチェスター生まれ。 マンチェスター大学でロスコーに学び、マンチェス…

サーモクロミズム thermochromism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
固体もしくは溶液の色が温度によって可逆的に変化する現象。原因は多岐にわたるが,温度による化合物の構造変化もその一つである。たとえば,無色の…

アルトゥル・ルドルフ ハンチ Arthur Rudolf Hantzsch

20世紀西洋人名事典
1857.3.7 - 1935.3.14 ドイツの化学者。 元・チューリヒ工業大学教授,元・ヴュルツブルク大学教授,元・ライプチヒ大学教授。 ドレスデン生まれ。 …

グリニャール François Auguste Victor Grignard 生没年:1871-1935

改訂新版 世界大百科事典
フランスの有機化学者。シェルブール生れ。リヨン大学に学び,バルビエPhilippe Antoine Barbierの指導でヨウ化メチルマグネシウムの反応を研究し(1…

有機EL

ASCII.jpデジタル用語辞典
有機化合物に電圧を加えると、熱をほとんど出さずに発光する現象のこと。多くのメーカーによってディスプレイや電子ペーパーへの応用が進行している…

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ぐんまちゃん

群馬県のマスコットキャラクター。人間だと7歳ぐらいのポニーとの設定。1994年の第3回全国知的障害者スポーツ大会(ゆうあいピック群馬大会)で「ゆうまちゃん」として誕生。2008年にぐんまちゃんに改名...

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