ほうぶつめん‐きょう(ハウブツメンキャウ)【放物面鏡・抛物面鏡】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 凹面鏡の一種で、その軸を含む平面で切った切り口が放物線であるもの。その焦点に光源をおくと、この鏡で反射した光は完全な平行光線にな…
脂腺 しせん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 脂肪滴を産生する腺。全身の皮膚の真皮(表皮の下の組織)内に存在するため、皮脂腺ともいう。脂腺では原則として導管が毛包(毛根を包んでいる嚢状(…
ベンゼン ベンゼン benzene
- 化学辞典 第2版
- benzole.C6H6(78.11).石油改質中に,また石炭を乾留したときのガスおよびタール中に多量に含まれ,工業的にこれらから分離,精製する.すなわち,…
炭素 タンソ carbon
- 化学辞典 第2版
- C.原子番号6の元素.電子配置[He]2s22p2の周期表14族非金属元素.原子量12.0107(8).天然同位体は安定な質量数12(98.93(8)%),13(1.07(8)%)のほか…
塩化カルシウム (えんかカルシウム) calcium chloride
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学式CaCl2。海水中に約0.15%含まれ,工業的にはソルベー法(アンモニアソーダ法)で炭酸ナトリウムを製造するとき,主として2水和物CaCl2・2H2Oの…
炭化タングステン タンカタングステン tungsten carbide
- 化学辞典 第2版
- W2CとWCがある.【Ⅰ】炭化二タングステン(ditungsten carbide):W2C(379.69).WとCを H2 中または真空で強熱すると得られる.六方晶系.Wの六方最密…
ベンズアルデヒド benzaldehyde
- 改訂新版 世界大百科事典
- 最も簡単な構造の芳香族アルデヒド。植物界に広く分布し,クヘントウ(苦扁桃)油,野生のオウトウ(桜桃)の樹皮油などの主成分。独特の芳香をもつ…
соста́в [サスターフ]
- プログレッシブ ロシア語辞典(露和編)
- [サスターフ][男1]〔composition, membership〕①人的構成,スタッフ;構成員,メンバーсоциа́льный //соста́в населе́ния|住民の社会的構成л…
ビスマス剤 びすますざい
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 医薬品に用いられるビスマス化合物で、次硝酸ビスマス、次炭酸ビスマス、次サリチル酸ビスマス、次没食子酸ビスマスの4種がある。ビスマス塩は収斂(…
アセチレン
- 百科事典マイペディア
- 化学式はHC≡CH。無色可燃性気体。融点−80.8℃,沸点−84.0℃。水に可溶,有機溶媒に易溶。純粋のものは無臭。化学反応性に富み,ハロゲン,ハロゲン化水…
切削油 せっさくゆ cutting oil
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 旋盤工具類による金属の切断、研摩、穿孔(さくこう)などの際に、潤滑、冷却、防食などの目的で用いられる油。鉱油、油脂をベースとして石油スルホン…
フマル酸 ふまるさん fumaric acid
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 不飽和ジカルボン酸の一つ。マレイン酸の幾何異性体である。化学式C4H4O4、分子量116.1。一つの二重結合に二つのカルボキシ基-COOHをもつ化合物のう…
カチオン染料 (カチオンせんりょう) cationic dye
- 改訂新版 世界大百科事典
- 1955年ころからアクリル繊維が実用化されるに伴い,これを塩基性染料で染色する試みが行われ,耐光性などを改良したアクリル繊維用の塩基性染料が出…
無水マレイン酸 (むすいマレインさん) maleic anhydride
- 改訂新版 世界大百科事典
- マレイン酸の2個のカルボキシル基から1分子の水がとれた構造をもつ環式酸無水物。融点52.6℃,沸点202℃の昇華性針状晶。アセトン,クロロホルム,ベン…
放射線化学 (ほうしゃせんかがく) radiation chemistry
- 改訂新版 世界大百科事典
- 物質に放射線が照射されると,そのエネルギーが物質に吸収され,物質を構成している原子や分子のイオン化と励起が起こる。その結果,物質中にはイオ…
塩素酸 (えんそさん) chloric acid
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学式HClO3。水溶液としてのみ存在する強酸で,不純物を含んでいたり光が当たると分解するが,純粋の状態では無色の安定な溶液で,減圧濃縮すること…
化学親和力 かがくしんわりょく chemical affinity
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 物質間で化学的な相互作用をする能力、あるいは、その際に得られた化合物がもとのものに比べたときの安定性の度合いなどを表す古典的な用語。化学親…
蛍光X線 けいこうえっくすせん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- X線で物質を照射すると、物質に含まれる各原子のK、L殻などの内殻電子が励起され、原子はイオン化される。それによって生じた空孔に外側の殻の電子が…
ヨウ素 ヨウそ iodine
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 元素記号I,原子番号 53,原子量 126.90447。周期表 17族,ハロゲンの1つ。地殻存在量 0.5ppm,海水中の存在量 0.05 mg/l 。海水中では I- と IO3- …
硝酸セルロース ショウサンセルロース cellulose nitrate
- 化学辞典 第2版
- ニトロセルロースともいう.セルロースのヒドロキシ基を硝酸エステルにかえた化合物のことで,硝酸繊維素ともよばれる.工業的には,精製乾燥したセ…
クラスター錯体 クラスターサクタイ cluster complex
- 化学辞典 第2版
- 原子や分子が数個から十数個集まり,それらが結合をつくって一つの化合物のようにふるまうものをクラスターという.このうち,金属-金属結合をもつ錯…
レーン レーン Lehn, Jean-Marie Pierre
- 化学辞典 第2版
- フランスの有機化学者.とくに超分子化学の研究で知られる.ストラスブール大学で有機化学を学んだのち,フランス国立科学センター(CNRS)のG. Ouriss…
グレーベ グレーベ Graebe, Carl
- 化学辞典 第2版
- ドイツの有機化学者.はじめ工学を学んだが,化学に転じてハイデルベルク大学でR.W.E. Bunsen(ブンゼン)に,マールブルク大学でA.W.H. Kolbe(コルベ)…
デュビニョー デュビニョー du Vigneaud, Vincent
- 化学辞典 第2版
- アメリカの生化学者.1924年イリノイ大学でM.Sc.を取得後,ロチェスター大学でJ.R. Murlinのもとで研究し,Ph.D.を取得.National Research Council…
ステロイド ステロイド steroid
- 化学辞典 第2版
- 図のようなシクロペンタノヒドロフェナントレン環をもつか,これと密接な関連化合物の総称.R1 および R2 は,一般にはメチルであるが酸素化されたも…
連続変化法 レンゾクヘンカホウ continuous variation method
- 化学辞典 第2版
- ジョブの方法ともいう.溶液中で生成する化合物の確認法.いま,A + nB ABnなる平衡反応を考える.A,Bを種々の割合で混合し,その溶液のある物理的…
ジラード-チャルマーズ法 ジラードチャルマーズホウ Szilard-Chalmers' method
- 化学辞典 第2版
- 1934年,L. SzilardおよびT.A. Chalmersは,ヨウ化エチルに熱中性子を照射し,生じた放射性 128I の大部分が,水で抽出した部分に移ることを発見した…
ピロン ピロン pyrone
- 化学辞典 第2版
- C5H4O2(96.09).ピラノンともいう.α-ピロンとγ-ピロンの2種類が存在する.【Ⅰ】α-ピロン(2-ピロン):クマリン酸の水銀塩を加熱脱炭酸してつくる.融…
立体配座表示法 リッタイハイザヒョウジホウ nomenclature of conformation
- 化学辞典 第2版
- IUPACが推奨する立体配座の表示法.エタン形化合物の立体配座を表すのに,トランス,シス,ゴーシュ,アンチなど種々の用語が用いられるようになって…
放射性セシウム体外除去剤
- 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版
- 製品名 ヘキサシアノ鉄酸鉄水和物製剤 ラディオガルダーゼ(日本メジフィジックス) 放射性セシウムによる体内汚染を軽減させるために使用される薬…
イサチン isatin
- 改訂新版 世界大百科事典
- 2,3-ジオキソインドリンともいう。1840年代にエルトマンO.L.ErdmannおよびローレントA.Laurentがインジゴの酸化によって初めて得た。構造はA.F.ケク…
四酸化オスミウム (しさんかオスミウム) osmium tetroxide
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学式OsO4。酸化オスミウム(Ⅷ)ともいう。オスミウムの粉末を酸素気流中で赤熱するか,オスミウム化合物を酸化すると得られる。無色ないし淡黄色針…
剛性溶媒 (ごうせいようばい) rigid solvent
- 改訂新版 世界大百科事典
- 溶液の物性測定を行うとき,溶媒を剛性状態にして溶質分子の運動を止めて利用することがある。このような特性をもった溶媒を剛性溶媒または剛体溶媒…
ホスゲン ほすげん phosgene
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- カルボニルの塩化物で、正式名は塩化カルボニル。一酸化炭素と塩素とを、活性炭を触媒として60~150℃で反応させると得られる。常温では無色の気体。…
過酸化ナトリウム かさんかなとりうむ sodium peroxide
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ナトリウムと酸素の化合物の一つ。過酸化ソーダともいう。金属ナトリウムをアルミニウム製の皿の上に置き、二酸化炭素を含まない乾燥空気を送って300…
ペプチド固相合成法 ペプチドこそうごうせいほう solid phase peptide synthesis
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ペプチドやオリゴ DNAなど基本構成単位 (ペプチドではアミノ酸,DNAではヌクレオチド) が鎖状に連なった高分子化合物の合成法の一つ。溶媒に不溶の樹…
有効原子番号 ゆうこうげんしばんごう effective atomic number
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- EAN と略記することがある。化学結合をしている原子核のまわりの電子数をいう。金属イオンに配位子が配位して錯体が形成される場合,中心金属イオン…
バイ Babylonia japonica; Japanese ivory shell
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 軟体動物門腹足綱エゾバイ科。殻高 7cm,殻径 4cmに達する。殻は長卵形,殻表は黄色の殻皮でおおわれ,これを通して黒紫色の斑紋列や斑点列が見える…
異性 イセイ isomerism
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】分子式は同じであるが,構造が異なるため,物理的または化学的性質の異なる物質が,2種類以上存在する現象をいい,この関係にある化合物を異性…
アントラキノン アントラキノン anthraquinone
- 化学辞典 第2版
- C14H8O2(208.22).広義では,アントラセンから誘導されるキノンをいい,1,2-,1,4-および9,10-アントラキノンの三つの異性体があるが,普通,9,10-ア…
オサゾン オサゾン osazone
- 化学辞典 第2版
- α-ヒドロキシアルデヒド,α-ヒドロキシケトン,α-ジカルボニル化合物などとヒドラジン類との縮合によって生じるジヒドラゾンの総称.還元糖に3 mol …
発煙硫酸 ハツエンリュウサン fuming sulfuric acid
- 化学辞典 第2版
- オレウム(oleum)ともいう.97~98% 濃硫酸に多量の三酸化硫黄を吸収させたもの.大気中の水分と三酸化硫黄蒸気から生じる硫酸霧の白煙を発生するの…
糖ヌクレオチド トウヌクレオチド sugar nucleotide
- 化学辞典 第2版
- ヌクレオチドの5′位のリン酸基と糖類のヘミアセタールヒドロキシ基(還元性のヒドロキシ基)がエステル結合をした化合物の総称.そのほとんどは,アデ…
yū́ki3[úu], ゆうき, 有機
- 現代日葡辞典
- 【Fís.】 Orgânico.~ ka suru|有機化する∥Tornar-se ~.◇~ bushitsu有機物質A substância ~.◇~ hiryō有機肥料O ad…
エステル えすてる ester
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 有機酸または無機酸とアルコール(またはフェノール)が1分子の水を失って縮合した形の化合物の総称。エステルは、母体となる酸の名前を前にして、ア…
原子価 (げんしか) valence
- 改訂新版 世界大百科事典
- いろいろな化合物の元素組成を調べると,ある元素の原子1個が他の元素の原子何個と結合しているかを知ることができる。このように化合物の中で結合し…
これ‐もの【此者・是者・此物・是物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「これ」は、物事を手つきで暗示する際にいう )① 手つきで暗示しているような、そのような者、あるいは状態など。[初出の実例]「あのお…
有機溶剤中毒 ゆうきようざいちゅうどく
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 有機溶剤による中毒。有機溶剤とは、常温常圧下で液体であって非水溶性のものを溶かす有機化合物の総称である。その種類は400種以上に達するが、化学…
硫化染料 りゅうかせんりょう sulfur dyes
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 4‐アミノフェノールのような比較的簡単な構造の有機化合物を硫黄(いおう)あるいは多硫化ナトリウムと加熱して得られる染料。硫化ナトリウムにより水…
原子吸光分析 ゲンシキュウコウブンセキ atomic absorption analysis
- 化学辞典 第2版
- 加熱により原子状蒸気に解離した元素による,同じ元素の共鳴線の吸収を利用した分析法.おもに金属元素の微量分析に用いられる.機器分析法としては…