せん‐てい【仙庭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仙人の宮殿の庭。転じて、天子の宮殿の庭。また、宮廷。[初出の実例]「何因今夜心情切、洞裏仙庭一色残」(出典:雑言奉和(10C初か)…
がん‐さく【贋作】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 小説、絵画、工芸品などのにせもの。[初出の実例]「之を望ば精良、之に近ば濫悪。偽製、贋作、又委(すて)、又曝す」(出典:江戸繁昌記(1…
【謹愿】きんげん
- 普及版 字通
- つつしみ深く、誠実。〔説苑、雑言〕物に各短長り。愿敦厚はに事(つか)ふべきも、用兵に施さず。騏驥(きりんりよくじ)は足千里にぶも、~鼠を捕ふる…
と‐じん【都人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 みやこの人。都会に住む人。みやこびと。[初出の実例]「都人士女之見者莫レ不二解レ頤断一レ膓」(出典:明衡往来(11C中か)上本)[そ…
【蚯蚓】きゆう(きう)いん
- 普及版 字通
- みみず。〔説苑、雑言〕夫(そ)れ蚯蚓はに筋骨の強無く、外に爪の利無し。然れども下(しも)泉に飮み、上(かみ)晞土(きど)を墾(たがや)すは、~心を用…
ぼ‐し【暮歯】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 老齢。晩年。暮年。[初出の実例]「暮歯豈忘疎傅志。応レ縻相府篤恩深」(出典:雑言奉和(10C初か)秋日陪左丞相城南水石亭祝蔵外史大…
しゅう‐こう(シウカウ)【秋郊】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 秋の郊外の野原。秋の野辺。秋野。《 季語・秋 》[初出の実例]「応レ似城南今日会、秋郊仰拝老人星」(出典:雑言奉和(10C初か)秋日…
しゅ‐かく【酒客】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「かく」は「客」の漢音 ) 飲酒の好きな人。酒飲み。酒好き。上戸(じょうご)。[初出の実例]「酒客攀相伴、詩仙繞作レ群」(出典:雑言奉…
こう‐ふう(カウ‥)【江風】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 川の上を吹く風。かわかぜ。[初出の実例]「江風一過吹レ花去。片片飄飄落二何処一」(出典:雑言奉和(10C初か)奉和御製江上落花詞〈…
ばん‐じゅ【万樹】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 多くの樹々。また、すべての樹々。万木。万株。[初出の実例]「万樹栄暉一種同、看二落花一」(出典:雑言奉和(10C初か)奉和聖製河上…
ぎ‐げん【戯言】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 たわむれの言葉。ざれごと。じょうだん。[初出の実例]「戯言凜々秋難レ酔」(出典:菅家文草(900頃)四・水辺試飲)「戯言(ギゲン)とも附…
【鮑肆】ほう(はう)し
- 普及版 字通
- 鮑魚を売る店。〔説苑、雑言〕善人と居るは(らんし)の室に入るが如く、久しくして其の香を聞かず、則ち之れとす。惡人と居るは鮑魚の肆(みせ)に入る…
ちょう‐たつ(チャウ‥)【暢達】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) のびそだつこと。また、のびのびしているさま。のびやか。[初出の実例]「憶二亀山一雑言、真情暢達」(出典:日本詩史(1771)一…
のう‐こう(‥カウ)【濃香】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 濃厚なにおい。こまやかなにおい。じょうきょう。[初出の実例]「濃香不レ異武陵迷、軽盈髣髴陽台夢」(出典:雑言奉和(10C初か)奉和…
くう‐り【空裏・空裡】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 空中。大空。虚空。[初出の実例]「落花作レ雪満二空裡一、空裡飛散投二江水一」(出典:雑言奉和(10C初か)春和聖製江上落花詞〈有智…
【時移】じい
- 普及版 字通
- 時が推移する。〔説苑、雑言〕今夫(そ)れ世異なれば則ち事變じ、事變ずれば則ち時移り、時移れば則ち俗易(かは)る。是(ここ)を以て、君子は先づ其の…
む‐せきにん【無責任】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 責任がないこと。責任を負わないこと。[初出の実例]「蔭弁慶こそ無責任(ムセキニン)の空論と為り、罵詈讒謗の毒筆となる」(出典:福翁自…
ばば‐ぶんこう【馬場文耕】
- 精選版 日本国語大辞典
- 江戸中期の講釈師。馬文耕ともいう。本姓中井。通称左馬次。伊予(愛媛県)の人。宝暦四年(一七五四)頃から江戸で講釈師として活躍し、罵詈讒謗(ば…
か‐ごん〔クワ‐〕【過言】
- デジタル大辞泉
- 1 大げさすぎる言い方。言いすぎ。かげん。「実力では世界一と言っても過言ではない」2 度を過ぎた言葉。無礼な言葉。かげん。「酒の力で雑言―を并…
すん‐よ【寸余】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 一寸(約三センチメートル)あまり。ほぼ一寸ぐらいであること。[初出の実例]「梅院不レ掃寸余紫、桃源委レ積尽所紅」(出典:凌雲集(814…
ばん‐せい【晩成】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 他より遅れて事を成就すること。また、晩年になって成功すること。[初出の実例]「朕才似二晩成一、人可レ不レ見レ毀」(出典:雑言奉和(…
どうする‐どうする
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 感動詞 〙 娘義太夫のサワリのところで、客がはやしたてるかけ声。明治二〇年(一八八七)前後から四〇年頃まで、主に当時の学生の間で流行した。…
へき‐じ【僻事】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 道理に外れたこと。ひがごと。[初出の実例]「僻事 ヒガコト ヘキジ」(出典:いろは字(1559))[その他の文献]〔申鑒‐雑言上〕② 特殊な故…
いっ‐ぱん【一半】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 なかば。半分。[初出の実例]「看二落花一。一半蕭灑一半結」(出典:雑言奉和(10C初か)奉和聖製河上落花詞〈坂田永河〉)「作品の美醜…
さる‐ほど‐に【▽然る程に】
- デジタル大辞泉
- [接]1 そうするうちに。やがて。「―、げに世の中に許され給ひて、都に帰り給ふと、天の下の喜びにてたち騒ぐ」〈源・蓬生〉2 話かわって。さて。…
へな‐ちょこ
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 未熟な奴。取るに足りない者。また、そのような人をののしっていう語。[初出の実例]「殊に下流者の少しく意に満たざる所あらば、則ち『何…
しんかん【申鑒】
- 精選版 日本国語大辞典
- 中国の儒家書。後漢の荀悦(じゅんえつ)撰。明の黄省曽注。政体・時事・俗嫌・雑言上下の四篇五巻からなる。当時政権が曹操へ移行するのを憂えて著わ…
えん‐ぽ(ヱン‥)【園圃】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「園(えん)」は木を植えるところ。「圃(ぽ)」は菜を植えるところ ) 園(その)と畑。[初出の実例]「栄盈園圃望無レ極」(出典:雑言奉和(…
かん‐りゅう(クヮンリウ)【環流】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( ━する ) 水もしくは空気の流れなどが、めぐり流れること。[初出の実例]「如此き地形なれども、河流は処々に環流して、運漕用水には乏…
三統理平 (みむねの-まさひら)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 853-926 平安時代前期-中期の官吏,漢詩人。仁寿(にんじゅ)3年生まれ。大蔵善行にまなぶ。文章博士をへて式部大輔(たいふ),従四位下。「日本三代実…
詈 12画
- 普及版 字通
- [字音] リ[字訓] ののしる[説文解字] [字形] 会意网(もう)+言。言は神に誓約する語。その盟誓を収めた器の上に网(あみ)を被らせるのは、その誓約を…
みょう‐ねん(ミャウ‥)【明年】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 その人が現在身を置いている次の年。あくるとし。来年。[初出の実例]「今歳蹉跎雖二落尽一、明年還復堪二攀折一」(出典:雑言奉和(10…
ぼつ‐でき【没溺】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「ぼっでき」とも )① 水に落ちておぼれること。水にしずむこと。溺没。〔日葡辞書(1603‐04)〕 〔説苑‐雑言〕② 度をすごして熱中する…
ちか‐ごろ【近頃】
- デジタル大辞泉
- [名]このごろ。最近。近来。副詞的にも用いる。「近頃の若い者は」「近頃手に入れた品」[副]《「近ごろになく」の意から》はなはだ。非常に。「―…
まぎれ‐もの【紛物・紛者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① まぎらわしいもの。人を瞞着するもの。ごまかし者。[初出の実例]「世にまぎれ者おほく、傍若無人に雑言いへば、堪忍なりがたき事あれど…
しゅ‐ろう【酒楼】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 酒を出す料理屋。料理茶屋。[初出の実例]「深有レ人春意閙、売花声過酒楼東」(出典:梅渓稿(1521‐28頃)深巷杏花)「斎日の閻魔参に、酒…
しち‐じゅう(‥ジフ)【七十】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 一〇の七倍の数。ななじゅう。ななそじ。〔日葡辞書(1603‐04)〕② 年齢の七〇歳をいう。古希。[初出の実例]「鳴桐半燼遇二知音一、七十…
たい‐ろん【大論】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 大いに論じること。〔文明本節用集(室町中)〕 〔欧陽脩‐鎮陽読書詩〕② 高遠で雄大な議論。また、高邁宏大な理論。[初出の実例]「鉅文…
せい‐よう【青蠅】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① アオバエ。蒼蠅。[初出の実例]「白蠕孔裏蠢、青蠅上飛」(出典:性霊集‐一〇(1079)九想詩・青瘀相)② 讒言(ざんげん)、雑言(ぞうごん)を…
とう‐り【洞裏】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ほらあなの内側。洞窟の内部。また、仙人が住んでいるような所。[初出の実例]「逮レ従二幽荘尚歯筵一。宛如三洞裏遇二群仙一」(出典:菅…
はく‐がいがい【白皚皚】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 霜や雪などのきわめて白いさま。[初出の実例]「黄星星与二白皚皚一、野種疎根禁掖栽」(出典:雑言奉和(10C初か)惜…
ぜいえん(ゼイヱン)【説苑】
- 精選版 日本国語大辞典
- 中国の儒家書。二〇巻。前漢の劉向(りゅうきょう)撰。訓戒とすべき故事・伝説類を集め、君道・臣術・建本・立節・貴徳・復恩・政理・尊賢・正諫・法…
で‐ほうだい〔‐ハウダイ〕【出放題】
- デジタル大辞泉
- [名・形動]1 出るにまかせておくこと。出るばかりのこと。また、そのさま。「湯を出放題にしておく」2 好き勝手なことを口から出るにまかせて言…
し‐せん【詩仙】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 詩作に卓越した天才的な詩人。詩の大家。[初出の実例]「酒客攀相伴、詩仙繞作レ群」(出典:雑言奉和(10C初か)惜秋翫残菊応製〈橘公緒〉)…
じょう‐なん(ジャウ‥)【城南】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙① 城や都城の南方。また、その地域。[初出の実例]「秋日陪二左丞相城南水石亭一祝二蔵外吏大夫七旬之秋一応レ教一首」(出典:雑言奉…
くう‐げん【空言】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 根拠のないうわさ。事実でないことを言うこと。また、そのことば。虚言。そらごと。[初出の実例]「雑言空言、傍若無人の事のみ耳にみち…
リンナ Väinö Valtteri Linna 生没年:1920-92
- 改訂新版 世界大百科事典
- フィンランドの作家。小学校卒業後,農林・工場労働者となる。《目標》(1947),《黒い恋》(1948)を経て,ソ・フィン戦争下の兵士たちを描いた《…
よたろう(ヨタラウ)【与太郎】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「よたろ」とも )① 知恵の足りない者、愚か者を擬人化していった語。馬鹿。うすのろ。よた。[初出の実例]「一手さきも見えぬ、うはきが…
せ‐ご【世語】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 世間のできごとなどについての気のおけない話。世間話。[初出の実例]「於二論談之席一、雑言世語、堅可レ有二停止一事」(出典:高野山文…
ひじ【肘】 を 折((お))る
- 精選版 日本国語大辞典
- ① ( 「春秋左伝‐定公一三年」に見える斉の高彊のことば「三折レ肱、知レ為二良医一」、また「孔叢子‐嘉言」「説苑‐雑言」に見える孔子のことばから )…