チミジン
- 栄養・生化学辞典
- C10H14N2O5 (mw242.23). デオキシリボヌクレオシドの一つ.チミジル酸からリン酸が除かれた化合物.
ピロール(pyrrole)
- デジタル大辞泉
- 複素環式化合物の一種。特異臭をもつ無色の油で、コールタール・骨油中などに含まれる。水に不溶で、有機溶媒とはよく混ざる。
そせい‐しき【組成式】
- デジタル大辞泉
- 化合物を構成する原子の種類と、各原子の個数の最も簡単な整数比を示す化学式。実験的に定められたものを実験式ということもある。
タウロコール酸
- 栄養・生化学辞典
- C26H45NO7S (mw515.71). 胆汁酸であるコール酸とタウリンの結合した化合物で,胆汁中にある.
テルペンアルコール
- 栄養・生化学辞典
- テルペンの炭化水素構造にアルコール基が導入された化合物の総称.ゲラニオール,リナロールなど.芳香を有するものが多い.
脂肪族アルコール
- 栄養・生化学辞典
- 芳香族アルコールに対して脂肪族化合物に属するアルコール.すなわち,炭素の直鎖もしくは分枝鎖で構成されるアルコール.
エレクトロポレーション
- 栄養・生化学辞典
- 単時間電気パルスを細胞に与えて細胞膜の浸透性を上げて,高分子化合物を細胞内に取り込ませる方法.遺伝子の移入に用いる方法.
オピオイド
- 栄養・生化学辞典
- モルヒネ様の作用をする非アルカロイド化合物の総称.ナロキソンもしくは他のモルヒネの阻害剤でその作用が阻害されるのが特徴.
ケト形 けとがた
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ケト‐エノール互変異性現象を示す化合物の互変異性体の一種。エノール形と平衡で存在する。[編集部][参照項目] | 互変異性
化学式量 カガクシキリョウ chemical formula weight
- 化学辞典 第2版
- 化合物を化学式で表したときの各原子の相対原子質量(原子量)の総和.分子量とほとんど同意義だが,化学式を強調している.
しゅう‐ちゃく(シウ‥)【収着】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 固体と気体や溶液との接触面で、気体または溶液が固体に吸着し、同時に化合物または固溶体などをつくる現象。
ジュネーブ‐めいめいほう(‥メイメイハフ)【ジュネーブ命名法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 一八九二年、ヨーロッパ九か国の化学者がジュネーブに集まってつくった有機化合物の命名法。万国命名法のはじまり。
フェロセン(ferrocene)
- デジタル大辞泉
- 二つのシクロペンタジエン環で鉄がサンドイッチにされた分子構造をもつ有機鉄化合物。橙赤色の結晶で有機溶媒に溶ける。
メントール
- 栄養・生化学辞典
- C10H20O (mw156.27). 香料として使われる化合物.ハッカの油からとるほか,合成品もある.
スルホンアミド
- 栄養・生化学辞典
- 一般式RSO2NR′-R″で表されるスルホン酸のアミド.サルファ剤などはこの化合物の群に属する.
非電解質【ひでんかいしつ】
- 百科事典マイペディア
- 溶液中でイオンに解離しない物質。電解質の対。砂糖,アルコール,ベンゼンなど多くの有機化合物は非電解質である。
ビサクロン(bisacurone)
- デジタル大辞泉
- ウコン(ターメリック)から単離された微量の化合物。生体内で抗酸化作用、抗炎症作用をもつとされる。化学式C15H24O3
アリチアミン
- 栄養・生化学辞典
- ニンニク特有の臭気成分アリシンとチアミンの結合した化合物で,チアミンの吸収を助けるなど,作用を増強させるとされている.
コレカルシフェロール当量
- 栄養・生化学辞典
- ビタミンDの活性を示す化合物の相対的な活性を表す方法で,コレカルシフェロールを基準としてそれに対する活性を表示する方法.
酸化鉛 さんかなまり lead oxide
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 酸化数 1,2,4の化合物と混合原子価の化合物,四酸化三鉛 Pb3O4(PbII2PbIVO4),三酸化二鉛 Pb2O3(PbIIPbIVO3)があり,よく知られているものは酸化鉛…
メシチレン mesitylene
- 改訂新版 世界大百科事典
- 芳香族炭化水素の一つ。1,3,5-トリメチルベンゼンともいう。特有臭のある無色の液体で,融点-44.72℃,沸点164.72℃。アルコール,エーテルに易溶,…
同化 ドウカ assimilation
- 化学辞典 第2版
- 生物が外部から物質を取り入れ,細胞内での代謝によって生体に特徴的な物質にする生体内反応.同化に必要なエネルギーは,植物においては光のエネル…
付加重合 ふかじゅうごう addition polymerization
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 二重結合あるいは三重結合をもった不飽和化合物が付加して重合体になる反応。塩化ビニルにみられるように,単量体の組成と重合体の組成が等しく,そ…
コンビナトリアル・ケミストリー combinatorial chemistry
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 多種類の原料物質を同時に組み合わせ,ペプチドや有機物など化合物を一度に数多く合成する技術。医薬品や農薬,新素材など,多種の化合物を合成し,…
たんか‐すいそ(タンクヮ‥)【炭化水素】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 有機化合物の母体をなす炭素と水素の化合物。炭素原子が互いに鎖状または環状に結合し、炭素骨格をつくり、各炭素原子の余った原子価に水…
縮合反応
- 栄養・生化学辞典
- 単に縮合ともいう.官能基をもつ化合物から低分子がとれて新しい結合が生成すること.
ガリウム‐ひそ【ガリウム砒素】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ガリウムと砒素との化合物。単結晶は超高速集積回路などの基板に用いる。
倍数比例の法則 ばいすうひれいのほうそく law of multiple proportions
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 2種類の元素が化合して2種以上の化合物をつくる場合,これらの化合物の間では一方の元素の同一質量 (または重量) と結合する他の元素の質量 (または…
用途特許
- 産学連携キーワード辞典
- 「用途特許」とは、既存の化合物に未知の属性を発見し、それがある新しい用途に用いることが可能であることが分かった際に、その用途に対して与えら…
赤外線分光分析【せきがいせんぶんこうぶんせき】
- 百科事典マイペディア
- 主として赤外吸収スペクトルを用いる分析法をいう。赤外吸収スペクトルは微細な構造をもち,それぞれの化合物に固有であるため,既知の物質の赤外吸…
ベンジル(benzil)
- デジタル大辞泉
- ベンゾインを酸化して得られる芳香族の有機化合物。α-ジケトンの一つ。黄色の柱状結晶で、エタノールやエーテルに溶けるが、水には溶けない。化学式C…
カルベン carbene
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ジクロロカルベン CCl2 のような炭素遊離基で,一般に CXY で表わされる。クロロホルムとカリウム第三ブトキシドとの反応,ジアゾメタンやケテン化合…
硫化鉱物 りゅうかこうぶつ sulfide mineral
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 金属元素と硫黄の化合物から成る鉱物群の総称。金属と硫黄の原子比が,1:1のもの (閃亜鉛鉱,方鉛鉱,銅藍など) や,2:1のもの (輝銀鉱,輝銅鉱など)…
2,4-ジニトロフェニルヒドラジン ジニトロフェニルヒドラジン 2,4-dinitrophenylhydrazine
- 化学辞典 第2版
- C6H6N4O4(198.14).2,4-ジニトロクロロベンゼンとヒドラジンとをエタノール中でアルカリ存在下に縮合させると得られる.赤色の結晶.融点194 ℃.エタ…
キセノン きせのん xenon
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 希ガス元素(貴ガス元素)の一つ。原子番号54、元素記号Xe。1898年、イギリスのラムゼーらによる希ガス元素発見の過程において、アルゴン、クリプト…
オキシン おきしん oxine
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 8-ヒドロキシキノリンの別名。8-キノリノールともいう。 8-キノリンスルホン酸ナトリウムを濃い水酸化ナトリウム溶液とともに加圧下で180℃に加熱す…
末端基定量法 まったんきていりょうほう end group determination
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 端末基定量法ともいわれる。高分子化合物の構造研究および分子量測定に用いられる分析法。単量体が重縮合して高分子化合物を形成する場合,鎖の中間…
トレーサー tracer
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 追跡子。物質や生体の中で,特定の元素または化合物が移動する経路や,移動に要する時間などを調べるために用いる標識のついた元素または化合物。ト…
芳香 ほうこう
- 日中辞典 第3版
- 芳香fāngxiāng.~芳香を放つ|散发芳香.芳香剤香味剂xiāngwèijì;香精xiāngjīng.…
レチナール(retinal)
- デジタル大辞泉
- 脊椎動物の目の網膜において色素たんぱく質のオプシンと結合し、視紅(ロドプシン)という視物質としてはたらく化合物。レチネン。
きょうねつ‐げんりょう〔キヤウネツゲンリヤウ〕【強熱減量】
- デジタル大辞泉
- 試料を高温に熱した際に減少する質量。主に鉱物や無機化合物中の揮発性物質または有機物の質量に等しい。灼熱減量。加熱減量。
シリコンカーバイド‐せんい〔‐センヰ〕【シリコンカーバイド繊維】
- デジタル大辞泉
- 《silicon carbide fiber》炭化珪素繊維。珪素を含む有機高分子化合物。耐熱性・強度などにすぐれる。
アニシル アニシル anisyl
- 化学辞典 第2版
- メトキシベンジルともいう.有機化合物中の基CH3OC6H4CH2-の慣用名.IUPAC命名法の基名表には採用されていない.
芘 bǐ [漢字表級]3 [総画数]7
- 中日辞典 第3版
- [名]<化学>(有機化合物の一種)ピレン.[異読]〖芘pí〗
アルキルベンゼン(alkylbenzene)
- デジタル大辞泉
- ベンゼン環にアルキル基が結合した化合物の総称。ふつうは合成洗剤原料になる、アルキル基の炭素数10~15のものをさす。
グリコシド‐けつごう〔‐ケツガフ〕【グリコシド結合】
- デジタル大辞泉
- 糖の水酸基とアルコールや他の糖などの有機化合物の水酸基が反応し、水1分子が取れて縮合してできる共有結合の総称。配糖体結合。
こんごう‐ぶつ〔コンガフ‐〕【混合物】
- デジタル大辞泉
- 2種以上のものがまじって一つとなったもの。特に、それらの間に強い化学結合を生じないでまじり合ったもの。化合物に対していう。
ゆうき‐さん(イウキ‥)【有機酸】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 酸の性質を示す有機化合物。酢酸、安息香酸、蟻酸、酪酸、酒石酸、乳酸、蓚酸など。〔工学字彙(1886)〕
亜硝酸
- 栄養・生化学辞典
- HNO2 (mw47.01).弱酸性の液体.不安定な酸で,アミンと反応してヒドロキシ化合物を作るため変異原性がある.
水俣病
- 知恵蔵mini
- メチル水銀化合物中毒による中枢神経疾患。化学工場が流した廃液中のメチル水銀化合物によって汚染された魚介類を、長期間、大量に摂取したことから…