「石」の検索結果

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つけもの‐いし【漬物石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 漬物を漬ける時のおし石。[初出の実例]「井戸に漬物石を間違って落しました」(出典:徳山道助の帰郷(1967)〈柏原兵三〉一)

つぶれ‐いし【円石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「つぶれ」は「つぶら(円)」の変化したもの ) まるい石。角がとれてまるくなった石。[初出の実例]「わが背子が犢鼻(たふさき)にする…

ていしゅ‐いし【亭主石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 茶庭の露地に配置する石の一種。中潜(なかくぐり)の内側に据えてある乗越石(のりこしいし)の手前にある、扁平な石をいう。客が腰掛にそろ…

とう‐せき【凍石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 微粒な滑石の集合体。灰・淡緑色などで緻密。ふつう塊状で蛇紋岩・雲母片岩中に産する。減磨剤、彫刻などに用いる。[初出の実例]「蝋石や…

てがた‐いし【手形石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 手形のような窪みのある石で、神様、高僧などが手形をつけたという伝承をもつ石。また、その伝説。[初出の実例]「手形石(テガタイシ)はム…

しらかわ‐いし(しらかは‥)【白川石・白河石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 京都市左京区北白川から産する石。白色の花崗岩(かこうがん)で墓石、石灯籠、敷石、橋などに用いられる。白川御影。[初出の実例]「いし…

せき‐さいぼう(‥サイバウ)【石細胞】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 植物の厚膜細胞の一つ。ほぼ正多角形で、細胞膜がきわめて厚く、木化して堅くなったもの。ウメ・モモの内果皮(俗にたねという部分)、ナ…

せき‐さん【石蚕】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 「いさごむし(沙虫)」の異名。〔康頼本草(1379‐91頃)〕 〔王融‐薬名詩〕

せき‐しゅう(‥シウ)【石州】

精選版 日本国語大辞典
[ 1 ] 石見国(いわみのくに)の別称。[初出の実例]「先考故石州録事参軍弓氏」(出典:性霊集‐八(1079)為弟子僧真境設亡考七々斎願文)[ 2 ] 〘 名詞 …

せき‐しん【石心】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 石のように堅固で、簡単には曲げない志。[初出の実例]「猶石心鉄肝たゆむ事なかれ」(出典:俳諧・刷毛序(1706))② 石のように冷たい心…

せき‐ちょう(‥テフ)【石&JISF1FC;】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 石でつくった姫垣。城壁などの上にめぐらした石造りの低い垣。[初出の実例]「叫ぶ声が石堞に響を反して、窈然と遠く鳴る木枯の如く」(出…

せき‐とう【石磴】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 石のある坂路。また、石の段。[初出の実例]「渉二崇山之嵬一、攀二石磴之磊一」(出典:経国集(827)一四・秋雲篇示同舎郎〈滋野貞主〉)[…

せき‐どう【石洞】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 石のほらあな。〔文明本節用集(室町中)〕[初出の実例]「又西来の一道ありて、車道の下を刳鑿し、石洞の門を穿ちさり、上下に十字の路を…

せきばん‐せき【石版石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 炭酸カルシウムを主成分とする石灰岩。灰色または淡黄色で硬く、板状にはがれやすい。吸湿性・吸油性があるので石版に用いられる。リトグ…

せき‐みつ【石蜜】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 氷砂糖。[初出の実例]「石蜜〈煎二練沙糖一為レ之〉一名沙餠〈出二蘇敬注一〉唐」(出典:本草和名(918頃))[その他の文献]〔本草綱目‐…

せき‐り【石理】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 鉱物の結晶度・粒度・粒形・結晶の相互関係・配列などの状態によって生ずる、岩石の組織。等粒状・斑状・片麻岩状・片状などの種類がある…

せき‐りょく【石緑】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 緑青(ろくしょう)のこと。〔和漢三才図会(1712)〕 〔新唐書‐韋堅伝〕② 「くじゃくせき(孔雀石)」の異称。

せき‐りん【石麟】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 石製の麒麟(きりん)。主に墓の周囲などに建てられる。[初出の実例]「一朝相継帰二蒿里一、石麟泣レ露秋苔閟」(出典:篁園全集(1844)一…

せきろく【石勒】

精選版 日本国語大辞典
中国、五胡十六国の後趙の建国者。廟号は高祖(在位三一九‐三三三)。匈奴系の羯(けつ)族の出身。晉将王浚(おうしゅん)を滅ぼして国を趙と号し、三二…

せっ‐けん(セキ‥)【石剣】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 磨製石器の一つ。縄文時代のものは断面が両凸レンズ形の棒状、彌生時代のものは銅・鉄剣を模している。[初出の実例]「石器は、石鏃、石匙…

ひびき‐いし【響石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 =おうむせき(鸚鵡石)①

ひる‐いし【蛭石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 黒雲母や金雲母が加水変質してできた鉱物。急激に熱すると蛭のように膨張する。焼成したものは軽く、耐火性があり、吸音・断熱用の充填材…

へげ‐いし【剥石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 板状節理がよく発達して、平らに割れる石材。鉄平石、根府川石など。

おうむ‐せき(アウム‥)【鸚鵡石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 山肌にあらわになった大岩などで、音をよく反響させるもの。言葉石。響き石。ものいい石。おうむいし。[初出の実例]「一の大岩石山の半…

おがみ‐いし(をがみ‥)【拝石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 歴史上著名な人物が、そこから遙拝したという伝承をもつ石。また、その伝説。② 氏神の境内などにあり、大昔、その石の上に神を勧請(かん…

かんすい‐せき【寒水石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 茨城県日立市助川付近に産出する大理石の石材名。一般には純白の大理石をもいう。古生代の結晶質石灰岩で、白地に灰色の縞があり、結晶粒…

おじま‐いし(をじま‥)【尾島石】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 山口県萩市の海上にある尾島から採石される玄武岩。土木用材にする。

ザイベリー石 ざいべりーせき szaibélyite

日本大百科全書(ニッポニカ)
ホウ素(B)の鉱石鉱物の一つ。苦灰岩の接触帯や超塩基性岩中に生成されるほか、蒸発岩のような低温条件でも生成される。斜方相を含むいくつかの多型…

車輪石 しゃりんせき

日本大百科全書(ニッポニカ)
日本の古墳時代前期につくられた腕輪形宝器の一種。オオツタノハを加工してつくった貝輪を碧玉(へきぎょく)や緑色凝灰岩などの石材で模したもので、…

スコロド石 すころどせき scorodite

日本大百科全書(ニッポニカ)
硫砒(りゅうひ)鉄鉱、砒鉄鉱などの酸化分解によって生成される二次鉱物の一つ。これらを含む各種金属鉱床の酸化帯中に産する。パラスコロド石parasco…

石棉 せきめん / シーミエン

日本大百科全書(ニッポニカ)
中国、四川(しせん)省中西部の県。雅安(があん)市に属する。人口12万4400(2013)。揚子江(ようすこう)支流岷江(びんこう)の支流大渡河(だいとが)下…

独鈷石 どっこいし

日本大百科全書(ニッポニカ)
仏具の独鈷に形態が類似する磨製ないし敲打製(こうだせい)の石器。主として縄文時代晩期に発達するが、弥生(やよい)時代にも残存している。長さ10~2…

木曽石

デジタル大辞泉プラス
石材の名。岐阜県産の花崗岩。

議院石(ぎいんせき)

デジタル大辞泉プラス
石材の名。広島県安芸郡倉橋島で産出される花崗岩。名前の由来は国会議事堂や、衆参議院議員会館に使用されたことから。

佐久石

デジタル大辞泉プラス
石材の名。長野県佐久市で産出される溶結凝灰岩。

柴石

デジタル大辞泉プラス
石材の名。長野県長野市松代町で産出される安山岩。

陶石 とうせき pottery stone

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
陶磁器の原料になる岩石の総称。一般に石英 (70%) と絹雲母 (30%) から成る。日本では福島,石川,岐阜,兵庫,佐賀,熊本などの各県から産出する。

長手石 ながていし nagatelite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
リンを含む褐簾石。 (Ca,Ce)2(Al,Fe3+,Fe2+)3(OH)(Si,P)3O12 硬度 5.5 ,比重 3.9 。黒色,弱い放射能がある。石川県羽咋市長手島のペグマタイト…

かへいせき【貨幣石】

改訂新版 世界大百科事典

きぶすせき【ギブス石】

改訂新版 世界大百科事典

おだちせき【尾立石】

改訂新版 世界大百科事典

こめいし【米石】

改訂新版 世界大百科事典

電気石 でんきせき tourmaline

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
トルマリンともいう。 NaX3Al6(BO3)3Si6O18(OH,F)4 の組成を有する一連の鉱物 (X=マグネシウム,鉄,マンガン,リチウム,アルミニウムなど) 。X=…

葡萄石 ぶどうせき prehnite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
斜方晶系の鉱物。 Ca2Al2Si3O10(OH)2 。顕微鏡下で識別される大きさのものが主。ローソン石に似ているが複屈折が大きい。塩基性火山脈,空洞中に2次…

ベスブ石 ベスブせき vesuvianite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
正方晶系の鉱物。 Ca10(Mg,Fe)2Al4Si9O34(OH,F)4 。比重 3.33~3.43 ,硬度 6~7 。黄,緑,褐色などを呈する。石灰岩,ドロマイトなどが接触交代…

血石 けっせき blood-stone; heliotrope

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
玉髄の一種。緑泥石を包有して暗緑色を呈するプラズマと呼ばれる玉髄のうち,酸化鉄や鉄水酸化物の混入により赤色,赤褐色の斑点状,あるいは縞状の…

チタン石 チタンせき titanite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
CaTiO(SiO4) 。単斜晶系の鉱物。楔石ともいう。比重 3.5,硬度 5.5。常に微量の鉄 (III) ,アルミニウム,イットリウム,セリウム,ナトリウムなどを…

印南石 いんなみいし

日本大百科全書(ニッポニカ)
兵庫県高砂(たかさご)市伊保(いほ)町竜山(たつやま)付近でとれる石材。竜山石(たつやまいし)、宝殿石(ほうでんいし)の名でも知られる。濃灰色の石英…

大阪石 おおさかせき osakaite

日本大百科全書(ニッポニカ)
亜鉛の含水塩基性硫酸塩。2007年(平成19)当時岡山大学大学院生であった大西政之(まさゆき)(1980― )らによって大阪府箕面(みのお)市平尾鉱山(閉…

斧石 おのいし axinite

日本大百科全書(ニッポニカ)
一般的に斧石とよばれる鉱物は、化学組成の違いから現在では4種類に細分されている。鉄斧石は褐紫色のものが多く、石灰岩の接触帯、石英閃緑岩(せん…