「化合物」の検索結果

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せいぶんかいせい‐こうぶんし〔‐カウブンシ〕【生分解性高分子】

デジタル大辞泉
自然環境の中で微生物や酵素によって分解されたり、生体内で分解・吸収される高分子化合物。環境に与える負荷が小さく、プラスチックに代わる材料と…

メルカプタン(mercaptan)

デジタル大辞泉
アルコールの酸素原子を硫黄原子に変えたメルカプト基-SHをもつ化合物。メチルメルカプタンCH3SHなど。都市ガスなどの臭気付与剤に用いる。チオール…

不飽和アルコール ふほうわアルコール unsaturated alcohol

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
炭素-炭素不飽和結合 (芳香環は除く) をもつアルコール類。最も簡単な化合物はアリルアルコール CH2=CHCH2OH であり,これは合成樹脂の原料などに用…

フラボン flavone

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
化学式 C15H10O2 。高等植物に広く存在するフラボノイド色素の基本骨格をなす化合物。無色針状晶。融点 97℃。水には不溶であるが,有機溶媒によく溶…

ソリン(tholin)

デジタル大辞泉
惑星や衛星の大気中でメタンやエタンなどの単純な有機化合物が紫外線によって共重合を起こし、その結果生成される炭化水素類の総称。すすのような物…

チオ‐にょうそ〔‐ネウソ〕【チオ尿素】

デジタル大辞泉
尿素の酸素原子を硫黄原子に置換した有機化合物。無色の針状または斜方状結晶。融点はセ氏180度。尿素樹脂、染料、試薬などの原材料となる。チオカル…

ふっか‐すいそ〔フツクワ‐〕【×弗化水素】

デジタル大辞泉
水素と弗素の化合物。発煙性の無色の液体または気体。刺激性があり、有毒。水に溶けて弗化水素酸となり、ガラスを腐食するので、ガラス器具の目盛り…

アシルカルニチン

栄養・生化学辞典
 脂肪酸がミトコンドリア内膜へ運搬される場合,カルニチンと結合して生成する化合物.カルニチンアシルトランスフェラーゼによりアシルCoAとカル…

亜セレン酸

栄養・生化学辞典
 H2SeO3 (mw128.97).亜硫酸の硫黄に対応するセレンの酸化状態にある酸で,セレン欠乏症の治療効果は原子状セレンおよび無機セレン化合物の中で最も…

サルファ‐ざい【サルファ剤】

デジタル大辞泉
《sulfa drug》スルファミンを基本とする、細菌感染症に対する化学療法剤。のちにプロミン・プロミゾールなどスルホ基を有する化合物も含めていう総…

ケロゲン

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [英語] kerogen ) オイルシェールなどに含まれる酸素、窒素、硫黄を含有し、原油に似た性質をもつ、複雑な有機化合物。油母(ゆも)。ゆ…

アゾ

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [英語] azo- )① 化学で、窒素の原子二個から成るアゾ基と呼ばれる原子団。アゾ基。「アゾ化合物」「アゾ染料」② 写真で、つや消し印画…

メアワイン反応 メアワインハンノウ Meerwein reaction

化学辞典 第2版
メールワイン反応ともいう.ジアゾニウム塩によるα,β-不飽和カルボニル化合物のアリール化反応.水,ピリジン,アセトンなどの極性溶媒中で,塩化銅(…

カリ‐きゅう〔‐キウ〕【カリ球】

デジタル大辞泉
有機化合物に含まれる炭素の定量に用いられるガラス製の器。試料を加熱して炭素を二酸化炭素に変え、水酸化カリウム溶液で捕集する。リービッヒが考…

高エネルギーリン酸結合

栄養・生化学辞典
 ATPのβ,γ位のリン酸の結合(有機ピロリン酸)のように,加水分解されると多量の自由エネルギーの減少が起こるリン酸の結合.⇒高エネルギー化合物

コンフォーメーション

栄養・生化学辞典
 (1) 低分子の有機化合物では配座,もしくは立体配座といって,原子の空間配置.タンパク質や核酸のようなポリマーでは高次構造.(2) →外観

リボヌクレオシド

栄養・生化学辞典
 ヌクレオシドの一つで,D-リボースとプリンもしくはピリミジン塩基が結合した化合物.アデノシン,グアノシン,ウリジン,シチジン,イノシンなど.

シアンか‐ぶつ(シアンクヮ‥)【シアン化物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 シアン基 CN を含む化合物の総称。ふつう、金属のシアン化物をいう。一般に強い毒性を持つ。青化物。〔稿本化学語彙(1900)〕

八面体軌道 ハチメンタイキドウ octahedral orbital

化学辞典 第2版
SF6のような八面体構造をもつ化合物の化学結合を説明するための混成軌道の一つ.この場合は,S原子についてのd2 sp3混成軌道で説明される.

セラミド セラミド ceramide

化学辞典 第2版
N-アシルスフィンゴシン.セリンの誘導体に脂肪酸が2個結合した化合物.細胞膜を構成するスフィンゴ脂質の基本骨格.[CAS 4682-48-8]

カタボリズム catabolism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
異化または異化作用 (異化代謝) ともいう。生体内で起る代謝のうち,化学エネルギーに富む化合物の分解により,エネルギーを遊離させその自由エネル…

ニトロベンゼン nitrobenzene

改訂新版 世界大百科事典
ベンゼンを混酸(濃硫酸と濃硝酸の混合物)でニトロ化すると得られる芳香族ニトロ化合物。1834年にE.ミッチェルリヒによって初めて合成された。純粋…

塩化パラジウム えんかぱらじうむ palladium chloride

日本大百科全書(ニッポニカ)
パラジウムと塩素の化合物。酸化数Ⅰ、Ⅱ、Ⅳの化合物が知られているが、もっとも安定なのはⅡの場合である。 塩化パラジウム(Ⅱ)無水和物は、パラジウ…

ぶつ【物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 現物・物件などの意で、現金や品物をさしていう俗語。[初出の実例]「どうした? 甲州では、ブツは有ったかい」(出典:瀕死の青春(1957)…

bútsu2, ぶつ, 物

現代日葡辞典
1 [現物] 【G.】 O obje(c)to;a coisa.⇒kenzō ~;kiken ~[S/同]Geńbútsú(+).2 [麻薬] 【G.】 A droga. [S/同…

物 ぶつ

日中辞典 第3版
物wù,东西dōngxi.

ウィッティヒ うぃってぃひ Georg Wittig (1897―1987)

日本大百科全書(ニッポニカ)
ドイツの化学者。ベルリンに生まれる。チュービンゲン大学に入学するが、第一次世界大戦が勃発(ぼっぱつ)したため中退、戦後はカッセル大学、マール…

高分子化学 こうぶんしかがく high polymer chemistry

日本大百科全書(ニッポニカ)
高分子化合物の合成法や、その物性を研究する化学の一分野。前者は高分子合成化学、後者は高分子物性化学と大別される。高分子合成化学は主として石…

ホウ化物 ホウカブツ boride

化学辞典 第2版
ホウ素Bは多くの元素と二元化合物をつくるが,そのうち,Bより陽性の元素との化合物をホウ化物という.製法は,(1)単体どうしの反応,(2)金属酸化物…

不斉合成 ふせいごうせい asymmetric synthesis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
通常の有機化学反応によって不斉炭素原子をもつ化合物を合成しても,光学活性は示さず,ラセミ体が得られるのみである。しかし光学活性体の影響のも…

ユウロピウム europium

改訂新版 世界大百科事典
周期表第ⅢA族に属する希土類元素のうちのランタノイドの一つ。1896年フランスのドマルセーEugène Anatole Demarçay(1852-1904)によって酸化サマリ…

シロキサン しろきさん siloxane

日本大百科全書(ニッポニカ)
シロキサン結合Si-O-Siを含む化合物の総称。ケイ素原子の数により、ジシロキサン、トリシロキサンなどと命名される。[RnSiO(4-n)/2]m(Rはアルキル、…

ケテン ケテン ketene

化学辞典 第2版
【Ⅰ】次の一般式で表される化合物の総称.一般的な合成法としては,ケトン,カルボン酸などの熱分解による方法,α-ハロアシルクロリドを亜鉛により脱…

グリニャール試薬 グリニャールしやく Grignard reagent

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
フランスの化学者 V.グリニャールが発見したもので,ハロゲン化アルキルまたはハロゲン化アリールを,無水エーテル中で金属マグネシウムと反応させて…

フェロセン ふぇろせん ferrocene

日本大百科全書(ニッポニカ)
シクロペンタジエニル環2個が鉄原子をサンドイッチ状に挟んだ構造をもつ有機鉄化合物。メタロセンの代表的なものである。1951年にデュポン社のポーソ…

固溶体【こようたい】

百科事典マイペディア
2種以上の物質が互いに溶け合い,全体として均一な相をなす固体混合物。非金属結晶の場合には混晶ということが多い。構造上,溶媒の原子または分子…

ボイル

百科事典マイペディア
英国の物理学者,化学者。貴族の出で,イートン校に学んだのちジュネーブで勉学,1644年帰国。私費で実験室を建て,生涯実験を行った。真空ポンプを…

アリシン【allicin】

漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典
たまねぎやにんにくに含まれる特有の刺激臭(香気成分)や辛味成分。たまねぎやにんにくなどに含まれる含硫化合物であるアリインが傷つけられると、…

アルブーゾフ(Boris Aleksandrovich Arbuzov) あるぶーぞふ Борис Александрович Арбузов/Boris Aleksandrovich Arbuzov (1903―1991)

日本大百科全書(ニッポニカ)
ロシアの化学者。1926年にカザン農林学校を卒業、カザン化学技術学校教授(1935~1938)を経て、カザン大学教授に就任した。ソ連時代の科学アカデミ…

独立栄養 どくりつえいよう autotrophy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
自律栄養,自主栄養ともいう。従属栄養,他律栄養に対する語。無機化合物のみを素材として,有機化合物を自力で合成して生活できる栄養の摂取法をさ…

水素添加 すいそてんか hydrogenation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
不飽和結合に水素を付加させる還元反応の1種。水素添加の方法にはいろいろあるが,化学的還元と接触還元とに大別される。たとえば炭素-炭素不飽和化…

ハッセル Hassel, Odd

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1897.5.17. オスロ[没]1981.5.11. オスロノルウェーの物理化学者。 1924年ベルリン大学で学位取得。 25年オスロ大学で研究開始,34年物理化学科…

芳香族化 ホウコウゾクカ aromatization

化学辞典 第2版
非芳香族化合物を芳香族化合物に変更すること.たとえば,石油炭化水素は,アルミナ,酸化モリブデン,白金などの触媒の存在下,450~500 ℃ で脱水素…

窒化鉄 チッカテツ iron nitride

化学辞典 第2版
FeとNの化合物.Fe-N系の二元状態図によると,窒化鉄としてFe4N(237.40)およびFe2N(125.70)があげられる.Fe4Nは室温において強磁性を示し,強磁性か…

フィッシャー Fischer, Ernst Otto

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1918.11.10. ドイツ,ミュンヘンドイツの化学者。第2次世界大戦に従軍後,ミュンヘン工科大学で学び 1952年博士号を取得。 59年同大学教授,64年…

ちょう‐しょく〔テウ‐〕【調色】

デジタル大辞泉
1 絵の具をまぜ合わせて望みの色を出すこと。また、その色。2 写真で、銀をほかの金属に置換させるか化合物にするかして黒以外の色調の写真画をつ…

アデノシン‐にりんさん【アデノシン二×燐酸】

デジタル大辞泉
アデノシン三燐酸の燐酸1分子が取れた化合物。これにエネルギーが与えられると、再び燐酸と結合する。ADP(adenosine diphosphate)。

光学的偏倚法則【optical displacement rule】

法則の辞典
分子旋光度と立体配置との関係から得られた経験則の一つ.同一の立体配置をもつ2種の化合物に同一の化学変化を起こさせたとき,その旋光度は同一の方…

バイヤー(Johann Friedrich Wilhelm Adolf von Baeyer)

デジタル大辞泉
[1835~1917]ドイツの化学者。有機化合物の構造を研究、合成法を開拓し、インジゴをはじめ多くの合成染料を作り出した。1905年ノーベル化学賞受賞。

ベンゼン‐かん〔‐クワン〕【ベンゼン環】

デジタル大辞泉
ベンゼンなどの芳香族化合物に含まれる、6個の炭素原子からなる正六角形の構造。炭素の六員環。略記法では、炭素および水素原子を省略して示す。ベン…

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