共沸蒸留 きょうふつじょうりゅう azeotropic distillation
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 共沸混合物の成分を完全に分離する蒸留法。共沸混合物をつくるような成分の混合物は普通の蒸留では純粋な成分に分離できないので,これらの成分と別…
非結合(性)軌道 ヒケツゴウセイキドウ nonbonding orbital
- 化学辞典 第2版
- 主として奇数個の交互炭化水素に見いだされる非結合性の軌道.ヒュッケル近似による計算では,一般にπ電子の分子軌道は,クーロン積分αをはさんで結…
引火点 インカテン flash point
- 化学辞典 第2版
- 液体あるいは固体の可燃性物質が,空気中で小さい炎によって発火するのに必要な蒸気圧になる最低温度をいう.このときの蒸気圧は爆発下限界に相当す…
ジオキシン ジオキシン dioxin
- 化学辞典 第2版
- C4H4O2(84.07).環内に二つの炭素-炭素二重結合と二つの酸素原子を含む六員環化合物の総称.1,4-ジオキシンはp-ジオキシンともよばれる.2,3,5,6-テ…
ルドルフ・E. パイエルス Rudolf Ernst Peierls
- 20世紀西洋人名事典
- 1907 - 英国の理論物理学者。 バーミンガム大学数理物理学教授,ワシントン大学物理学教授。 ベルリン生まれ。 ゾンマーフェルト、ハンゼンベルク、…
2,4,6-トリニトロトルエン トリニトロトルエン 2,4,6-trinitrotoluene
- 化学辞典 第2版
- C7H5N2O6(227.13).略称TNT.トルエンを混酸で2段階または3段階に分けてニトロ化すれば最終的に得られる.淡黄色の結晶.融点80.7 ℃.1.65.減圧蒸留…
トリフェニルメタン トリフェニルメタン triphenylmethane
- 化学辞典 第2版
- C19H16(244.33).(C6H5)3CH.ベンゼン3分子とクロロホルムとをフリーデル-クラフツ縮合させると得られる.二つの結晶形(アルコール溶媒)が知られてお…
無水フタル酸 ムスイフタルサン phthalic anhydride
- 化学辞典 第2版
- 1,2-benzenedicarboxylic anhydride.C8H4O3(148.11).フタル酸を加熱すると容易に脱水して無水物が得られる.工業的には,ナフタレンやo-キシレンを…
結合 (パイけつごう) π bond
- 改訂新版 世界大百科事典
- 互いに結合する二つの原子を結ぶ方向にのびた価電子軌道の重なりによって形成される共有結合がσ結合と呼ばれるのに対して,二つの原子を結ぶ方向と直…
家庭用防虫剤中毒 かていようぼうちゅうざいちゅうどく Mothball poisoning (中毒と環境因子による病気)
- 六訂版 家庭医学大全科
- どんな中毒か 家庭用防虫剤には従来、パラジクロルベンゼン、ナフタリン、樟脳(しょうのう)の3種類の成分が使われていました。最近、シート状の防虫…
学校安全会 (がっこうあんぜんかい)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 学校安全の普及充実と学校事故・災害の共済給付とを行う特殊法人。正称は日本学校安全会。その目的,事業内容は,日本学校安全会法(1959公布)に定…
アメン Amen
- 改訂新版 世界大百科事典
- 古代エジプトの神。アモンAmon,アムンAmunと表記されることもある。大気・豊饒の神。ヘルモポリス神学で原初の八柱神の一人とされているが,大神と…
霊泉禅寺の大ケヤキ
- 事典・日本の観光資源
- (長野県上田市)「信州の木百選」指定の観光名所。
フッ化ヒ素 フッカヒソ arsenic fluoride
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】三フッ化ヒ素:AsF3(131.92).フッ化ヒ素(Ⅲ)ともいう.三酸化二ヒ素As2O3にフッ化水素を140 ℃ で反応させるか,濃硫酸にAs2O3とフッ化カルシウ…
しゅく‐にち【祝日】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =しゅくじつ(祝日)[初出の実例]「ヲウキナル xucunichiniua(シュクニチニワ) ゼンジノ サダメヲ アラタメテ」(出典:コンテムツスムン…
安全かみそり(剃刀)【あんぜんかみそり】
- 百科事典マイペディア
- 皮膚と刃の間に安全装置をおき,膚を傷つけないように工夫したかみそり。1895年末米国のK.C.ジレットにより考案され,1902年に量産に着手,1904年に…
ふけんぜん‐としょ【不健全図書】
- デジタル大辞泉
- ⇒有害図書
かんぜん‐りゅうたい〔クワンゼンリウタイ〕【完全流体】
- デジタル大辞泉
- 粘性のまったくない仮想的な流体。ベルヌーイの定理が成り立つ。理想流体。非粘性流体。
あんぜん‐でんりゅう〔‐デンリウ〕【安全電流】
- デジタル大辞泉
- ⇒許容電流
かんぜん‐ねんしょう〔クワンゼンネンセウ〕【完全燃焼】
- デジタル大辞泉
- [名](スル)1 可燃物が、十分な酸素の供給のもとで燃え尽きること。二酸化炭素や水蒸気などを生じる。2 (比喩的に)力を完全に出しきること。望…
しゅうりん‐ぜんせん〔シウリン‐〕【秋×霖前線】
- デジタル大辞泉
- ⇒秋雨あきさめ前線
かんぜん‐こがいしゃ〔クワンゼンこグワイシヤ〕【完全子会社】
- デジタル大辞泉
- 発行済株式の総数を他の会社に保有されている会社をいう。→完全親会社
ケクレ Kekule von Stradonitz, (Friedrich) August
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1829.9.7. ダルムシュタット[没]1896.7.13. ボンドイツの化学者。本名 Friedrich August Kekulé。建築家志望でギーセン大学に入学した (1847) が…
ブンゼン=ロスコーの法則 (ブンゼンロスコーのほうそく) Bunsen-Roscoe's law
- 改訂新版 世界大百科事典
- 相反法則reciprocity law,相反則ともいう。光化学変化を起こす物質の量Pは,光の強さIと照射時間tの両方に比例するというもの。すなわち,P∝Itと表…
ぜんしん‐ぜんれい【全身全霊】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 からだと精神のすべて。その人のもっている体力と精神力のすべて。[初出の実例]「木部の全身全霊を爪の先き想ひの果てまで自分のものにし…
ぜんなん‐ぜんにょ【善男善女】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [梵語] kulaputrakuladuhitṛ の訳語 ) 仏語。仏法に帰依した男女。また、一般に信心深い人々。信者の通称として用いる。[初出の実例]「…
総持寺【そうじじ】
- 百科事典マイペディア
- 石川県輪島市にある曹洞宗の寺。本尊は釈迦如来。1321年瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)が諸岳観音堂(諸岡寺)を禅宗に改め,2代峨山紹碩(がさんじょ…
あんぜん‐きょういく〔‐ケウイク〕【安全教育】
- デジタル大辞泉
- 交通事故や地震・火事などの災害から身を守るための知識・習慣を身につけさせる教育。
しょうとつ‐あんぜん【衝突安全】
- デジタル大辞泉
- ⇒パッシブセーフティー1
ヨハネス・ハンス・ダニエル イェンゼン
- 367日誕生日大事典
- 生年月日:1907年6月25日ドイツの理論物理学者1973年没
善男善女 ぜんなんぜんにょ kulaputra kuladuhitr.
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 元来は良家の男子,良家の女子という意味。経典中には「善男子善女人」とある例も多く,仏教信者を一般にこう呼んでいる。あるいは,過去の善根の徳…
善男善女
- 四字熟語を知る辞典
- 仏法に帰依した男女。また、一般に信心深い人々。 [使用例] 毎年、旧暦六月二十四日の地蔵講には、たくさんの善男善女が、この恐山に集まる[吉行淳…
ファラデー
- 百科事典マイペディア
- 英国の物理学者,化学者。鍛冶屋の子に生まれ,製本見習をしながら独学。H.デービーに見いだされ,1813年彼の助手になり,1833年王立研究所教授。初…
F. フォン・ヴェルスバッハ Freiherr Von Welsbach
- 20世紀西洋人名事典
- 1858.9.1 - 1929 オーストリアの化学者,技術者。 ウィーン生まれ。 本名カール・アウエル〈Carl Auer〉。 帝国印刷機会社の重役の息子として生まれ…
K.T. リーバーマン Karl Theodor Liebermann
- 20世紀西洋人名事典
- 1842 - 1914 ドイツの有機化学者。 元・シャルロッテンブルク工科大学教授,元・カイザー・ウィルヘルム研究所教授。 ベルリン生まれ。 化学をR.W.…
発癌物質 はつがんぶっしつ carcinogen
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 癌の原因となる物質の総称。石炭タール中にある多環性炭化水素やアゾ化合物など。前者によって生じた癌はタール癌と呼ばれ,タール中に含まれる1,2-…
起泡剤 きほうざい foaming agent
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 気泡剤とも書く。 (1) 溶媒に溶けて溶液の泡を安定化する物質。たとえば石鹸,界面活性剤あるいは浮遊選鉱に用いられる起泡剤のように,振混ぜたりか…
ベンジジン転位 ベンジジンテンイ benzidine rearrangement
- 化学辞典 第2版
- 芳香族ヒドラゾ化合物を強酸で処理すると,ベンジジンをはじめ種々の転位生成物を生じる.このような転位反応を総称してベンジジン転位という.ヒド…
ウェルスバッハ ウェルスバッハ Welsbach, Carl Freiherr Auer von
- 化学辞典 第2版
- オーストリアの化学者,発明家.ウィーンに生まれ,のちにハイデルベルク大学でR.W.E. Bunsen(ブンゼン)に師事した.1885年,当時は希土類元素の一つ…
テレフタル酸 テレフタルサン terephthalic acid
- 化学辞典 第2版
- 1,4-benzenedicarboxylic acid.C8H6O4(166.14).p-ジアルキルベンゼンを酢酸溶媒中,酢酸コバルト-酢酸マンガン触媒と促進剤の臭素化合物を用いて液…
ニコチン酸 ニコチンサン nicotinic acid
- 化学辞典 第2版
- 3-pyridinecarboxylic acid.C6H5NO2(123.11).ナイアシンともいう.ビタミンB複合体の一つで,抗ペラグラ因子.動物の肝臓,肉,酵母,豆類,穀物な…
ヘスペレチン ヘスペレチン hesperetin
- 化学辞典 第2版
- (S)-5,7,3′-trihydroxy-4′-methoxyflavanone.C16H14O6(302.27).配糖体のヘスペリジンとして,多くの植物,とくにミカン属の植物の外果皮に含まれる…
ヨヒンビン ヨヒンビン yohimbine
- 化学辞典 第2版
- (16α,17α)-17-hydroxyyohimban-16-carboxylic acid methyl ester.C21H26N2O3(354.45).アカネ科Corynanthe yohimbeやキョウチクトウ科Rauwolfia ser…
メチルオレンジ めちるおれんじ methyl orange
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アゾ基1個のアゾ染料であるモノアゾ染料の一つ。1875年にドイツのJ・P・グリースによって合成された。ジアゾ化したスルファニル酸(4-ジアゾベンゼン…
フェーリング ふぇーりんぐ Hermann von Fehling (1812―1885)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ドイツの化学者。1848年糖類の検出と定量に用いられるフェーリング液をつくったことで知られる。リューベックに生まれ、ハイデルベルク大学のグメー…
ニトロアミン にとろあみん nitramine
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- (1)一般式RNHNO2あるいはRR′NNO2(Rはアルキル基、アリール基など)で表される化合物の総称で、ニトラミンともいう。(2)H2N-NO2の化学式で表される化…
揮発性有機化合物
- 知恵蔵
- 常温・常圧で空気中に揮発(蒸発)しやすい有機化合物で、石油由来のベンゼン、トルエン、キシレンなどの炭化水素類や、トリクロロエチレン、テトラク…
光二量化 コウニリョウカ photodimerization
- 化学辞典 第2版
- 光照射によって分子2個が結合し,二量体が生成する反応.たとえば,アントラセンのベンゼン溶液に光照射すると,光二量化が進行しアントラセン二量体…
グリセオフルビン グリセオフルビン griseofulvin
- 化学辞典 第2版
- C17H17O6Cl(352.76).抗かび性抗生物質の一つ.かびに属するPenicillium griseofulvum,P.janczewskiiなどの菌体および培養液からクロロホルムで抽出…
サバチエ サバチエ Sabatier, Paul
- 化学辞典 第2版
- フランスの有機化学者.1877年高等師範学校(エコール・ノルマル)卒業後,1878年コレージュ・ド・フランスでP.E.M. Berthelot(ベルトロ)の助手となり…