トルイジン toluidine
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- トルエンにアミノ基が置換した構造の化合物。化学式 CH3C6H4NH2 。 o 体 (沸点 199.8℃) ,m 体 (沸点 203.3℃) ,p 体 (沸点 200.3℃) の3種がある。 p…
同形 どうけい isomorphism
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学用語。異質同形,同像ともいう。異なる物質が同じ結晶構造をもつ場合をいう。狭義には互いに任意の割合に混合して固溶体をつくる結晶をいい,例…
アロステリック‐こうか(‥カウクヮ)【アロステリック効果】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( アロステリックは[英語] allosteric ) 代謝産物など、生体内のある種の低分子化合物が、酵素など、生物作用を示すタンパク質の活性(作…
きょだい‐ぶんし【巨大分子】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 有機化合物の中で、約一万以上の分子量をもつ分子。繊維、蛋白質、樹脂、ゴムなどは、その集合体である。② 化学結合によって、ほとんど…
エステル
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Ester ) 酸にアルコールまたはフェノールを作用させ、水を分離してできる化合物の総称。人工の果物エッセンスに利用。天然…
par・af・fin /pǽrəfin/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名]1 ((英))灯油(paraffin oil,((米))kerosene).2 《化学》パラフィン;石ろう,パラフィンワックス(paraffin wax).━━[動](他)…にパラフィン…
制酸剤 せいさんざい
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 胃腸薬の一種で、胃酸を中和し、または吸着してその作用を減じ、あるいはゲル状を呈して胃の粘膜に付着し、潰瘍(かいよう)面を覆って保護し、酸刺激…
ドーマク(Gerhard Domagk)
- デジタル大辞泉
- [1895~1964]ドイツの生化学者。アゾ化合物の薬理を研究し、1932年に溶連菌に効力のある赤色プロントジルを発見、サルファ剤などの化学療法の基礎…
アルテミシニン(artemisinin)
- デジタル大辞泉
- 《「アーテミシニン」とも》抗マラリア薬として利用される天然の有機化合物。1972年、中国の医学者・薬学者屠呦呦トウヨウヨウがヨモギ属のクソニン…
チーグラー
- 百科事典マイペディア
- ドイツの有機化学者。マールブルク大学に学び,1943年カイザー・ウィルヘルム石炭研究所長。有機金属化合物の研究を行い,1953年トリエチルアルミニ…
CdS
- カメラマン写真用語辞典
- 硫化カドミウムという化合物で、受ける光に応じて電気抵抗が変化する性質を持つ。これを利用してカメラの露出計が作られた。セレン光電池(Se)に…
ロイコプテリン leucopterin
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- モンシロチョウなどの白色の翅から得られるプテリン化合物の一種。キサントプテリンの脱水素化でもつくりうる。淡黄結晶で,水にわずかに溶け,アル…
再生繊維 さいせいせんい regenerated fibre
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 天然の高分子化合物を溶解して均一な溶液にし,これを再び繊維に形成したもの。パルプを原料にした再生セルロース繊維やカゼインや大豆の蛋白質を原…
水銀剤 すいぎんざい mercury preparation
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 水銀化合物は一般に強力な防腐作用を示すので,昇汞などの外用消毒剤や,甘汞,水銀軟膏などの駆梅剤および外用抗真菌剤として用いられた。またザリ…
シアン
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [オランダ語] cyaan )① 炭素と窒素の化合物。化学式 C2N2 特有の刺激臭をもつ無色の気体。空気中で高温の紫煙をあげて燃える。猛毒。青…
ちっそ‐こてい【窒素固定】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 空気中の窒素分子が生物に取り込まれ、生物が利用可能な窒素化合物に変えられる現象。生態系での窒素循環に重要な意味を持つ。窒素固定が…
ひたんぱくたい‐ちっそ【非×蛋白態窒素】
- デジタル大辞泉
- たんぱく質以外の窒素化合物に含まれている窒素。アンモニア・アミノ酸・核酸・硝酸など。血液中では尿素・クレアチニン・アミノ酸・尿酸などの形で…
人造麝香【じんぞうじゃこう】
- 百科事典マイペディア
- 麝香の代用とされる合成香料。麝香の香成分とは全く構造が異なるが,類似したかおりをもつ。芳香族ニトロ化合物であるムスク・キシレン,ムスク・ケ…
アミノアシルtRNA
- 栄養・生化学辞典
- tRNAの3′末端は,アデノシンであるが,その3′OHもしくは2′OHにアミノ酸がエステル結合で結合した化合物で,生物がタンパク質を…
ニコチン酸アミド
- 栄養・生化学辞典
- C6H6N2O (mw122.13). ニコチンアミドともいう.ナイアシナミド,ナイアシンアミドということもある.ビタミンB群の一つであるナイアシンの活性…
むすい【無水】
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- 無水の anhydrous [ænháidrəs]無水アルコールabsolute alcohol無水塩anhydrous salts無水化合物an anhydrous compound無水炭酸〔炭酸ガス〕carbon di…
硝安爆薬 しょうあんばくやく ammonium nitrate explosive
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 広義には硝酸アンモニウム(硝安)を主とする爆薬(ただし、ニトロゲル含有量が6%を超えるものおよびニトロ化合物または過塩素酸塩の含有量が10%を…
不純物半導体 フジュンブツハンドウタイ impurity semiconductor
- 化学辞典 第2版
- 真性半導体にドナーやアクセプターとなる不純物を加えたもので,外来半導体ともよぶ.不純物半導体には多数キャリヤーが電子であるn型半導体と正孔で…
アルミノケイ酸塩 あるみのけいさんえん aluminosilicate
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ケイ酸塩のケイ素をアルミニウムで置換した形の化合物の一般名称。一般式xMI2O・yAl2O3・zSiO2・nH2O。岩石を構成する主要な化合物で、地球上にもっ…
窒素循環 ちっそじゅんかん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 自然界における窒素は、大気中の分子状窒素をはじめ、硝酸などの無機窒素化合物、タンパク質や核酸などの有機窒素化合物など、多種多様な物質として…
フォスファーゲン ふぉすふぁーげん phosphagen
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 細胞内でエネルギー貯蔵の役割を果たしている高エネルギーリン酸化合物の総称。リン酸源ともいう。高エネルギーリン酸化合物とは加水分解によりリン…
ジフェニルアミン反応 ジフェニルアミンハンノウ diphenylamine reaction
- 化学辞典 第2版
- 酸化性化合物(過オキシ酸,エーテルの過酸化物,オゾニド,ベンゾキノン,ナフトキノン),強酸化性窒素化合物(硝酸,亜硝酸エステル,ニトロアミン,…
塩化金 えんかきん gold chloride
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 1価および3価の化合物が知られている。二塩化金AuCl2は2価の金を含むものではなく、1価と3価が共存する化合物AuIAuIIICl4であることが知られている。…
トランス形 トランスがた trans form
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 原子,原子団または配位子の分子内における配置を示す用語。トランスはラテン語で「越えて」を意味する。シス形に対する用語。炭素-炭素二重結合は,…
希土類元素【きどるいげんそ】
- 百科事典マイペディア
- 周期表第III族に属する元素のうち,原子番号21のスカンジウムSc,39のイットリウムY,57のランタンLaおよびそれに続く58〜71のランタノイド元素の総…
示温塗料 しおんとりょう temperature indicating paint
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 測温塗料ともいう。ある特定の温度になるとはっきり変色する特殊な塗料で,物体の表面温度の測定や監視に用いられる。次の2種がある。 (1) 不可逆性…
アルカリ融解 アルカリゆうかい alkali fusion
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (1) ケイ酸塩,鉄,マンガン,マグネシウム鉱,硫酸塩,錫石,カーボランダムなどの天然試料あるいは化合物は,固体の水酸化アルカリ,炭酸ナトリウ…
ガドリニウム がどりにうむ gadolinium
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 周期表第3族に属し、希土類元素の一つ。1880年スイスのマリニャックJean Charles Galissard de Marignac(1817―1894)が、サマルスキー石から初めて…
ホウ素化学 ホウそかがく boron chemistry
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 水溶液系におけるホウ酸塩の相律的研究や,融解塩などにおけるケイ酸-ホウ酸塩の相律的研究を行う化学。 19世紀末から広く行われたが,ホウ素の水素…
核異性 カクイセイ nuclear isomerism
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】原子核を構成する陽子と中性子の数に関してはまったく同一でありながら,異なったエネルギー準位に存在し,半減期も異なる核種は,互いに核異性…
こんごう‐ぶつ(コンガフ‥)【混合物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 二種以上のものがいりまじって一つとなっているもの。[初出の実例]「両者の間は永久面白からぬ混合物で」(出典:青春(1905‐06)〈小栗…
水蒸気蒸留 スイジョウキジョウリュウ steam distillation
- 化学辞典 第2版
- 液体中に水蒸気を通じながら行う蒸留.一般に,互いに溶け合わない2液の混合物を加熱するとき,両者の蒸気圧の合計が外圧と等しくなったときに両者が…
ウェルナー
- 百科事典マイペディア
- スイスの化学者。ミュルーズの生れ。1893年チューリヒ工業大学教授。主原子価,側原子価の概念を提出し,1893年配位説をたて複雑な錯塩の立体構造を…
リチウムポリマー電池
- ASCII.jpデジタル用語辞典
- 蓄電池の一種。正極の有機硫黄化合物と負極のリチウム金属で高分子ポリマーを挟む3層構造になっている。リチウムイオン電池の1.5倍の電池容量を持ち…
ティー‐ビー‐ティー‐オー【TBTO】[tributyl tin oxide]
- デジタル大辞泉
- 《tributyl tin oxide》有機錫すず化合物の一。毒性が強く、ハマチ・タイ養殖の魚網防汚剤などに使われ、海藻や貝の付着防止に効力を発揮するが、魚…
ポリカーボネート(polycarbonate)
- デジタル大辞泉
- 炭酸エステル結合-O-R-O-CO-(Rはアルキル基)をもつ高分子化合物。熱可塑性樹脂の一。二価フェノールとホスゲンなどとの反応によって作られ、無色透…
ムライト(mullite)
- デジタル大辞泉
- ケイ酸アルミニウムの化合物。天然にはまれに産する。名称は、英国スコットランド西岸のマル島で発見されたことに由来する。磁器やスラグの中に一般…
にさんか‐たんそ〔ニサンクワ‐〕【二酸化炭素】
- デジタル大辞泉
- 炭素や炭素化合物の完全燃焼、生物の呼吸や発酵、火山の噴火などのときに生成される、無色・無臭の気体。空気中に約0.03パーセント存在。工業的には…
うわ‐ぐすり(うは‥)【釉・上薬】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 素焼きの陶磁器に塗るガラス質の溶液。装飾と水分の吸収を防ぐために用いる。主成分は珪酸化合物で磁器釉、陶器釉、炻器(せっき)釉がある…
二量体 にりょうたい dimer
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 分子2個が重合して生成する物質をいう。これに対し,重合する化合物のほうを単量体という。重合の仕方には環状に付加重合するもの,水素移動などを伴…
モル音速度 モルおんそくど molar sound velocity
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 密度 ρ の液体中の音速度を V ,液体分子の分子量を M とすると, をモル音速度または分子音速度という。 1940年 R.ラオは純粋液体の有機化合物につ…
ラクタム
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] lactam ) 環状構造をもち、一部に -CONH- という原子団をもつ有機化合物の総称。アミノ酸のアミノ基とカルボキシル基が、分子内…
メルカプチド メルカプチド mercaptide
- 化学辞典 第2版
- チオラートともいう.チオールの水素原子を金属原子Mで置換した化合物RSMの総称.チオールと金属塩から得られる.アルカリ金属のほか,重金属のメル…
シアン
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- 〔化〕cyanogen [saiǽnədʒən]シアン化カリウム〔俗に青酸カリ〕potassium cyanide [sáiənàid]シアン化合物a cyanideシアン化水素hydrogen cyanideシ…
光学異性 こうがくいせい optical isomerism
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 立体異性の一種で、光学活性(旋光性)に差を生ずる異性現象。分子あるいはイオンの構造に第2種の対称要素である転義回転軸(対称心、鏡面、回反軸)…