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シアン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シアン

(1) cyano 1価の置換基シアノ -C≡N のこと。
(2) cyanogen 化学式 (CN)2ジシアンシアノーゲンともいう。無色,特有の刺激臭の気体猛毒。 N≡C-C≡N の構造をもつとされている。融点-27.9℃,沸点-20.7℃。水,エチルアルコール,エーテルに可溶。約 300℃で長時間熱すると,重合してパラシアン (褐色固体) になる。

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百科事典マイペディアの解説

シアン

化学式は(CN)2。比重1.81(空気=1),融点−27.9℃,沸点−20.7℃。シアノーゲン,ジシアンとも。無色,特異臭ある可燃性気体。液化しやすく固体にもなりやすい。
→関連項目海洋投棄規制条約

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デジタル大辞泉プラスの解説

シアン

サンリオのキャラクターシリーズ「SHOW BY ROCK!!」のメインキャラクター。ゴスロリ好きなネコの女の子。

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色名がわかる辞典の解説

シアン【cyan】

色名の一つJISの色彩規格では「明るい」としている。一般に、みがかった青のこと。古代ギリシアでは濃い青をさしたが、現代では薄めになった。マゼンタイエローとともに印刷などで用いる色の三原色の一つ。通常のカラー印刷ではこれにブラックを加え、それぞれの色の量を加減して重ねて刷る。このように色を重ね合わせることを減法混色という。多く重ねるほど明るさが減り元の色より暗くなる。日本では一般的に使う用語ではなく、デザイン、印刷関係の人々が主に用いる。

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世界大百科事典 第2版の解説

シアン【Cyan[ドイツ]】

ジシアンdicyan,シアノーゲンcyanogenともいう。化学式(CN)2。無色の有毒の気体で,その毒性はシアン化水素に匹敵する。シアン化水素を触媒の存在下で空気,塩素,二酸化窒素等で直接酸化させると生成する。実験室では,シアン化ナトリウムNaCNと硫酸銅CuSO4から次の反応によって得られる。 4NaCN+2CuSO4  ―→(CN)2+2Na2SO4+2CuCN   (反応温度50~55℃)合成は性能のよいドラフト中で行わなければならない。

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大辞林 第三版の解説

シアン【cyaan】

無色で刺激臭のある猛毒の気体。化学式 (CN)2 硫酸銅とシアン化カリウムの反応、または、水銀などのシアン化物の熱分解で得る。冷水に溶かすと特異な臭気と毒性を有する、シアン化水素とシアン酸になる。ジシアン。エタンジニトリル。シアノーゲン。青素。
絵の具・印刷インクなどの三原色の一。青緑色。シアン-ブルー。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シアン
しあん
cyan

炭素と窒素の化合物。シアノーゲン、ジシアン、オキサルニトリルなどともいう。触媒の存在下で、シアン化水素を空気または塩素、二酸化窒素で直接酸化して得られる。金属シアン化物の熱分解や、硫酸銅()水溶液とシアン化アルカリ水溶液との反応によっても得られる。無色の気体。苦扁桃臭がある。N≡C-C≡Nの直線分子。青色の炎をあげて燃える。酸素と混合して燃焼させると、炎の温度は約5000℃にも達する。水溶液は分解してシアン化水素、シアン酸を生成し、アルカリ性溶液でシアン化物とシアン酸塩を生じるなど、ハロゲン元素と似た性質を示す。エーテルなど有機溶媒に溶けやすい。吸熱化合物であるが、純粋なものは850℃まで安定である。不純なものは300~500℃で重合して、褐色のパラシアンの塊を生じ、800℃でシアンにふたたび分解する。シアンの誘導体も重合しやすい。シアン化水素と同じく猛毒で、蒸気の最大許容量は10ppmという。[守永健一・中原勝儼]

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