透過係数 とうかけいすう transmission coefficient; transmission factor
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (1) 化学反応速度を絶対反応速度論により求める際の補正係数。すなわちポテンシャル障壁を越えて活性錯化合物がすべて生成系に移るとはかぎらないの…
ポルフィリン porphyrin
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ポルフィンを基本骨格とし,周囲にある水素原子を他の原子もしくは原子団で置換して得られる化合物の総称。ポルフィリンの誘導体はヘモグロビン,チ…
覚醒アミン かくせいアミン
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アンフェタミン,メタンフェタミン(商品名ヒロポン)などの一群の化合物の総称。ドイツ語の Weckaminに由来し,通常「覚醒剤」と呼ばれる。直接脳に…
カコジル酸 カコジルサン cacodylic acid
- 化学辞典 第2版
- dimethylarsinic acid.C2H7O2As(138.00).酸化カコジルを過酸化水素などで酸化すると得られる.潮解性の固体.融点195~196 ℃.エタノールに易溶,…
フラビン フラビン flavin
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】フラボキノン構造を有する黄色化合物の総称.リボフラビンと同義に使われることが多い.[別用語参照]フラビンタンパク質【Ⅱ】アメリカ産Quercus…
はっこう‐ダイオード(ハックヮウ‥)【発光ダイオード】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( ダイオードは[英語] diode ) 適当に組み合わせた二つの半導体の接合体に電流を流すと、接合面から光を発する現象を利用したダイオード…
ステロイド
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] steroid ) ステロイド核(化学式 C17H28)をもつ化合物の総称。一般に、無色の結晶で、水に溶けにくく、有機溶媒に溶ける。動植…
ぞうえい‐ざい(ザウエイ‥)【造影剤】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ふつうの状態ではX線写真に現われない部分の形状や機能をX線診断するときに、その内腔や外縁のX線像を得るために用いる薬品。主にヨー…
サルバルサン
- 精選版 日本国語大辞典
- ( [英語] Salvarsan ) 合成物質による世界最初の化学療法剤。有機砒素化合物アルゼノベンゾール(アルスフェナミン)の塩酸塩。淡黄色の粉末。一九一…
げんし‐もけい【原子模型】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 原子の構造・性質を図式的に構成した模型。トムソン、長岡半太郎、ラザフォードのものが有名。〔自然科学的世界像(1938)〕② 化合物の…
ミセル
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] micell )① 石鹸などの界面活性剤が水溶液などと集合して作ったコロイド。界面活性剤分子は、親水性の基を外側に、疎水性の基を…
こっ‐ぷん【骨粉】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 燐酸肥料の一つ。牛、馬などの骨を粉砕したもの。燐酸カルシウム、窒素などが主成分。肥料として用いるほか、過燐酸石灰、燐化合物などの…
おう‐りん(ワウ‥)【黄燐】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 リンの同素体の一つ。化学式 P4 淡黄色で半透明の蝋状固体。暗い所で燐光を発する。猛毒。赤リン、リン化合物の製造、発煙剤などに用いる…
求電子反応 キュウデンシハンノウ electrophilic reaction
- 化学辞典 第2版
- カチオノイド反応,親電子反応ともいう.求電子試薬(カチオノイド試薬)によるイオン反応をいう.芳香族化合物の混酸によるニトロ化,フリーデル-クラ…
ラジカルカップリング ラジカルカップリング radical coupling
- 化学辞典 第2版
- ラジカルどうしが結合して安定な共有結合化合物に変化する反応の過程をいう.同種のラジカルどうしの結合をホモカップリング,異種ラジカルどうしの…
intermèdio
- 伊和中辞典 2版
- [形]中間の, 間にある colore ~|中間色 prodotto [composto] ~|〘化〙中間生成物[化合物] stadio ~|中間段階 muro ~|境界壁 tempo ~|…
ste・roid /stíərɔid, sté-/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名][C]《生化学》ステロイド(◇脂肪溶解性の有機化合物).on steroidsステロイド剤を使用している;ステロイド剤で強力にした;((米略式))(類似の…
みなまた‐じょうやく〔‐デウヤク〕【▽水×俣条約】
- デジタル大辞泉
- 《「水銀に関する水俣条約」の略称》人為的に排出される水銀やその化合物から人の健康や環境を保護することを目的とする国際条約。2013年に熊本市で…
ナトリウム‐エトキシド
- デジタル大辞泉
- 《sodium ethoxide》エタノールの水酸基(-OH)の水素をナトリウム原子で置換した化合物。白色粉末。吸湿性がある。空気中の水分で分解し、水酸化ナ…
オー‐ピー‐ピー【OPP】[orthophenylphenol]
- デジタル大辞泉
- 《orthophenylphenol》フェノールにベンゼン環が結合した構造をもつ化合物。発癌はつがん性があり、農薬としては現在使用禁止となっているが、防かび…
窒素 ちっそ nitrogen
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 元素記号N,原子番号7,原子量 14.00674。周期表 15族,窒素族元素の1つ。空気の約 78%を占める。地殻中の存在量は 20ppm。海水中には 0.5 μg/l 含ま…
カルベン carbene
- 改訂新版 世界大百科事典
- 2個の非共有電子対をもった2価の炭素原子を含む中性の反応性中間体をいう。上式のR1,R2として,水素,ハロゲン,アルキル基,アリール基,アルコキ…
銀鏡反応 (ぎんきょうはんのう) silver mirror reaction
- 改訂新版 世界大百科事典
- 銀塩の水溶液に還元性有機化合物を加えて温めると,金属銀が還元されて析出し器壁が鏡のようになる(これを銀鏡という)現象。十分に清浄にした試験…
臭化アルキル しゅうかあるきる alkyl bromide
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アルカン(鎖式飽和炭化水素)RHの水素原子1個を臭素原子で置換した化合物RBrのことをいう。正しくはブロモアルカンという。アルコールに臭化水素、…
ディールス Diels, Otto Paul Hermann
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1876.1.23. ハンブルク[没]1954.3.7.ドイツの有機化学者。ベルリン大学の E.フィッシャーのもとで学び,ベルリン大学教授 (1914) ,キール大学教…
ステロイド steroid
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ペルヒドロシクロペンタノフェナントレン環系化合物,またはこれと密接な関係をもつ化合物の総称。動植物界に広く分布しており,細胞膜の構成成分と…
スイートニング スイートニング sweetening
- 化学辞典 第2版
- 比較的硫黄分の少ない軽質ナフサを,ガソリン配合材として用いる場合に適用される精製法.ガソリン中の硫黄化合物としてもっとも有害な悪臭と腐食性…
原子価制御 ゲンシカセイギョ valency control
- 化学辞典 第2版
- 半導体に成分金属原子(イオン)と原子価(イオン価)の異なる金属(イオン化合物)を置換的に溶融して,電気伝導度などの物性を制御する方法.E. Verwayら…
すい‐そ【水素】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 最も軽い気体元素。元素記号H 原子番号一。原子量一・〇〇七九四。無色、無味、無臭の気体。天然には水または有機物などの化合物として…
ニトロソアミン にとろそあみん nitrosamine nitrosoamine
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 一般式RR'NNOで表される化合物の総称。ニトロサミンともいう。第二アミンに亜硝酸を作用させると得られる淡黄色油状の液体または固体で、水に不溶、…
マーシュの試験法 まーしゅのしけんほう Marsh test
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 微量のヒ素の検出法。1836年イギリスのマーシュJames Marsh(1790/94―1846)によって創案され、鋭敏であると同時に簡便なので、当時大いに賞賛を博し…
ニトロ化 にとろか nitration
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 有機化合物の炭素原子に結合している水素原子をニトロ基-NO2で置換すること。ニトロ置換ともよばれる。脂肪族の第一および第二ニトロアルカンは、ジ…
成分
- 岩石学辞典
- (1) 一つの化合物を作る各元素または一つの混合物に含まれる各物質.(2) 相律では,この語は系を構成する各構成部分を示し,化学式によって結合され…
アルキルアルミニウム aluminium alkyl
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 トリメチルアルミニウム トリエチルアルミニウム トリプロピルアルミニウムアルミニウムとアルキル基とが結合した化合物の総称。アル…
アントラニル酸【アントラニルさん】
- 百科事典マイペディア
- 正しくはo‐アミノ安息香酸。無色の結晶。融点146.1℃。水に微溶,エーテルなどに易溶。哺乳(ほにゅう)類の催乳作用(ビタミンL1)がある。カドミウム…
エステル
- 百科事典マイペディア
- 酸とアルコールが脱水縮合してできる化合物の総称。酢酸エチルCH3COOC2H5,油脂,蝋(ろう)などはその例。加水分解すると酸とアルコールになる。一般…
メチルシクロヘキサン(Methylcyclohexane)
- デジタル大辞泉
- シクロアルカンの一種である有機化合物。無色の液体で、ベンゼンに似た臭気をもつ。重油の留分として得られるほか、トルエンの水素化によって生じる…
ようそ‐ひゃくさんじゅういち〔エウソヒヤクサンジフイチ〕【▽沃素一三一】
- デジタル大辞泉
- 沃素の質量数131の放射性同位体。半減期8.04日でベータ崩壊する。核実験や原子炉での核分裂生成物で、大気中に放出されると生物体に取り込まれるのが…
ピルビン酸代謝経路【pyruvate metabolic path】
- 法則の辞典
- 生体内物質代謝で重要な経路.ピルビン酸(焦性ブドウ酸)はエムデン‐マイヤーホーフ‐パルナスの経路*で,グルコースやグリコーゲンから生成し,ホ…
ジメチルグリオキシム dimethylglyoxime
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 (CH3-C=N-OH)2 。無色針状晶。ジアセチルからつくられる。融点 240~242℃。アルコールに可溶,水に不溶。ニッケルと赤色のキレート錯体を…
亜硫酸 ありゅうさん sulfurous acid
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 H2SO3 。二酸化硫黄を水に溶かすと得られ,水溶液としてのみ存在する化合物。 SO2O⇔H2SO3 中程度の強さの酸である。低温で濃縮すると SO2・7H…
カルニチン carnitine
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- C7H15NO3。ビタミンBTともいう。筋肉中に含まれる窒素含有化合物で,ベタインの誘導体。アシル補酵素Aと反応してアシルカルニチンとなり,これがミト…
カルボニル基 カルボニルき carbonyl group
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 2価の基 >C=O をいう。これに2個の有機原子団がついていればケトン,その1個が水素の場合をアルデヒド,その1個が水酸基の場合をカルボン酸という…
エチル化 えちるか ethylation
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 化合物あるいは単体にエチル基C2H5-を導入する反応をエチル化という。アルキル化反応の一つである。たとえばベンゼンからエチルベンゼンを合成する反…
くろ‐うるし【黒漆】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 黒色の漆。鉄分によって黒変する性質を利用し、古くは透漆(すきうるし)に油煙を混ぜたが、江戸時代頃から鉄または鉄の化合物を加えて製し…
ファント‐ホフ
- 精選版 日本国語大辞典
- ( Jacobus Henricus van't Hoff ヤコブス=ヘンリクス━ ) オランダの化学者。初めて炭素化合物の正四面体構造を考え、立体化学の基本概念を確立した。…
アロ形 アロガタ allo-form
- 化学辞典 第2版
- 接頭語“アロ”は,ある化合物名に冠して近縁関係を示すのに用いられる.立体異性体を示すこともある.とくに2個の不斉炭素原子に起因するジアステレオ…
二重結合 にじゅうけつごう double bond
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 多原子分子において,2個の原子が互いに2つの原子価によって結合している場合,この結合を二重結合という。通常の二重結合は2個の共有結合 (σ結合とπ…
嫌気性接着剤 ケンキセイセッチャクザイ anaerobic adhesive
- 化学辞典 第2版
- 空気との接触を断つと硬化する接着剤.テトラエチレングリコールジメタクリレート,トリメチロールプロパントリメタクリレート,エポキシジメタクリ…
リグニン
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] lignin ) 木材、竹など木化した植物体の主成分の一つ。セルロースとともに二〇~三〇パーセント存在し、主に細胞と細胞をつなぎ…