デジタル大辞泉
「ちょぼちょぼ」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ちょぼ‐ちょぼ
- [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
- ① 量や程度が少ないさまを表わす語。
- [初出の実例]「なりてんぢくのかいしきに、ふかくさがわらけに、ちょぼちょぼとよそふておまらせうが」(出典:虎明本狂言・鱸庖丁(室町末‐近世初))
- ② 物がまだらであるさまや、点在するさまを表わす語。ちょびちょび。
- [初出の実例]「斑点(はんてん)小児はもがさ、或ははしか、大人はかざぼろし等ぞ。何さまちょぼちょぼ見ることぞ」(出典:病論俗解集(1639))
- [ 2 ] 〘 名詞 〙 踊字などを表わす「〻」や記号としての「:」など。
- [初出の実例]「チョボチョボで書てある線は始の波、また波形で書てある線は後の波」(出典:颶風新話(航海夜話)(1857)六回)
- [ 3 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 同じことを重ねて記す際に略して点を打つところから ) 前者とだいたい同じさま。両者に優劣をつけがたいさま。「彼は僕とちょぼちょぼだよ」
- [初出の実例]「湊座などになっては十二人で大枚三十七銭、松本座もチョボチョボで十五人七十八銭といふ金額」(出典:わが新開地(1922)〈村島帰之〉二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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