温温(読み)ヌクヌク

デジタル大辞泉 「温温」の意味・読み・例文・類語

ぬく‐ぬく【▽温▽温】

[副](スル)
1 気持ちよくあたたかいさま。「部屋の中が温温(と)してくる」
2 苦労や不自由がなく、満ち足りているさま。「裕福な家庭で温温(と)育つ」
3 周囲を気にせず、ずうずうしく振る舞うさま。ぬけぬけ。
「此方は御暇いとま、孝助は―と奉公して居るというのだ」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
[類語](1)暖かい・あったか・暖か・温暖・生あたたかい・ほかほか・温和・優しい・温ぬるい・ぬくい・生ぬるい・ぽかぽか・ぬくもり・ほやほや・暖気・春暖・のうのう・ほっくり・ほくほく・ほっこり・ほかほか・ぬくみ・ぬるみ・暖まる・ぬくもる・ぬるむ・暖める/(2)安らか・のどか・安穏・静か・麗らか・うらうら・穏やか・心静か・温和・物静か・おとなしやか・悠長・悠然・悠悠・悠揚・浩然・どっしり・気長・伸び伸び・伸びやか・のんびり・屈託無い・自然体・のんどり・大人しい・優柔・温順・柔順・従順・温柔・温良・順良・素直・控えめ・優しい・シャイ・しなやか・しとやか・なよやか・なよなよ・しっとり・物柔らか・静静・ソフト・おっとり・婉然えんぜん・しおらしい・閑語・たおやか・ナイーブ・心優しい・柔和・温雅・鷹揚おうよう・静心しずこころ・従容しょうよう・悠悠閑閑・おおどか・つつましい・奥ゆかしい・泰然自若・平静・冷静・しみじみ・しっぽり・しんみり・静まる・温顔・温容・春風駘蕩たいとう・穏便・粛粛・静謐せいひつ・静粛・平穏・安泰・安寧・小康・平和・和平・平安・安楽・気楽・楽楽・安逸・安易・安閑・閑閑・安息・温厚・楽天的・安堵あんど・穏和・平然・のうのう・のんき・のほほん・ゆるゆる・くつろぐ・和やわらぐ・安らぐ・和なごむ・静穏・平らか・まったり・つつがない・リラックス・イージーゴーイング・極楽蜻蛉とんぼ

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精選版 日本国語大辞典 「温温」の意味・読み・例文・類語

おん‐おんヲンヲン【温温】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. ① 性質のやさしく、おとなしいさま。
    1. [初出の実例]「即二君子一近其体温々潤人不レ憎」(出典:足利本論語抄(16C)子張第十九)
    2. [その他の文献]〔詩経‐大雅・抑〕
  3. ② あたたかいさま。
    1. [初出の実例]「室内温々として小春の候に異ならず」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉附録四)

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普及版 字通 「温温」の読み・字形・画数・意味

【温温】おんおん(をんをん)

おだやかなさま。〔詩、小雅、小宛〕たる恭人も 木に集(とど)まるが如し

字通「温」の項目を見る。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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