温温(読み)ヌクヌク

デジタル大辞泉 「温温」の意味・読み・例文・類語

ぬく‐ぬく【温】

[副](スル)
気持ちよくあたたかいさま。「部屋の中が温温(と)してくる」
苦労不自由がなく、満ち足りているさま。「裕福な家庭温温(と)育つ」
周囲を気にせず、ずうずうしく振る舞うさま。ぬけぬけ。
「此方は御いとま、孝助は―と奉公して居るというのだ」〈円朝怪談牡丹灯籠
[類語](1暖かいあったか暖か温暖生あたたかいほかほか温和優しいぬるぬくい生ぬるいぽかぽかぬくもりほやほや暖気春暖のうのうほっくりほくほくほっこりほかほかぬくみぬるみ暖まるぬくもるぬるむ暖める/(2安らかのどか安穏静か麗らかうらうら穏やか心静か温和物静かおとなしやか悠長悠然悠悠悠揚浩然どっしり気長伸び伸び伸びやかのんびり屈託無い自然体のんどり大人しい優柔温順柔順従順温柔温良順良素直控えめ優しいシャイしなやかしとやかなよやかなよなよしっとり物柔らか静静ソフトおっとり婉然えんぜんしおらしい閑語たおやかナイーブ心優しい柔和温雅鷹揚おうよう静心しずこころ従容しょうよう悠悠閑閑おおどかつつましい奥ゆかしい泰然自若平静冷静しみじみしっぽりしんみり静まる温顔温容春風駘蕩たいとう穏便粛粛静謐せいひつ静粛平穏安泰安寧小康平和和平平安安楽気楽楽楽安逸安易安閑閑閑安息温厚楽天的安堵あんど穏和平然のうのうのんきのほほんゆるゆるくつろぐやわらぐ安らぐなご静穏平らかまったりつつがないリラックスイージーゴーイング極楽蜻蛉とんぼ

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精選版 日本国語大辞典 「温温」の意味・読み・例文・類語

おん‐おんヲンヲン【温温】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. 性質のやさしく、おとなしいさま。
    1. [初出の実例]「即君子近其体温々潤人不憎」(出典:足利本論語抄(16C)子張第十九)
    2. [その他の文献]〔詩経‐大雅・抑〕
  3. あたたかいさま。
    1. [初出の実例]「室内温々として小春の候に異ならず」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉附録四)

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普及版 字通 「温温」の読み・字形・画数・意味

【温温】おんおん(をんをん)

おだやかなさま。〔詩、小雅小宛たる恭人も 木に集(とど)まるが如し

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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