デジタル大辞泉 「温温」の意味・読み・例文・類語 ぬく‐ぬく【▽温▽温】 [副](スル)1 気持ちよくあたたかいさま。「部屋の中が温温(と)してくる」2 苦労や不自由がなく、満ち足りているさま。「裕福な家庭で温温(と)育つ」3 周囲を気にせず、ずうずうしく振る舞うさま。ぬけぬけ。「此方は御暇いとま、孝助は―と奉公して居るというのだ」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉[類語]暖かい・あったか・暖か・温暖・生あたたかい・ほかほか・温和・優しい・温ぬるい・ぬくい・生ぬるい・ぽかぽか・ぬくもり・ほやほや・暖気・春暖・のうのう・ほっくり・ほくほく・ほっこり・ほかほか・ぬくみ・ぬるみ・暖まる・ぬくもる・ぬるむ・暖める 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「温温」の意味・読み・例文・類語 おん‐おんヲンヲン【温温】 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙① 性質のやさしく、おとなしいさま。[初出の実例]「即二君子一近其体温々潤人不レ憎」(出典:足利本論語抄(16C)子張第十九)[その他の文献]〔詩経‐大雅・抑〕② あたたかいさま。[初出の実例]「室内温々として小春の候に異ならず」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉附録四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「温温」の読み・字形・画数・意味 【温温】おんおん(をんをん) おだやかなさま。〔詩、小雅、小宛〕たる恭人も 木に集(とど)まるが如し字通「温」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報