温温(読み)ヌクヌク

デジタル大辞泉の解説

ぬく‐ぬく【温】

[副](スル)
気持ちよくあたたかいさま。「部屋の中が温温(と)してくる」
苦労や不自由がなく、満ち足りているさま。「裕福な家庭で温温(と)育つ」
周囲を気にせず、ずうずうしく振る舞うさま。ぬけぬけ。
「此方は御暇(いとま)、孝助は―と奉公して居るというのだ」〈円朝怪談牡丹灯籠

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

おんおん【温温】

( トタル ) [文] 形動タリ 
人の性質がおだやかなさま。
ぬくぬくとしてあたたかそうなさま。 「其書室たるや爐火を焚て…寒夜と雖ども-として小春の候に異ならず/花柳春話 純一郎

ぬくぬく【温温】

( 副 )
(多く「と」を伴って)
体の中まで暖かく心地良いさま。 「 -と布団にくるまっている」
苦労がなく、のんびりするさまを不快に感じていう。 「親もとで-と暮らす」
(食べ物などが)できたてで、あたたかいさま。 「 -のごはん」
平然としているさま。ずうずうしいさま。ぬけぬけ。 「此の孫右衛門を-とだまし/浄瑠璃・天の網島

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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