ほくほく(読み)ホクホク

デジタル大辞泉 「ほくほく」の意味・読み・例文・類語

ほく‐ほく

[副](スル)
1 うれしさを隠しきれないさま。「商売繁盛でほくほくしている」
2 焼いたりふかしたりした栗・芋などの、あたたかくて、やわらかいさま。ぽくぽく。ほっくり。「ほくほくした焼き芋」
3 ゆっくりと歩くさま。
「―とかすんで来るはどなたかな」〈一茶句稿消息〉
[類語](1)気持ちよい・快い・快・快感・快楽・心地よい・痛快・小気味よい・爽快・壮快・快適・楽・カンファタブル・すがすがしい・さわやか・清新・清爽・晴れやか・晴れ晴れ・さっぱり・楽しい・うはうは・笑いが止まらない・嬉しい・喜ばしい・欣快きんかい・愉快・嬉嬉きき・欣欣きんきん・欣然きんぜん・満悦・御機嫌・朗らか・明朗・陽気・明るい・気さく・快活・楽天的・上機嫌・晴れ晴れしい・ぴちぴち・生き生き・活発・からり・根明ねあか・心が躍る・心が弾む・心を躍らせる/(2)ほっくり・ほっこり・ほかほか・暖かい・あったか・暖か・温暖・生暖かい・ぽかぽか・温和・ぬるい・ぬくい・生ぬるい・ぬくぬく・ほやほや・暖気・ぬくみ・ぬるみ・暖まる・ぬくもる・ぬるむ・暖める

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精選版 日本国語大辞典 「ほくほく」の意味・読み・例文・類語

ほく‐ほく

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
    1. ① ゆっくりと歩くさま、また、その様子を表わす語。ぼくぼく。ぽくぽく。〔俚言集覧(1797頃)〕
    2. ② 頭を上下してうなずくさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「さしもの輝虎理に服し、ほくほくうなづき」(出典:浄瑠璃・信州川中島合戦(1721)三)
    3. ③ いねむりするさまを表わす語。ぼくぼく。ぽくぽく。
      1. [初出の実例]「常にあをき竹などあいし、竹をあいする業もつきぬればほくほくとねむりなどして」(出典:慶長見聞集(1614)三)
    4. ④ うれしさを隠しきれないさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「持ちつけない品を持たものだからほくほく喜び」(出典:怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝〉一二)
    5. ⑤ ふかし芋などで、水気やねばり気などが少なく口あたりのよいさまなどを表わす語。
      1. [初出の実例]「ホクホクするやうな白い里芋の子が」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第一部)
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 [ 一 ]④に同じ。
    1. [初出の実例]「この二人娘が姉は踊りで、妹は三味線で売り出して〈略〉両親は左団扇のホクホクだったのである」(出典:旧聞日本橋(1935)〈長谷川時雨〉勝川花菊の一生)

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