デジタル大辞泉
「ほやほや」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ほや‐ほや
- [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
- ① 果物などが熟れて柔らかくなるさまを表わす語。
- [初出の実例]「ほやほやとやはらぐ」(出典:名語記(1275)五)
- ② 柔らかいさま、肌に柔らかく感じるさまを表わす語。
- [初出の実例]「春風のほやほやと吹に」(出典:玉塵抄(1563)三)
- ③ 炎や湯気などが立ちのぼるさまを表わす語。
- [初出の実例]「茶釜ほやほや焼朝朗 今日は昔恋しき仏の日〈松意〉」(出典:俳諧・談林三百韻(1676))
- ④ 顔などがふっくらとしているさまを表わす語。
- [初出の実例]「うるはしき新造の、ほやほやといたいけなるは」(出典:評判記・色道大鏡(1678)五)
- ⑤ 顔をほころばせるさま、いかにもうれしそうに笑うさまを表わす語。
- [初出の実例]「やすくよろこぶこれの家主(いはらじ) ほやほやと笑ひかほにてする世帯」(出典:俳諧・正章千句(1648)三)
- [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 できて間もないさま。また、ある状態になって間もないさま。
- [初出の実例]「ほやほやの団子も淋し盆の棚」(出典:俳諧・哲阿彌句藻(1798)秋)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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