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コルヒチン コルヒチン colchicine

翻訳|colchicine

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コルヒチン
コルヒチン
colchicine

C22H25O6N 。ユリ科の多年草イヌサフランに含まれるアルカロイドの一種。痛風の急性発作を抑える特効薬として知られているが,その作用機序はよくわからない。黄色結晶。融点 155℃。細胞の核分裂を乱し4倍体を生成させる働きをもつので,植物の品種改良に使用される。

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デジタル大辞泉の解説

コルヒチン(〈ドイツ〉Kolchizin)

アルカロイドの一。イヌサフランの鱗茎(りんけい)や種子に含まれる黄色の結晶。細胞分裂中の染色体を倍加させる作用をもつので、植物の品種改良に用いる。

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百科事典マイペディアの解説

コルヒチン

イヌサフラン(コルキカム)の鱗茎に含まれるアルカロイド。化学式はC22H25O6N,淡黄色の結晶で,融点155℃。アルコール,クロロホルムによく溶け,水にもかなり溶ける。
→関連項目アルカロイド突然変異育種法倍数性

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栄養・生化学辞典の解説

コルヒチン

 C22H25NO6 (mw399.44).

 イヌサフラン[Colchicum autumnale]に含まれるアルカロイドで,チューブリンの重合を阻害したり微小管を脱会合させる働きがあり,有糸分裂を阻害する.

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世界大百科事典 第2版の解説

コルヒチン【colchicine】

ユリ科の球根植物コルキカムColchicium autumnaleの種子や鱗茎に含まれるアルカロイド。やや黄色みを帯びた白色の粉末で,アルコールクロロホルムにはよく溶け,水にも溶ける。医薬としては急性の痛風発作の特効的治療薬として知られる。発作の起り始め,とくに数時間以内に治療を開始すれば大部分の患者は激烈な痛みから救われる。しかしこの薬物は痛風以外の関節炎,関節リウマチなどには無効であり,また鎮痛作用も認められない。

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大辞林 第三版の解説

コルヒチン【Kolchizin】

イヌサフランの種子や鱗茎に含まれるアルカロイド。淡黄色の針状結晶。痛風の特効薬。また、有糸分裂時の細胞に作用して染色体の倍加した核を生じさせる働きがあり、タネナシスイカなど植物の品種改良に応用される。コルチシン。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コルヒチン
こるひちん
colchicine

アルカロイドの一種で、ユリ科のイヌサフラン(コルチカム)の種子や球茎に含まれる。淡黄色の棒状結晶で、水によく溶け、光にさらすと黒ずむ。分子式はC22H25NO6で、炭素の7員環をもった構造である。分裂中の植物細胞に作用して紡錘体の形成を阻害し、染色体の倍化をおこすので、細胞遺伝学の研究や育種に利用されている。種なしスイカなどの品種改良はその例である。医薬品としては、痛風の鎮痛剤として古くから用いられてきたが、長期連用により血液障害や脱毛、発疹(はっしん)、胃腸障害などの副作用がみられる。1錠中に0.5ミリグラム含有、1日3~4ミリグラムを6~8回に分けて服用する。[幸保文治・星川清親]

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世界大百科事典内のコルヒチンの言及

【コルキカム】より

…また机の上で咲かせたものは,花が終わったら植え付けてやるとよい。コルキカムはコルヒチンという有毒成分を含み,かつては痛風などの鎮静剤に利用されたこともあるが,この成分は細胞分裂の際に染色体を倍加させる作用があり,植物の育種に広く利用されている。【水野 嘉孝】。…

【痛風】より

…次いで最もたいせつなのは,急性発作を繰り返さないために,基盤となっている高尿酸血症に対する治療である。激痛,発赤,腫張(はれ)の急性期の炎症にはコルヒチンが特効薬と考えられ,1回1~2mgを2時間おきに服用すれば,10時間以内に効果が現れる。しかし副作用があるため最近では他の優れた薬剤にとって代わられ,コルヒチンは用いられていない。…

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