ノートル・ダム大聖堂[パリ](読み)ノートル・ダムだいせいどう[パリ](英語表記)La Cathédrale Notre-Dame, Paris

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ノートル・ダム大聖堂[パリ]
ノートル・ダムだいせいどう[パリ]
La Cathédrale Notre-Dame, Paris

フランスのパリ市内シテ島にあるゴシック建築を代表する大聖堂の一つ。すでに同名の聖堂は 365年にあったといわれるが,今日のような建築として着工されたのは 1163年 M.シュリー司教の指導によってである。 82年内陣献堂,ファサードは 1260年,塔は 50年完成,その後 13世紀を通じて何回かの増設補修があって今日の姿となった。全長 130m,幅 48m,高さ (塔) 69mの大建築で,特にファサードの3つの入口とその入口の名にちなんだモチーフによって施された彫刻,その上のユダヤ王にちなんだ彫像が並ぶ「王のギャラリー」,直径 10mに近い大ばら窓,その上に細い列柱のギャラリー,さらに左右の塔というこのノートル・ダム大聖堂の構成は,ゴシック建築の典型としてのちの聖堂建築の一つの規準になった。また内部は,側廊が2層になり,身廊は巨大な円柱が先端で3本の束ね柱に分れながら天井へと延びて,全体として非常に明るく高い空間をつくりだしている。荘厳な宗教的空間を演出するステンドグラスは,北正面のばら窓を除いて,すべて後世の作品である。

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