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ハエ(蠅) ハエ

百科事典マイペディアの解説

ハエ(蠅)【ハエ】

双翅(そうし)目の中の一群。種類が多く,生態もさまざまで,日本に産するものだけでも数百種を越す。一部が果実類の害虫として知られるミバエ科,遺伝学に重要なショウジョウバエ科,植物の葉肉に食い入るハモグリバエ科など農園芸害虫や益虫が,イエバエ科やニクバエ科などの衛生害虫が含まれる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ハエ【ハエ(蠅) fly】

双翅目環縫(かんぽう)亜目に属する昆虫を指すが,それに類似した双翅類昆虫の総称としても使われ,必ずしも環縫亜目の昆虫だけをさすとはかぎらない。たとえば,キノコバエケバエチョウバエ長角亜目に,オドリバエイラスト),アシナガバエ(イラスト),マドバエは短角亜目に属する。いわゆるハエと呼ばれる昆虫は,日本には約40科数千種いるといわれているが,まだ十分に研究されていない科も多い。この亜目は,羽化の際に触角基部にあり膨張可能の器官である額囊(がくのう)を出さない無額囊群と額囊を出す有額囊群に分けられる。

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世界大百科事典内のハエ(蠅)の言及

【双翅類】より

…双翅目Dipteraに属する昆虫の総称。名のとおり2枚の翅をもっている。dipteraもラテン語で2枚の翅の意で,アリストテレスの用法のラテン訳にもとづき,リンネが二名法を提唱して以来,この目の名称として用いられている。一般に,昆虫類は4枚の翅をもっているが,双翅類では前翅のみが発達し,後翅は萎縮して平均棍と呼ばれる突起となっている。双翅類をわかりやすくいうと,われわれの生活と密接な関係のあるカ,アブ,ハエの類のことである。…

【ハチ(蜂)】より

…大別して三つのグループにわけることができる。まず第1のグループは広腰(こうよう)類(英名saw fly)と呼ばれ,キバチ,クキバチ,ハバチなどの種類を含んでいる。そのほとんどは食植性で,草木の葉,茎,材などを摂食して成長する。…

【化粧】より

…イタリアで発達した紅,白粉,まゆ墨,アイラインを使う化粧法をフランスに伝えたのは,アンリ2世に嫁いだカトリーヌ・ド・メディシスであり,イギリスに伝えたのはエリザベス1世であった。16世紀にベネチアで始まったつけぼくろはパリに伝えられて流行し,フランスではムーシュmouche(蠅),イギリスではパッチpatch(つぎはぎ)とよばれた。白粉や紅は濃厚になり,男性も華美な服を着て化粧をするようになった。…

【蛆】より

…ハエやアブの幼虫の一般名。これ以外でも果実などにいる黄白色の幼虫もうじと呼ぶこともある。…

【毒虫】より

…毒液や毒汁を出すものに多くのドクガ類やイラガ類幼虫があり,甲虫のアオバアリガタハネカクシ類,カミキリモドキ・ツチハンミョウ類などもあり,かなり激しい皮膚の炎症を起こし,まれには失明することもある。また細菌類をまきちらす不潔なハエ類やゴキブリ類は不快害虫として一般には毒虫扱いをされる。そのほかつかまえると口吻(こうふん)で刺されるので痛い,サシガメやマツモムシなどのように反射的行動をとるものもときに恐れられ,また,病原菌を媒介するものもある。…

※「ハエ(蠅)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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