ハンディキャップ(その他表記)handicap

翻訳|handicap

デジタル大辞泉 「ハンディキャップ」の意味・読み・例文・類語

ハンディキャップ(handicap)

スポーツ競技などで、技量差のある者同士の均等をはかるために、強者につける不利な条件。また、弱者に与える有利な持ち点。ハンデ
弱者から見た強者との差。立場を不利にする条件。ハンデ。「ハンディキャップを克服する」
[類語]短所難点欠陥くせ遜色弱点欠点盲点瑕疵かし瑕瑾かきんあら弱み泣き所負い目引け目付け目デメリットウイークポイント

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精選版 日本国語大辞典 「ハンディキャップ」の意味・読み・例文・類語

ハンディキャップ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] handicap )
  2. 各種のスポーツで、競技成績に大差をつけないために、強者に負わせる負担、または弱者に与える有利な持ち点をいう。ゴルフでは平均打数パーの差を考慮してスコアの平均化をはかったり、競馬では負担重量を課したりなどすること。ハンデ。
    1. [初出の実例]「ハンディキャップをつけておいて、埒(らち)に沿って、砂を蹴立てて彼等は駈け出す」(出典:善心悪心(1916)〈里見弴〉)
  3. 弱者からみた強者との差。また、一般に、不利な条件。それを負っているために他に比べて弱い、あるいは損な立場になるようなことがら。ハンデ。
    1. [初出の実例]「既に是れ百歩の『ハンデキャップ』也」(出典:文明批評家としての文学者(1901)〈高山樗牛〉四)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハンディキャップ」の意味・わかりやすい解説

ハンディキャップ
handicap

技量に優劣のある者がともに競技できるよう,すぐれた競技者に課する負荷。特にゴルフに用いられる。元来は競馬用語。ゴルフでは実打数から差し引く打数をいい,各人の技量に応じ1から 36までのハンディキャップが配分される。プライベートな競技会の場合は,一般にプライベート・ハンディキャップが用いられる。臨時のハンディキャップ算定法には,アメリカのプロゴルファー L.キャロウェーが考案したキャロウェー方式などがある。

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世界大百科事典(旧版)内のハンディキャップの言及

【ゴルフ】より

…エキジビションマッチや,アメリカ・ヨーロッパ対抗のライダーカップにもこの試合形式がとり入れられている。(4)ツームストーンtomb‐stone コースのトータルのパーと自分のハンディキャップを加えた数だけ,打ち終わったところに旗を立ててプレーを終了する。出発点からより遠距離に旗を立てたほうが勝つ。…

【身体障害】より


[障害の三つのレベル]
 障害の概念には三つのレベルがある。すなわち,機能障害(恒久的損傷)impairment,能力障害disability,およびハンディキャップ(社会的不利)handicapの三つである。疾病や外傷などが生じたとき,身体に損傷を受けるが,この病理学的変化は自然に,あるいは治療医学の助けをかりて完全に回復するのが普通である。…

※「ハンディキャップ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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