バッファロー(英語表記)buffalo

翻訳|buffalo

デジタル大辞泉 「バッファロー」の意味・読み・例文・類語

バッファロー(buffalo)

スイギュウの別名。
アメリカバイソンのこと。→バイソン
[類語]雄牛雌牛子牛種牛役牛乳牛肉牛牧牛猛牛和牛水牛野牛バイソンヤク

バッファロー【Buffalo】[地名]

米国ニューヨーク州西部の都市。エリー湖東岸にあり、五大湖水運の要港。製鉄業をはじめとする重工業が発達した。ナイアガラの滝観光の拠点。人口、行政区27万(2008)。

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精選版 日本国語大辞典 「バッファロー」の意味・読み・例文・類語

バッファロー

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] buffalo )
  2. すいぎゅう(水牛)」のこと。
  3. バイソン」のこと。
    1. [初出の実例]「野性のバッファローはほとんど絶滅されてしまったから」(出典:走れトマホーク(1972)〈安岡章太郎〉)

バッファロー

  1. ( Buffalo ) アメリカ合衆国、ニューヨーク州北西部、エリー湖の東岸にある工業都市ナイアガラ滝の上流にあり、五大湖水運と鉄道交通の要地を占める。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バッファロー」の意味・わかりやすい解説

バッファロー
Buffalo

アメリカ合衆国,ニューヨーク州北西部の商工業・交通都市で,同州第2の大都市。エリー湖の東端,ナイアガラ川への出口に近い港で,セントローレンス水路に通じている。最初に入植したヨーロッパ人はフランス人狩猟者とイエズス会派宣教師であったが,アメリカ独立戦争前はナイアガラ砦などがある軍事的集落であった。1797年付近一帯がオランダ土地会社の所有となり,町が建設され,ニューアムステルダムと命名。1825年エリー運河が完成し,西部開拓の進行に伴い,東部から西部への交通の要地として商業が発達。南北戦争後は,商業ルートと市場を求めて鉄道が集中し,19世紀末のナイアガラ瀑布水力発電の開発とともに,工業が発展した。工業の中心は製粉と製鉄で,そのほかゴム,航空機,化学,電気器具などがあり,業種の多いのが特色。港は年間 2000万tの荷扱いがあり,国内でも最大の内陸港。原子力,宇宙飛行関係の研究の一中心をなし,1846年創立のニューヨーク州立大学バッファロー校など各種の大学がある。ナイアガラ瀑布入口の観光都市でもあり,オールブライト=ノックス・アート・ギャラリー,歴史博物館などがある。人口 26万1310(2010)。

バッファロー
BUFFALO INC.

パーソナルコンピュータ周辺機器の総合メーカー。1975年に個人創業した音響機器専業メーカーを 1978年改組し,メルコとして設立。当初は真空管アンプやレコードプレーヤなどオーディオ部門を手がけていたが,1981年以降コンピュータ事業に参入。2003年持株会社体制に移行,メルコホールディングスの子会社となり,現社名に変更した。社名はトップクラスのシェアを誇ったプリンタバッファの商品名に由来する。各種メモリ,ストレージ,ネットワーク機器,映像・音響機器,サプライ製品など幅広く手がける。

バッファロー

「アメリカバイソン」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「バッファロー」の意味・わかりやすい解説

バッファロー(アメリカ合衆国)
ばっふぁろー
Buffalo

アメリカ合衆国、ニューヨーク州西部、エリー湖岸の商工業・港湾都市。人口29万2648(2000)。ニューヨーク市に次ぐ同州第二の都市である。五大湖水運の東のターミナルとして早くから港都として開け、とくに小麦、鉄鉱石の取扱高が大きい。また、ナイアガラ滝の豊かな水力を利用して、全米20位に数えられる工業都市としての発達も著しく、1000を超す各種企業が立地し、工業研究所の数も150を超える。世界最大の製粉業の中心地であるほか、多くの従業者を抱える鉄鋼、自動車工業や航空機、タイヤ、化学工業など多種工業が盛ん。酪農や果樹栽培も行われる。1803年に町が開かれたが、本格的な発展は25年のエリー運河の開通後で、32年には市制を敷き、湖港、交通の要衝として急速な発展をみた。さらに、1957年のセント・ローレンス水路の開通によって世界有数の湖港となった。1901年には、当時の大統領W・マッキンリーの暗殺事件が起こったパン・アメリカン博覧会が開催されている。市内にはニューヨーク州立大学バッファロー校(1846創立)やナイアガラ大学など優秀な大学や研究機関も多く、バッファロー歴史博物館、科学博物館美術館もある。アイスホッケーサッカーバスケットボール、野球とプロ・アマ通じてのスポーツの盛んな所で、スポーツ施設も充実している。ナイアガラ観光の拠点でもある。

[作野和世]


バッファロー(ウシ科)
ばっふぁろー
buffallo

本来、哺乳(ほにゅう)綱偶蹄(ぐうてい)目ウシ科のスイギュウをさす呼び名であるが、アメリカでは同科のアメリカバイソンをこの名でよぶことが多い。また、同じ科のアフリカスイギュウにも、この名があてられることが多い。

中川志郎

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改訂新版 世界大百科事典 「バッファロー」の意味・わかりやすい解説

バッファロー
buffalo

偶蹄目ウシ科の動物のうち,とくにスイギュウ類をさす英名。アジアスイギュウAsian water buffaloと,アフリカスイギュウAfrican buffaloに対して用いられるが,アメリカバイソンの俗称ともされる。これはカナダへ入植したフランス系の人々がバイソンをル・バッフle bœuf(ウシの意)と呼んだものが,英語でバッフルbuffle,バッフェロbuffeloと変化し,最後にバッファローとなったものである。
スイギュウ →バイソン
執筆者:


バッファロー
Buffalo

アメリカ合衆国ニューヨーク州西部の工業都市。人口27万9745(2005)。エリー湖北東岸に位置し,五大湖地方の重要な港の一つ。周辺地域の穀物の集散地で,穀物倉庫や製粉工場が多い。ナイアガラ滝の水力電気を利用して,化学,電気製品,鉄鋼,機械,造船,自動車,食品加工などの工業が発達している。1803年に集落が建設され,25年エリー運河の開通によって発展した。ニューヨーク州立大学バッファロー校の所在地。
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百科事典マイペディア 「バッファロー」の意味・わかりやすい解説

バッファロー

米国,ニューヨーク州西部,エリー湖岸の港湾都市,工業都市。ナイアガラ川に臨む。1825年のエリー運河の開通以降発展。農畜産物,石炭,鉄鉱石,機械などの中継港として重要。全米屈指の規模をもつ製粉業のほか,ナイアガラ滝の水力発電を利用した鉄鋼,化学,機械などの重工業も発達。1803年オランダ人が創設。26万1310人(2010)。
→関連項目ニューヨーク[州]

バッファロー

バイソン

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「バッファロー」の解説

バッファロー

正式社名「株式会社バッファロー」。英文社名「BUFFALO CO., LTD.」。小売業。昭和58年(1983)「バッファローオートパーツ株式会社」設立。平成15年(2003)現在の社名に変更。本社は埼玉県川口市並木。カー用品販売会社。オートバックスセブンのフランチャイジー。埼玉県中心に店舗展開。自社ブランド商品も手がける。JASDAQ上場。証券コード3352。

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デジタル大辞泉プラス 「バッファロー」の解説

バッファロー

北海道で生産されるブドウ。アメリカ原産。黒色で粒の大きさは中程度。糖度が高く濃厚な味わい。1966年に北海道優良品種となる。

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世界大百科事典(旧版)内のバッファローの言及

【バイソン】より

…野生での寿命は20年くらいだが,飼育下では約40年の記録がある。 なお,アメリカではアメリカバイソンをバッファローbuffaloと呼ぶことがあるが,バッファローは元来スイギュウを指す英語であるから適切ではない。【今泉 忠明】 農耕をも行っていたとはいえ,シャイアン,アラパホなどの平原インディアンにとって,かつて大平原に大群をなして存在したアメリカバイソンは,食肉,衣服,寝具,テント,ボートなど,衣食住すべての供給源であった。…

※「バッファロー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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