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スペインの作曲家。同国近代の民族主義楽派を代表する存在。カディスに生まれ,ピアノをよくした母につき幼い頃より音楽を学ぶ。20歳のときマドリードへ転居,ピアノをショパンの弟子のトラゴーに,作曲・理論をペドレルについて修得。1905年,オペラ《はかなき人生》がマドリード音楽院主催の作曲コンクールに1等賞を得て注目され,07-14年パリに留学。同地でドビュッシー,デュカース,ラベルらと交遊,近代的な美的感覚に根ざす高度な作曲技法を身につけた。
帰国後,ピアノと管弦楽のための《スペインの庭の夜》(1915),歌曲《七つのスペイン民謡》(1914),バレエ曲《恋は魔術師》(1915),同《三角帽子》(1919)などの傑作を発表,スペイン国内のみならず世界的に名声を挙げた。ことに民族的素材の洗練された扱い方と,色彩的な管弦楽法は卓越しており,彼によって初めてスペインは世界に誇る演奏会用管弦楽曲をもったといえる。しかし生来,健康には恵まれなかったファリャは,20年ころからグラナダ市近くの山荘に引きこもり,よりいっそう20世紀的な感覚を強めた意欲作(人形劇《ペドロ親方の人形芝居》1922,《ハープシコード協奏曲》1926ほか)を発表したのち,大作カンタータ《アトランティダ》の作曲に専念した。スペイン内乱後,39年にアルゼンチンへ渡り,《アトランティダ》を未完のまま死去した。
執筆者:浜田 滋郎
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