ブドウ(葡萄)球菌(読み)ぶどうきゅうきん

百科事典マイペディアの解説

ブドウ(葡萄)球菌【ぶどうきゅうきん】

化膿球菌の一種。大きさ約1μmの通性嫌気(けんき)性グラム陽性菌。固体培地上で不規則なブドウの房状の集団配列をなすところからこの名がある。黄色ブドウ球菌と表皮ブドウ球菌に分類され,前者は化膿や細菌毒素型食中毒の原因となり(この毒素は熱に強いため,汚染された食品は加熱しても中毒の予防にならない),後者は病原性がないとされる。細菌の中でも死滅しにくく,病院内で感染したり,急性腸炎や,新生児に敗血症を起こしたりする。最近はMRSAなど耐性菌が増加。→嫌気性菌グラム陽性菌MRSA感染症
→関連項目アクリノールカナマイシン烏のお灸関節炎球菌細菌スーパー抗原【せつ】とびひ扁桃炎蜂巣織炎毛嚢炎ものもらい卵管炎卵巣炎涙嚢炎

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

天泣

上空に雲がないにもかかわらず,雨が降る現象。風上にある雲からの雨であったり,雨が降ってくる間に雲が移動したり消えたりする場合などに起こる。天気雨,狐の嫁入りともいう。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android