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ベネチア楽派 ベネチアがくは

大辞林 第三版の解説

ベネチアがくは【ベネチア楽派】

一六、七世紀ベネチアで、サン-マルコ大聖堂を中心に新様式を開拓した音楽家たち。また、その音楽。バロック音楽への道を開いた。

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世界大百科事典 第2版の解説

ベネチアがくは【ベネチア楽派 scuola veneziana】

主として,16世紀から17世紀前半にかけて,ベネチアのサン・マルコ大聖堂を中心に活躍した一群の音楽家のことをいう。 1527年にフランドル出身のウィラールトAdrian Willaert(1490ころ‐1562)がサン・マルコの楽長に就任し,この大聖堂における音楽を豊かにすることに貢献した。サン・マルコ大聖堂は,いわゆるギリシア十字形に建てられていて,オルガンと聖歌隊が両袖廊にそれぞれ配置されていた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベネチア楽派
べねちあがくは
scuola venezianaイタリア語
Venetian school英語

16世紀に、ベネチアのサン・マルコ大聖堂を中心に活躍した音楽家たちの総称。1527年にフランドル出身の作曲家ウィラールトがベネチアのサン・マルコ大聖堂楽長に就任して以来、ここでは大聖堂の特殊な構造を利用したコーリ・スペッツァーティ(分割合唱)とよばれる独特の典礼音楽が開拓されたが、次の楽長のデ・ローレ、その次の楽長のツァルリーノ時代にそれが定着し、さらに、ここのオルガン奏者を務めたメルーロやアンドレア・ガブリエリらの手で、新しい器楽曲も生み出されていった。16世紀の終わりごろには、器楽伴奏付きの分割合唱による典礼音楽の演奏が一般的となり、オルガン奏者のジョバンニ・ガブリエリが作曲した音楽が盛んに演奏されて、ベネチア楽派の最盛期を迎えた。[今谷和徳]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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