出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
民俗舞踊の一種。もと旧暦7月7日の七夕の日に行われた踊り。江戸時代初期から享保期(1716-36)にかけて,京都で少女が小町踊を七夕に踊るのが流行した。現在残っているもののうち島根県雲南市の旧木次町の七夕踊は〈盆踊〉ともいい,《七夕踊》《山くづし》《関の五本松》の3曲からなる。鹿児島県いちき串木野市の旧市来(いちき)町の〈市来の七夕踊〉は,七夕に行われる風流(ふりゆう)で,鹿,虎,牛,鶴の大張子の作り物,琉球王行列,大名行列,薙刀(なぎなた)踊の行列物と,七夕踊の中心をなす太鼓踊からなる。大里地区の全青年が数百人参加する大がかりなものである。加世田(かせだ)の武士踊,栗野の研欲(とぎほし)踊とともに,薩摩の三大踊とされる。
執筆者:吉川 周平
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…江戸初期から中期にかけて京都で流行した風流(ふりゆう)踊の一種で,七夕(たなばた)の日に踊ったので〈七夕踊〉ともいう。7,8歳から17,18歳までの少女が美しい晴着を身につけ,鉢巻や片たすきをかけ,朱の日傘をさしかけ,手に団扇(うちわ)太鼓を持って家々を訪問し,盆歌をうたいながら輪になって踊った。…
※「七夕踊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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