二官八省(読み)にかんはっしょう

世界大百科事典 第2版の解説

日本古代の律令制の官庁組織をいう語。狭義には太政官(だいじようかん),神祇官(じんぎかん)の二官と中務(なかつかさ)省式部(しきぶ)省治部(じぶ)省民部(みんぶ)省兵部(ひようぶ)省刑部(ぎようぶ)省大蔵(おおくら)省宮内(くない)省の八を指すが,広義には,この二官・八省に轄される八省被管の職・寮・司や弾正台(だんじようだい),衛府(えふ)などの中央官庁および大宰府(だざいふ)や諸国などの地方官庁を含む律令制の全官庁組織の総体をいい,ふつうは後者の意味で用いる。

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旺文社日本史事典 三訂版の解説

律令制における中央行政組織
二官とは神祇官 (じんぎかん) と太政官 (だいじようかん) 。八省は太政官所属の左弁官の中務 (なかつかさ) ・式部・治部・民部の4省と,右弁官の兵部 (ひようぶ) ・刑部 (ぎようぶ) ・大蔵宮内の4省をいう。八省は各政務を分担し,省の下に職 (しき) ・寮・司が所属した。

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