五人組(日本史)(読み)ごにんぐみ

百科事典マイペディア 「五人組(日本史)」の意味・わかりやすい解説

五人組(日本史)【ごにんぐみ】

江戸時代庶民の隣保組織。1603年幕府が京都に十人組を作ったのが初めで,被支配者間の連帯責任・相互監察の制度として漸次整備された。目的はキリシタン禁止や浪人取締り。町方地主家主農村では惣百姓原則として5戸単位に組を編成する。長を五人組組頭といい,の遵守すべき法規を記載したものを五人組帳という。→隣組五保
→関連項目組頭郷村制本百姓宮津

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