仏頂面(読み)ブッチョウヅラ

デジタル大辞泉 「仏頂面」の意味・読み・例文・類語

ぶっちょう‐づら〔ブツチヤウ‐〕【仏頂面】

仏頂尊の恐ろしい面相にたとえたもの。また、一説に「不承面ふしょうづら」の転とも》不機嫌にふくれた顔つき。不平らしい顔つき。仏頂顔。「仏頂面をする」
[類語]迷惑おこいか憤る八つ当たりいじけるひねくれるすねるひがむねじけるねじくれるふくれる気色けしきばむむくれるむかつくむかっとむかむかむっとむしゃくしゃむらむらくしゃくしゃ不快不愉快不機嫌不興憮然虫の居所が悪い風向きが悪い胸糞が悪い・けった糞が悪い・気を悪くするつむじを曲げるはらわたが煮え返る臍を曲げる・怒り付ける・怒り狂う腹立つ腹が立つ小腹が立つ向かっ腹が立つ・腹を立てる怒り心頭に発するしゃく小癪こしゃくしゃくに障る癇癪かんしゃく冠を曲げる堪忍袋の緒が切れる向かっぱらやけっぱら業腹業を煮やす逆上青筋を立てる憤懣ふんまんわなわな虫唾むしずが走る反吐へどが出る

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精選版 日本国語大辞典 「仏頂面」の意味・読み・例文・類語

ぶっちょう‐づらブッチャウ‥【仏頂面】

  1. 〘 名詞 〙 無愛想な顔つき。不機嫌にふくれた顔つき。また、その顔。ぶっちょうがお。
    1. [初出の実例]「あげ屋・やりてがぶっちゃうづらも、なにやらんのいくゎうにてやはらぎ」(出典:評判記・もえくゐ(1677))

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