腸が煮え返る(読み)ハラワタガニエカエル

デジタル大辞泉 「腸が煮え返る」の意味・読み・例文・類語

はらわたかえ・る

言いようのないほど腹が立つ。はらわたが煮えくり返る。「親友の裏切りに―・る」
[類語]おこいか憤る八つ当たりいじけるひねくれるすねるひがむねじけるねじくれるふくれる気色けしきばむむくれるむかつくむかっとむかむかむっとむしゃくしゃむらむらくしゃくしゃ不快不愉快不機嫌不興憮然仏頂面虫の居所が悪い風向きが悪い胸糞が悪い・けった糞が悪い・気を悪くするつむじを曲げる臍を曲げる・怒り付ける・怒り狂う腹立つ腹が立つ小腹が立つ向かっ腹が立つ・腹を立てる怒り心頭に発するしゃく小癪こしゃくしゃくに障る癇癪かんしゃく冠を曲げる堪忍袋の緒が切れる向かっぱらやけっぱら業腹業を煮やす逆上青筋を立てる憤懣ふんまんわなわな虫唾むしずが走る反吐へどが出る

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精選版 日本国語大辞典 「腸が煮え返る」の意味・読み・例文・類語

はらわた【腸】 が=煮(に)え[=煮(に)え繰(く)り・=燃(も)え]返(かえ)

激しい怒りをこらえることができない。憤怒に堪えられないさまにいう。
※浄瑠璃・百日曾我(1700頃)二「最前より何れもの我がまま腹わたがもえかへり、胸の虫がむかむかとこらへかね候へ共」

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