刻苦勉励(読み)こっくべんれい

精選版 日本国語大辞典 「刻苦勉励」の意味・読み・例文・類語

こっく‐べんれい コクク‥【刻苦勉励】

〘名〙 心身を苦しめてつとめはげむこと。苦労を重ねて一心に努力すること。刻苦精励。
※教育論(1879)〈森有礼〉「其義を解するに至る迄刻苦勉励過多の年数を費さざれば」

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デジタル大辞泉 「刻苦勉励」の意味・読み・例文・類語

こっく‐べんれい〔コクク‐〕【刻苦勉励】

[名](スル)大変な苦労をして、勉学などにつとめはげむこと。
[類語]奮励努力精励頑張る踏ん張る奮闘奮発奮起勉励刻苦粉骨砕身はげ張り切るやり抜く粘る励行精進精勤恪勤かっきん努めるいそしむ精出す精を出す精が出る打ち込む注ぎ込む熱を入れる力を入れる馬力を掛ける

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四字熟語を知る辞典 「刻苦勉励」の解説

刻苦勉励

心身を苦しめてつとめはげむこと。苦労を重ねて一心に努力すること。

[活用] ―する。

[使用例] 笈を負うて郷関をいでた一介の書生がその刻苦勉励によって夢のような青雲の志も実現し得た[高見順*わが胸の底のここには|1946~48]

[使用例] その上に刻苦勉励して選手になるなどは考えない[幸田文おとうと|1957]

[解説] 「刻苦」は身を刻むように心身を苦しめて骨を折ること。「勉励」はつとめ励むという意味

[類語] こっせいれい

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