デジタル大辞泉 「張切る」の意味・読み・例文・類語 はり‐き・る【張(り)切る】 [動ラ五(四)]1 ゆるみなく十分に張る。ぴんと張る。「―・った糸を指ではじく」「―・った筋肉」2 元気や気力が満ちあふれる。意気込む。「―・って仕事をする」[動ラ下二]「はりきれる」の文語形。[類語]頑張る・踏ん張る・奮励する・奮闘する・奮発する・奮起する・勉励する・精励する・刻苦する・粉骨砕身する・努力する・励はげむ・やり抜く・粘る・耐える・耐え忍ぶ・忍ぶ・こらえる・辛抱する・我慢する・忍耐する・隠忍する・忍従する・意気込む・勢い込む・気張る・気負う・力む・肩肘張る・腕が鳴る・腕に縒よりをかける・ハッスル・刻苦勉励・精進・精勤・恪勤かっきん・努める・いそしむ・精出す・精を出す・精が出る・打ち込む・注ぎ込む・熱を入れる・力を入れる・馬力を掛ける 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「張切る」の意味・読み・例文・類語 はり‐き・る【張切】 [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙① ぴんと張る。十分に張る。[初出の実例]「指の先で張切(ハリキ)った皮の上をかんと弾いた」(出典:永日小品(1909)〈夏目漱石〉元日)② 元気がみなぎりあふれる。大いに意気ごむ。[初出の実例]「今日行きたいと張り切ってゐらるる上に」(出典:歌舞伎・霊験曾我籬(1809)六幕)③ 緊張する。[初出の実例]「張りきった気がゆるんで来るに従って」(出典:范の犯罪(1913)〈志賀直哉〉)[ 2 ] 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 ⇒はりきれる(張切)[ 3 ] 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 強く張って切り裂く。引っぱって切る。[初出の実例]「うへのきぬをはりきりて、いと惜しき事いひて」(出典:和泉式部集(11C中)上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by