吊るし(読み)ツルシ

デジタル大辞泉 「吊るし」の意味・読み・例文・類語

つるし【×吊るし】

つるすこと。また、つるしたもの。
《つり下げて売るところから》既製品または古着洋服。「吊るしスーツ
吊るしがき」の略。
吊るし責め」の略。
[類語]洋服和服ころも衣料品衣料衣服衣類着物着衣被服装束お召物衣装ドレス洋品アパレル略服ふだん着略装軽装着流しカジュアルよそゆき一張羅街着礼服式服フォーマルウエア礼装正装既製服レディーメード既製出来合いプレタポルテ注文服オーダーメード私服官服制服ユニホーム学生服軍服燕尾服喪服セーラー服水兵服背広スーツ

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精選版 日本国語大辞典 「吊るし」の意味・読み・例文・類語

つるし【吊・釣】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「つるす(吊)」の連用形の名詞化 )
  2. つるすこと。ぶらさげること。
  3. 柿や大根などをつるして干したもの。特に、つるし柿
    1. [初出の実例]「柿〈略〉つる柿(し)」(出典:俳諧・鼻紙袋(1677)九月)
  4. つるしぜめ(吊責)
    1. [初出の実例]「右体に仕候而も相陳候得ば、伺之上拷問仕候、拷問は後ろ手に縛り釣しに懸申候」(出典:法曹後鑑‐牢問致方之事(1773)(古事類苑・法律六〇))
  5. 店先につるして売られている古着、または既製服。つるしんぼう。くびつり。
    1. [初出の実例]「こういう仕組みで作る既製服だから、そんじょそこらのツルシとはわけが違うことを」(出典:流行うらがえ史(1965)〈うらべまこと〉一三)

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