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名帳 ミョウチョウ

4件 の用語解説(名帳の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

みょう‐ちょう〔ミヤウチヤウ〕【名帳】

仏寺で、信者の名簿。檀家帳。また、過去帳のこと。
融通念仏宗で、大念仏に加入した者の名を記した帳簿。

めい‐ちょう〔‐チヤウ〕【名帳】

氏名を記す帳簿。名簿。
律令制で、調雑徭(ぞうよう)などの人頭税を課すために作製した帳簿。戸主から官に出した手実(しゅじつ)と、国司が中央に報告した大計帳とがある。みょうちょう

出典|小学館
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世界大百科事典 第2版の解説

みょうちょう【名帳】

古代・中世の人名を書き連ねた文書。令制においては官人名簿をさし,文官は式部省,武官は兵部省,女王・命婦(みようぶ)・女官は中務省(縫殿寮)においてそれぞれ作成・保管された。官人の任授に際しては以上の諸司が個人ごとに〈簿〉を作成することになっているが,名帳はこの〈簿〉を基に作られたと考えられる。しかし古代においては官人名簿のみならず一般に人名を書き連ねた文書を名帳と呼んでおり,大計帳(大帳)作成時に作られた死亡・篤廃等の者ごとにそれぞれにまとめたものを総称して名帳と呼んだり,京畿内百姓のうち外国に居住するようになった者の一覧表を指して名帳と称している例が見られる

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大辞林 第三版の解説

みょうちょう【名帳】

過去帳のこと。 〔日葡〕
融通念仏宗で、大念仏に参加した者の名を記した帳面。

出典|三省堂
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世界大百科事典内の名帳の言及

【仏光寺】より

…ここを拠点に了源は布教に尽力し信者の組織化につとめ,当時農民の地縁的自治組織であった惣(そう)を真宗門徒の組織に導入して念仏者の惣を結成し,衆議に基づく教団の運営を図った。1335年(建武2)了源は伊賀国七里峠で賊により殺害されたため,その子源鸞,妻了明尼があとを継ぎ,了源が用いた光明本尊および本派独自の名帳(みようちよう)・絵系図を駆使して布教につとめ,近畿,中国,四国の各地に広く門徒を得た。名帳は系譜の形で法脈師弟の関係を示したものであり,絵系図は名帳の人名に肖像画を加えたものである。…

※「名帳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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