名簿・名符(読み)みょうぶ

精選版 日本国語大辞典 「名簿・名符」の意味・読み・例文・類語

みょう‐ぶ ミャウ‥【名簿・名符】

〘名〙
古代中世に、官途についたり、弟子として入門したり、家人(けにん)として従属したりする時など、貴人・長上・師匠に従属を誓う証として送る自分の姓名官位年月日を書いた名簿。また、それを差し出すこと。名付(なづき)。名書(なぶみ)。二字(にじ)
※続日本紀‐宝亀元年(770)七月癸未「罪軽応免、具注名簿、伏聴天裁〈略〉但名簿雖本貫、正身不入京
※栄花(1028‐92頃)様々のよろこび「ただ権の北方にて、世中の人みゃうぶし、さて司召の折はただこの局に集る」
② 明治初期、出生に際し神社が授けた守札

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