

。声符は曷(かつ)。曷は曰(えつ)と
(かい)とに従い、屍骨の象である
に、祝
を示す曰を加え、
の呪霊によって祈り、呪詛などを加える意。〔説文〕二上に「
(のどかわ)くなり」とあり、〔説文通訓定声〕に「聲の歇(や)むなり」とする。もと呪詛して威嚇を加える意。のどを痛めるほどの声を出したのであろう。
字鏡〕
水乃无(水のむ)、
、左へ(
)豆利止奈(余)无(さへづりとよむ)〔名義抄〕
イバユ・イナナク・オビユ・ミヅニウフ・サヘヅリトナフ/
カシコマル
▶・喝声▶・喝茶▶・喝道▶・喝罵▶・喝破▶・喝喇▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
勢いのよい大きな声、人を叱咤(しった)する声、またその声を発すること。禅宗では中国唐代以降、種々の意味をもって使用され、師が言詮(ごんせん)(言語をもって仏法を説き明かすこと)の及ばぬ禅の極意(ごくい)を弟子に示すための方便として盛んに用いられた。その始まりは馬祖道一(ばそどういつ)・百丈懐海(ひゃくじょうえかい)の師資(師弟)間に行われたとされ、「黄檗希運(おうばくきうん)の棒」「臨済義玄(りんざいぎげん)の喝」と並び称され、言語、思慮を超えた悟境を示す手段とされた。とくに臨済宗門下では、「臨済四喝(りんざいしかつ)」とよばれる機関(指導の手段)としてまとめられ、修行の指標とされた。のちには葬儀の際の引導(いんどう)にも用いられるようになった。
[石川力山]
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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