太子[町](読み)たいし

百科事典マイペディア 「太子[町]」の意味・わかりやすい解説

太子[町]【たいし】

兵庫県揖保(いぼ)郡,揖保川支流の林田川流域の播磨(はりま)平野中部にある町。米作を行い,播磨臨海工業地帯の一部として電気器具などの工場進出。中心の鵤(いかるが)は聖徳太子が法隆寺別院として斑鳩(いかるが)寺を建立した地で,近世西国街道(国道2号線)の宿場町として繁栄。22.61km2。3万3438人(2010)。

太子[町]【たいし】

大阪府南東部,金剛山地北麓の南河内郡の町。米作とブドウ栽培が盛ん。上代文化の一中心とみられ,二上(にじょう)山麓には古墳が多く,また聖徳太子廟のある叡福(えいふく)寺,敏達・用明・推古・孝徳4天皇陵,小野妹子の墓などがある。近鉄南大阪線が通じる。14.17km2。1万4220人(2010)。

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