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性感染症(STD) せいかんせんしょうえすてぃーでぃー

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家庭医学館の解説

せいかんせんしょうえすてぃーでぃー【性感染症(STD)】

 性行為にともなって、人から人へと感染する病気を性感染症といいます。
 英語では、性感染症のことをsexually(性行為で)transmitted(感染する)disease(病気)といい、この英語の頭文字をとってSTDともいいます。
 性感染症にはいろいろな病気があって表「おもな性感染症(STD)と病原体」、近年、性の解放と性行動の多様化にともなって、増加の傾向にあります。
 なお、日本では、梅毒(ばいどく)、淋病(りんびょう)、軟性下疳(なんせいげかん)、鼠径(そけい)リンパ肉芽腫(にくげしゅ)の4つを、1948年に制定された性病予防法の対象疾患としてきましたので、これらをまとめて性病と呼ぶこともあります。
●性感染症の特徴と注意点
①性感染症は、感染して数日後から症状が現われ、それとわかる病気が多いのですが、梅毒やエイズのように潜伏期間が長く、なかなか症状の出てこないものもあります。しかも、検査をしても、感染後、梅毒は6週間以上、エイズは8週間以上たたないと感染した証拠が出てきません。
②性感染症は、症状が性器に現われるとはかぎりません。皮膚、肛門(こうもん)、くちびる、のどなどに発疹(ほっしん)、潰瘍(かいよう)といった症状が出ることもあります。
 このため、性感染症とは本人が気づいていないことも多いものです。
③症状の現われ方が、男性と女性とではちがう病気もあります。
 たとえば、淋菌(りんきん)やクラミジアの感染による尿道炎(にょうどうえん)の場合、男性は初期からはっきりとした症状が現われますが、女性ははっきりとした症状が出てこないため、本人が病気に気づかずにいて、感染源になっていることがあります。
④本人が治療を受けるのは当然ですが、セックスパートナーも検査を受け、病気にかかっていれば治療を受ける必要があります。そうしないと、相手からまた同じ病気をうつされます。
⑤近年、海外から性感染症をもち帰る人が増えています。また、日本へ来る外国人がもち込む性感染症も増加しています。不特定の人、とくに外国人と性的な接触をもつときには、確かな予防策を講じることがたいせつです。

出典|小学館
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