廃れる(読み)スタレル

デジタル大辞泉 「廃れる」の意味・読み・例文・類語

すた・れる【廃れる/×頽れる】

[動ラ下一][文]すた・る[ラ下二]
使われなくなる。行われなくなる。通用しなくなる。すたる。「流行語は―・れるのも早い」「義理人情が―・れる」
盛んだったものが衰える。すたる。「町が―・れる」「商売が―・れる」
[補説]中世から四段活用の「すたる」も並び用いられる。
[類語](1廃止撤廃解消撤回廃棄破棄放棄全廃廃するすたる/(2衰える寂れる落ち目減退後退下火退潮尻すぼまり廃頽下り坂左前不振じり貧どか貧先細り下がり目低落廃る傾く尻下がり尻切れとんぼ竜頭蛇尾孤城落日末期的衰残弱体化衰弱衰微衰退頓挫衰え地に落ちる没落落ちぶれるうらぶれる成り下がる零落凋落ちょうらく転落落魄らくはく淪落堕落末路斜陽成れの果て見る影もない朽ちる消沈衰亡たそがれ失速焼きが回る耄碌もうろくぽんこつ火の車終末大詰め尾羽うち枯らす世も末尻すぼみ遣る瀬ないびんびん切切せつせつ痛切切実深刻ひしひしつくづくしみじみじいん心からせつ苦しい辛い切ないたまらないやり切れない堪えがたいしんどい苦痛悲しい物悲しいうら悲しい痛ましい哀れ哀切悲愴ひそう悲痛悲傷沈痛もの憂い断腸の思い胸を痛める胸が痛む胸が塞がる忍び難い忍びない見るに忍びない見るに堪えないけだるいアンニュイ胸が裂ける胸が張り裂ける胸がつかえる胸が潰れる胸がつまる気を揉む重苦しい滅入る気遣わしい塞ぐ塞ぎ込むしょげるしょげ返る沈む憂鬱憂愁沈鬱メランコリー気鬱気塞ぎ鬱鬱陰鬱暗鬱鬱屈鬱結鬱気うっき鬱悶うつもん鬱積抑鬱憂さ鬱陶しい悶悶もんもん物寂しいさびしいさみしいうら寂しいこころ寂しいわびしい人恋しい孤愁人懐かしい物恋しい小寂しい哀感寂寥せきりょう寂寞せきばく寂寞じゃくまく索漠落莫らくばく蕭然しょうぜん蕭蕭しょうしょう蕭条しょうじょう蕭殺しょうさつ寥寥りょうりょう徒然つれづれ徒然とぜんすがれる萎靡いび愁いさむざむセンチメンタル落日しんみりむせぶ哀愁悲愁衰勢物哀れ物思わしい諦観春愁幽愁秋風索漠愁思秋思愁然孤独盛者必衰息苦しい胸苦しい悩ましいうれ有り難迷惑不如意惨憺さんたん骨身にこたえる骨身にみる遣る方ない居ても立っても居られない矢もたてもたまらない哀惜感傷的胸が締め付けられる身を切る

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精選版 日本国語大辞典 「廃れる」の意味・読み・例文・類語

すた・れる【廃・頽】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]すた・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙
  2. すたる(廃)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「新人迎へられ来りて、旧人棄(スタル)」(出典:白氏文集天永四年点(1113)四)
    2. 「この短篇小説のすたれた技法を復活させてやれと考へて」(出典:十五年間(1946)〈太宰治〉)
  3. すたる(廃)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「人すたれ、氏ほろびて正統ののこり、ただ頼朝ばかりなり」(出典:曾我物語(南北朝頃)二)
  4. すたる(廃)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「八百善が是非晩は以前通に取ってくれなくては、古い暖簾が廃(スタ)れると云ってくる」(出典:流行(1911)〈森鴎外〉)
  5. すたる(廃)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「鯨は実にすたるる処無く我れ等の用に立つ者なり」(出典:幼学読本(1887)〈西邨貞〉六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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