
( 1 )「書紀‐持統七年三月一七日」条に、桑、紵(からむし)、栗、蕪菁(あおな)等とともに五穀の助けとして栽培が奨励された記事があり、上代から実用として普及していたようで、「万葉‐三八三四」にも「成棗(なしなつめ)黍(きみ)に粟つぎ延ふ田葛(くず)の後もあはむと葵花咲く」とある。
( 2 )「なし」という語感は「無し」に通じるので、忌まれて「ありのみ」ともいわれる。「梨」と「ありのみ」を詠み込んだ「おきかへしつゆばかりなるなしなれどちよありのみと人はいふなり」〔相模集〕のような例も見られる。


に従い、
(り)声。〔説文〕六上に「梨果なり」とあり、美果として愛好された。魏の文帝の詔に「甘きこと蜜の如く、
(もろ)きこと凌(こほり)の如し」という語がある。唐・宋の詩に梨花を歌うものが多い。唐の玄宗が、禁苑中の梨園の子弟三百人に伎芸を習わせたので、歌舞技など演劇界のことを、のち梨園という。
(り)と通じ、さく、ひらく。
梨・桑梨・霜梨・凍梨・冰梨・分梨・芳梨・剖梨出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...