烏羽色(読み)カラスバイロ

デジタル大辞泉 「烏羽色」の意味・読み・例文・類語

からすば‐いろ【×烏羽色】

烏の羽の色。黒く青みのあるつややかな色。また、黒い色。からすば。
[類語]真っ黒いか黒い黒い黒黒黒ずむどす黒い浅黒い色黒真っ黒け真っ黒黒っぽい漆黒黒み黒色こくしょく墨色赤黒い青黒い黒む純黒直黒ひたぐろ鉄色煤色すすいろからすの濡れ羽色がんぐろ薄黒い黒変黒ばむ真っ暗暗闇真っ暗闇暗黒ブラックダーク

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精選版 日本国語大辞典 「烏羽色」の意味・読み・例文・類語

からすば‐いろ【烏羽色】

  1. 〘 名詞 〙 烏の濡れ羽の色のように、青みのある黒色。黒い色。烏羽。〔書言字考節用集(1717)〕
    1. [初出の実例]「かの女子の怪しく濃き目の色、鴉青(カラスバ)いろの髪」(出典即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉美小鬟、即興詩人)

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色名がわかる辞典 「烏羽色」の解説

からすばいろ【烏羽色】

色名一つ。烏の濡れ羽色ともいう。い鳥の代表であるカラスの羽の色をさす。通常の黒より、さらに黒い色を形容する表現で、しっとりした印象のある艶やかな色合い。ほんのわずかに、みやみがかかっている。女性の美しい黒髪に例えることができる。

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