牡丹雪(読み)ボタンユキ

デジタル大辞泉 「牡丹雪」の意味・読み・例文・類語

ぼたん‐ゆき【×牡丹雪】

雪の結晶多数付着し合い、大きな雪片となって降る雪。ボタン花びらのように降るからとも、ぼたぼたした雪の意からともいう。綿雪。ぼた雪。 春》「過ぎゆきし指やまぶたや―/楸邨
[類語]綿雪みぞれ氷雨あられひょう白雪はくせつ白雪しらゆきダイヤモンドダスト淡雪粉雪細雪締まり雪ざらめ雪小雪風花大雪豪雪どか雪吹雪吹雪く地吹雪雪嵐暴風雪ブリザード雪煙初雪新雪積雪根雪万年雪深雪しんせつ深雪みゆき残雪春雪

ぼた‐ゆき【×丹雪】

ぼたんゆき」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「牡丹雪」の意味・読み・例文・類語

ぼたん‐ゆき【牡丹雪】

〘名〙 多数の雪の結晶が付着し合って大きな雪片となって降る雪。牡丹の花びらのように降るからとも、ぼたぼたした雪の意からともいわれる。ぼた雪。《季・春/冬》 〔物類称呼(1775)〕

ぼた‐ゆき【牡丹雪】

〘名〙 =ぼたんゆき(牡丹雪)〔物類称呼(1775)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「牡丹雪」の意味・わかりやすい解説

牡丹雪
ぼたんゆき

牡丹の花びらのように大きな雪片(せっぺん)として降る雪。冬の始まりや終わり、あるいは暖地で降る雪は、雪結晶が数個から数百個からみ合って雪片をなして降ることが多い。このなかでもとくに大きな団子状の雪片を牡丹雪という。大きさは数センチメートルであるが、ときには直径10センチメートルになることもある。

[前野紀一]

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