粉雪(読み)コナユキ

デジタル大辞泉 「粉雪」の意味・読み・例文・類語

こな‐ゆき【粉雪】

粉のようにさらさらとした雪。こゆき。 冬》「―や朝より熱き女の身/澄雄」
[類語]細雪みぞれ氷雨あられひょう白雪はくせつ白雪しらゆきダイヤモンドダスト淡雪綿雪牡丹雪締まり雪ざらめ雪小雪風花大雪豪雪どか雪吹雪吹雪く地吹雪雪嵐暴風雪ブリザード雪煙初雪新雪積雪根雪万年雪深雪しんせつ深雪みゆき残雪春雪

こ‐ゆき【粉雪】

粉のようにさらさらした細かい雪。こなゆき。 冬》一力のれんにかかる―かな/東洋城

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精選版 日本国語大辞典 「粉雪」の意味・読み・例文・類語

こ‐ゆき【粉雪】

  1. 〘 名詞 〙こなゆき(粉雪)《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「ふれふれこゆきと、いはけなき御けはひにて仰せらるる」(出典:讚岐典侍(1108頃)下)

こな‐ゆき【粉雪】

  1. 〘 名詞 〙 寒気がきびしい時に降る、さらさらした粉状の雪。こゆき。《 季語・冬 》 〔俳諧・便船集(1668)〕
    1. [初出の実例]「サラサラと粉雪が降って来た」(出典:雪の日(1920)〈志賀直哉〉)

ふん‐せつ【粉雪】

  1. 〘 名詞 〙 こなゆき。
    1. [初出の実例]「軽い粉雪(フンセツ)がその丘を風にあちこちと吹きよせられてゐた」(出典:母(1930)〈岡田三郎〉七)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「粉雪」の意味・わかりやすい解説

粉雪
こなゆき
powder snow

気温零下15℃以下の比較的寒いときに降る細かい粉状の雪。結晶は、角板や角柱が立体的に交差したものが多い。軽くて乾いているため、山スキーをする人たちに好まれ、アスピリンスノーパウダースノーともよばれる。暖かいときに降る牡丹(ぼたん)雪と対比した呼び名。道路雪氷の分類における粉雪は、路面の乾いた新雪が車両走行によって破壊された軽い粉状の雪をさす。

[前野紀一]

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デジタル大辞泉プラス 「粉雪」の解説

粉雪

日本ポピュラー音楽。歌は日本のバンド、レミオロメン。2005年発売。作詞作曲:藤巻亮太。同年フジテレビ系列で放映されたドラマ「1リットルの涙」の挿入歌

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