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百鬼夜行 ヒャッキヤギョウ

デジタル大辞泉の解説

ひゃっき‐やぎょう〔ヒヤクキヤギヤウ〕【百鬼夜行】

ひゃっきやこう(百鬼夜行)

ひゃっき‐やこう〔ヒヤクキヤカウ〕【百鬼夜行】

いろいろの化け物が夜中に列をなして出歩くこと。ひゃっきやぎょう。
得体の知れない人々が奇怪な振る舞いをすること。ひゃっきやぎょう。「百鬼夜行の政財界」

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百科事典マイペディアの解説

百鬼夜行【ひゃっきやぎょう】

夜,さまざまな怪異のものが列をなして練り歩くこと。《江談抄》で小野篁藤原高藤〔838-900〕がこれに出会ったとされるのが早く,《今昔物語集》巻14-42ほかの藤原常行〔876-915〕が出会った話,《大鏡》ほかの藤原師輔〔908-960〕の話などの例が伝えられる。

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大辞林 第三版の解説

ひゃっきやぎょう【百鬼夜行】

〔「ひゃっきやこう」とも〕
妖怪が列をなして、夜中に歩くこと。中古から中世の迷信。夜行やぎよう
得体の知れない者たちが我が物顔に振る舞うこと。

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世界大百科事典内の百鬼夜行の言及

【鬼】より

…鬼が出現する場所や時刻は一定していないが,町や村里のはずれの辻や橋や門など異界(他界)との接点に現れる傾向があり,時刻は夕方から夜明けまでの夜の間とする考えが広く認められている。鬼などの妖怪たちが列をなして夜行することを意味する〈百鬼夜行〉という語は,鬼の夜行性をよく示している。 地獄の獄卒である鬼や天神となった菅原道真の霊に支配される雷神として鬼が,どのような経過を経て鬼になったかは明らかでないが,日本の鬼は,人間や神とまったく切り離された別個の存在として想像されたものではなく,互いに変換しうるものとして考えられていた。…

【百物語】より

…たそがれ時を期し,まず一座中に灯を百ともし,こわい話を一つずつしていくたびに一つずつ灯を消していき,丑(うし)三つ(今の午前2時~2時半)ころにおよんで百の灯をみな消したときに,必ず怪異が現れるといい伝えられた。ことに文化・文政期(1804‐30)に至って,とくに狂歌師仲間で百物語の狂歌を一夜一ヵ所に集まって詠むことが流行し,《狂歌百鬼夜行》《百鬼夜楽》などの類が刊行された。その源流は室町時代に現れた〈百鬼夜行〉で,とくに江戸時代に入ってから,武士階級の間に練胆の会として行われ,また怪談が流行して,中国の怪談が輸入され,多くの絵画や読物が刊行された。…

※「百鬼夜行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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