(読み)シュウ

  • ▽秀
  • しゅう シウ
  • しゅう〔シウ〕
  • ひい・ず ‥いづ
  • ひい・でる
  • ひ・ず ひづ
  • 漢字項目
  • 秀 ひで

デジタル大辞泉の解説

すぐれていること。また、その人。
成績などの段階を示す語。最もすぐれていることを表す。「・優・良・可」
常用漢字] [音]シュウ(シウ)(漢) [訓]ひいでる ほ
他より抜きん出る。ひときわすぐれる。「秀逸秀才秀作秀抜閨秀(けいしゅう)俊秀優秀
[名のり]さかえ・しげる・すえ・ひいず・ひで・ひでし・ほず・ほら・みつ・みのる・よし
《「穂(ほ)」と同語源》
外形が人目につきやすく突き出ていること。また、そのもの。「杉の
「見渡せば明石の浦に燭(とも)す火の―にそ出でぬる妹に恋ふらく」〈・三二六〉
内容が他よりすぐれていること。また、そのもの。
「百千足(ももちだ)る家庭(やには)も見ゆ国の―も見ゆ」〈・中・歌謡

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

?-? 江戸時代中期の女性。
宝暦8年(1758)阿波(あわ)重清(しげきよ)(徳島県美馬町)で,庄屋の不正枡による年貢米取り立てに抗議し,入婿の夫にかわってひとりで藩主直訴。庄屋の不正はただされたが秀は処刑された。夫は追放刑となり自害。のち同村に秀塚神社がたてられた。

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大辞林 第三版の解説

成績・品質などを示す段階の一。「優」よりさらによく、最上位であることを表す。
と同源
内容的にすぐれたもの。すぐれたところ。 家庭やにわも見ゆ国の-も見ゆ/古事記
外形的に目立つもの。外にあらわれたもの。 ともす火の-にそ出でぬる/万葉集 326 ほつ枝 ほつ手 ほつ鷹のように、助詞を伴って連体修飾語になることが多い。単独で使われる場合も、火のほ波のほのように…のという連体修飾語を受けることが多い。岩ほ垣ほほ倉などのように複合語としても用いられる

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① すぐれていること。ひいでること。また、その人。優秀。
※正法眼蔵(1231‐53)谿声山色「春松のあり、秋菊の秀ある、即是なるのみなり」 〔晉書‐王導伝〕
② 評価等級に用いて、優秀なものをいう。
③ 植物のをいう。
〘自ダ下一〙 ひい・づ 〘自ダ下二〙 (「穂(ほ)出でる」の変化した語)
① 穂がつき出る。
※足利本論語抄(16C)子罕第九「処群華は草の秀たる㒵そ余の草よりは高出なるを云也」
② 他よりもすぐれる。ぬきんでる。傑出する。また、多くの中から頭角を現わす。ひず。〔成唯識論述記序釈(797頃)〕
※霊異記(810‐824)中「土(くに)を厭ふに異に秀(ヒイデニタル)者なり。〈国会図書館本訓釈 秀 勝也 須久礼爾多留 又云備伊弖爾多流〉」
③ くっきりとしていて目立つ。また、秀麗である。ひず。
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一「秀(ヒイデ)た眉」
〘自ダ下二〙 (「穂(ほ)(い)づ」の変化したもの)
① 穂が出る。草などが穂を出す。
※万葉(8C後)七・一三五三「石上(いそのかみ)布留の早稲田を秀(ひで)ずとも縄(なは)だに延(は)へよ守りつつ居らむ」
② 人の能力が他よりぬきんでる。ひいでる。〔享和本新撰字鏡(898‐901頃)〕
※愚管抄(1220)四「和漢の才にみなひでて」
〘名〙 (「ほ(穂)」と同語源) 高くひいでているもの。外形的に、他のものに比べて高くとび出していて目につくようなものをいうとともに、内容的にすぐれたものをいうこともある。単独で使われる場合も、「…の」という連体修飾語をうけることが多く、また、助詞「つ」を伴って、「ほつ鷹(たか)」「ほつ手(て)」「ほつ真国(まくに)」などのように連体修飾語になることも多い。さらに、「岩ほ」「垣ほ」「ほ倉」などのように熟して用いる。
※古事記(712)中・歌謡「千葉の 葛野(かづの)を見れば 百千足(ももちだ)る 家庭(やには)も見ゆ 国の富(ホ)も見ゆ」
〘自ダ下二〙 ⇒ひいでる(秀)

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