苗(漢字)

普及版 字通「苗(漢字)」の解説


常用漢字 8画

(旧字)
9画

[字音] ビョウ(ベウ)
[字訓] なえ・かり・すえ

[説文解字]

[字形] 会意
艸(そう)+田。〔説文〕一下に「艸の田に生ずるなり」とあり、禾苗(かびよう)をいう。また田猟の意に用い、〔左伝〕〔穀梁伝〕では夏、〔公羊伝〕では春の狩猟をいう。苗裔(びようえい)のように遠孫の意に用いるのは、秒・渺の声義に用いたものであろう。南方の苗族は古くは江南の地の東西の山地に居り、北方と対峙する雄族であった。

[訓義]
1. なえ、草木のなえ、穀物のなえ、穀物。
2. かり、かりして祭る。
3. すえ、あと、苗裔、遠孫。
4. もろもろ、たみ。
5. 苗人、苗族。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 狩なり。生をと曰ふ。夏の時を以て狩するを加利須(かりす)と曰ふ 〔名義抄〕 ナベ・カリ・カリス

[語系]
・杪・秒・眇・渺・妙・miは同声。標piは〔説文〕六上に「木の杪末(べうまつ)なり」とあり、みな秒末・微少の意があり、眇(びよう)声。票(ひよう)声の字にときに渺の意がある。

[熟語]
苗胤・苗裔・苗稼・苗戸・苗茨・苗子・苗嗣・苗狩・苗緒・苗牀・苗条・苗稚苗田・苗圃・苗米・苗末・苗脈・苗猟
[下接語]
秧苗・禾苗・夏苗・嘉苗・稼苗・穀苗・三苗・山苗・種苗・苗・黍苗・場苗・蚤苗・稲苗・麦苗・晩苗・薬苗・養苗・立苗・良苗・黎苗

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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