コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

鴻之舞鉱山 こうのまいこうざん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鴻之舞鉱山
こうのまいこうざん

北海道北東部,紋別市市街地の南方約 25kmにあった金銀鉱山。藻鼈川(もべつがわ)の上流河谷に位置する。1915年発見。1917年住友金属鉱山に移管され,翌 1918年から出鉱。鉱山集落,精錬所,沈殿池がある。新第三紀層を火山岩が貫いた浅熱水性鉱脈で,金銀を含む石英脈が鉱床。1971年鉱山合理化のため規模を 3分の1に縮小。年生産目標を,金 320kg,銀 9.7t,鉱石処理は 1日 220tとした。金産出量で日本一を誇っていたが,金の自由化を機に,1973年閉山

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

こうのまい‐こうざん〔コウのまひクワウザン〕【鴻之舞鉱山】

北海道北東部、紋別(もんべつ)市にあった金銀鉱山。昭和48年(1973)閉山。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

鴻之舞鉱山【こうのまいこうざん】

北海道紋別市南部,北見山地中にある金・銀鉱山。1915年発見,1941年には金2478kg,銀4万6225kgを産し,東洋一の金鉱山に発展。第2次大戦中は軍需優先の金山整備により休山したが,1949年再開,1955年には年産精金量としては最高の2980kgを記録。しかしその後は採鉱量が減少し,1973年閉山した。
→関連項目鯛生鉱山高玉鉱山

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

こうのまいこうざん【鴻之舞鉱山】

北海道紋別市鴻之舞にある金鉱山。住友金属鉱山の経営。1915年の発見以来,73年の閉山までに100t以上の金を産出し,日本最大の金鉱山といわれた。ケツ岩,凝灰岩互層から成る中新世の鴻之舞層中に数枚の含金銀石英脈が知られている。このうち5号脈は最大で,平均幅10m,走向延長2100m,深さ500mにも及ぶ。金,銀は自然金,自然銀,輝銀鉱濃紅銀鉱などとして産出し,金5~7g/t,銀100~200g/tの品位であるが,さらに,製錬過程で得られる青化沈殿物中に4~5%のセレンが含まれ,回収されていた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

鴻之舞鉱山
こうのまいこうざん

北海道北東部、紋別(もんべつ)市にあった金銀鉱山。鉱床は含金銀石英脈。1915年(大正4)地元民が発見。住友金属鉱山が経営し、最盛期の1941年(昭和16)には年間金2.5トンの産出をみて、日本一を誇った。1973年に閉山。[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の鴻之舞鉱山の言及

【北見山地】より

…山地周辺の山麓には周氷河性の緩斜面が各所に発達している。火成作用によって生成された金属鉱床があり,かつては日本有数の産出量を誇った金,銀の鴻之舞鉱山や水銀のイトムカ鉱山が操業していたが,ともに1973年閉山した。山地の大部分は国有林で,天然林が多い。…

※「鴻之舞鉱山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

鴻之舞鉱山の関連キーワード北海道紋別市鴻之舞北海道紋別市紋別(市)銀星石

今日のキーワード

グランピング

「グラマラス(Glamorous)」と「キャンピング(Camping)」を掛け合わせた造語で、ホテル並みの設備やサービスを利用しながら、自然の中で快適に過ごすキャンプのこと。従来型のキャンプとは一線を...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

鴻之舞鉱山の関連情報