黙止(読み)モクシ

デジタル大辞泉 「黙止」の意味・読み・例文・類語

もく‐し【黙止】

[名](スル)黙ったままでいること。
「其次を言わんとして忽ち―し」〈織田訳・花柳春話
[類語]むっつり黙る黙りこくる沈黙押し黙る黙する黙り込む無言黙黙だんまり箝口かんこう緘黙かんもく無口寡黙寡言黙秘うんともすんともノーコメント口を閉ざす口を閉じる口を結ぶ口をつぐむ口を塞ぐ口を封じる口が重いおくびにも出さないむすっと黙過もっか完全黙秘口重くちおも口重い暗黙言い渋る言い兼ねる言い淀む口ごもる言わず語らず口が堅い言葉を呑む言を左右にする口を濁す言葉を濁す

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精選版 日本国語大辞典 「黙止」の意味・読み・例文・類語

もく‐し【黙止】

  1. 〘 名詞 〙 口をつぐんでそのままにしておくこと。無言ですますこと。
    1. [初出の実例]「別白、可怜之意不黙止、聊述四詠擬睡覚」(出典万葉集(8C後)一八・四一二八・題詞)

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